スレオニンの評価 A
スレオニン
たんぱく質は人間の体を構成している組織(皮膚、筋肉、臓器、髪など)の材料となっています。
このほかにも酵素やホルモンの材料などにもなっていて、たんぱく質は体内にさまざま形で存在しています。
人間の「体を作る」たんぱく質は主に20種類のアミノ酸でできています。20種類のアミノ酸が数十~数百個以上結合し、機能の異なるたんぱく質を形成しています。
筋肉、皮膚、髪などが同じたんぱく質からできているのに形態や性質が違っているのは、20種類のアミノ酸の組み合わせが異なるからです。
必須アミノ酸(9種類)は体内で合成できないアミノ酸で、非必須アミノ酸(11種類)は体内で合成できるアミノ酸です。
必須アミノ酸は体内で合成できないため食事などから体内に取り入れる必要があります。
一方、非必須アミノ酸は合成できますが、体内で重要な役割を果たしていることが多く不足することがあります。こちらも食事などから積極的に取り入れる必要があります。
スレオニンは必須アミノ酸に分類されます。
人間のたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち一番最後に発見されたアミノ酸として知られています。
スレオニンは英語表記で「threonine」となるので、トレオニンとも呼ばれることもあります。読み方が単に違うだけで、どっちらの呼び方が主流とかはありません。スレオニン=トレオニンだとと考えてください。
スレオニンの摂取目的
スレオニンの一番の摂取目的は「肌(美肌)」です。
髪 「白髪」★☆☆
肌 「美肌」★★★
肌 「美白」☆☆☆
体型「筋肉」★★☆
体型「ダイエット」★☆☆
体力「普段」★★☆
体力「夜のほう」★☆☆
★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることを特にお勧めする 一番の摂取目的としている
★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることをお勧めする 摂取目的としている
★★☆ このカテゴリーを摂取目的とするのは十分アリ 摂取目的の一つとしている場合もある
★☆☆ 何らかの効果があるのでこのカテゴリーを摂取目的としてもいい 個人的に摂取目的としていない
☆☆☆ このカテゴリーに対する効果は期待しないほうがよい 摂取目的とする必要はないと思っている
スレオニンの効果・効能
肌
スレオニンは肌に深く関係しているアミノ酸です。「コラーゲンの合成材料」、「NMFの構成成分」という2点が美肌作りに関係してきます。
コラーゲン
人間の皮膚は大きく3層にわかれています、外側から順に表皮、真皮、皮下組織という順になっています。
真皮には肌を支え、肌のハリ、弾力、潤いを保つ働きがあります。この役割を主に担っているのが真皮層にある3つの成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)とそれらを生み出す繊維芽細胞です。
肌の真皮層の絵です。丸いものは繊維芽細胞、紫の薄い線はコラーゲン、そのつなぎ目にある濃い紫の線はエラスチン、それ以外の部分はヒアルロン酸などです。
コラーゲンは真皮全体の約70%(水分除く)を占めていて肌のハリや弾力にとってもっとも重要な成分です。
コラーゲンは18種類のアミノ酸が繋がりあってできているたんぱく質です。
スレオニンはこのコラーゲンの構成成分の一つです。
コラーゲンのアミノ酸組成
※スレオニンはその他にあてはまり全体の約2%を占めています。数値は諸説あり
NMF
NMFはnatural moisturizing factorの頭文字を取った略語で、日本語では天然保湿因子と呼ばれています。NMFは肌の角質層の保湿において大きな役割を果たしています。
皮膚の一番外側(空気に触れる側)にある表皮は「角質層」、「顆粒(かりゅう)層」、「有棘(ゆうきょく)層」、「基底層」の4つの層で構成されています。
表皮は外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層構造に分けられています。
人間の皮膚は、厚さが約2㎜で、そのうち表皮は0.2㎜です。表皮のうち角質層はわずか0.02㎜しかありません。わずか0.02㎜しかない角質層ですが、空気に直接触れる部分であるため肌の「保湿」「バリア」といった重要な機能を果たしています。
角質層は角質細胞と細胞間脂質で構成されています。
薄い青みがかった部分が角質層で、角質細胞はその中にある楕円形の肌色の丸です。そのまわりを満たしている薄い青の部分が細胞間脂質です。
角質細胞は肌のターンオーバーにより角化した細胞(死んだ細胞)で、主にケラチンという繊維状のたんぱく質で構成されています。ケラチン繊維の間にNMFが存在し水分を抱え込んで肌の潤いを保つ働きをしています。
肌の保湿は3つの要素で成り立っており、それがNMF(水分を含み保持する役割)、細胞間脂質(肌の中に水分を留め、NMFを安定させる役割)、皮脂膜(水分の蒸発を防ぐ役割)です。
保湿のための重要な要素の一つNMFは主にアミノ酸でできてます。構成成分の半分以上はアミノ酸です。
※数値は諸説あり※PCAとはピロリドンカルボン酸のことで、非必須アミノ酸のグルタミン酸の代謝物です。アミノ酸の一種と考えてください。
そしてNMF内のアミノ酸の構成比率は次です。
※数値は諸説ありスレオニンはNMF内のアミノ酸の構成成分の一つで約7%の割合を占めています。
肌の保湿に深く関連している成分といえます。
コラーゲン、NMFの構成成分であるスレオニンは肌のハリ、弾力、潤いに関わっているといえ、美肌作りに導くアミノ酸の1つといえます。
髪
髪はケラチンというたんぱく質が主成分です。髪の毛の90%以上はケラチンでてきています。
ここでのケラチンは上記、肌の段落で登場したケラチンとは別物と考えてください。
ケラチンは硬ケラチンと軟ケラチンの2種類があり18種類アミノ酸の構成率が異なっています。
硬ケラチンはイオウが多く含まれてるのが特徴です。髪の毛や爪に含まれています。燃やすと独特のにおいがします。
軟ケラチンはイオウの含有量が少なく、脂質が多いのが特徴で、先ほど話した角質層にあるケラチンが軟ケラチンにあてはまります。
スレオニンは髪のケラチンを構成しているアミノ酸の一種です。
その比率も6~7%という数値で、18種類のアミノ酸のうち上位7位内に入ります。
スレオニンは必須アミノ酸に分類され、必ず食事などから摂取する必要があります。不足していると健康な髪が作られないと考えてください。
脂肪肝
脂肪肝とは肝臓の病気の一つで肝臓に脂肪が多く蓄積されることをいいます。具体的には肝細胞の30%以上に脂肪がたまっている状態のことをいいます。
脂肪肝は自覚症状があまりなく、日本人の3~4人に1人が潜在的に抱えているといわれています。脂肪肝が進行すると肝炎に、さらに進むと肝硬変になります。さらに一部が肝臓ガンにつながる危険性もあります。
スレオニンには代謝を促す働きがあります。肝臓の代謝、脂質の代謝を促進して、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎます。スレオニンを摂取することで脂肪肝予防の効果が見込めます。
成長
スレオニンは動物の成長を司る因子です。20種類のアミノ酸のうち最後に発見されましたが、それは動物の成長因子を探求している過程で見つかったという経緯があります。
新陳代謝を活発にし細胞の生まれ変わりを促して成長を促進する働きをします。
スレオニンのサプリメントによくあるキャッチフレーズ集
- 体内で合成できない必須アミノ酸
- 保湿に大事なNMF(天然保湿因子)の構成成分
- 脂肪肝の予防に
- 肌のハリ、弾力、潤いに関わるアミノ酸
- 成長を司るアミノ酸として注目
スレオニンの摂取量、不足、過剰
不足すると食欲を低下させるので栄養不良の悪循環を招きます。結果、体重減少や貧血を引き起こすことになります。
スレオニンの豆知識
糖原性アミノ酸は糖質に変化してエネルギーと利用される性質をもつアミノ酸で、ケト原性アミノ酸は脂肪酸やケトン体に変化してエネルギーと利用される性質をもつアミノ酸です。
スレオニンは糖原性アミノ酸です。糖が枯渇した場合の糖新生において、グルコース生成の材料としてつかわれるアミノ酸です。
糖質制限などを行ない血糖値を維持するだけの糖質が体内にない時に、人間の身体はアミノ酸、脂肪、乳酸などからグルコースを作り出し、エネルギーとして利用することが出来ます。このことを糖新生といいます。
ここで摂取するたんぱく質のアミノ酸のバランス、特に体内で合成できない必須アミノ酸のバランスを考えることが重要となります。
というのも食品中のたんぱく質には「桶の理論」というものが存在しているからです。
食品中のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸を桶に見立てたもので、桶の1枚1枚の木の板をアミノ酸、その板の高さがアミノ酸の推奨摂取量に対する割合、桶に貯められる水を体たんぱく質に使われるアミノ酸の量に見立てたものです。
各必須アミノ酸のうち一つでも含有量が少なければ、その部分の板の高さが短くなり、水があふれ出てしまう(=体たんぱく質に十分に利用されない)ことを表しています。
簡単にいうと各必須アミノ酸がその推奨摂取量に対して理想的な割合(=基準値)であれば、体たんぱく質の合成が効率的に行われるということです。
※メチオニンはメチオニン+システイン、フェニルアラニンはフェニルアラニン+チロシンでカウントされます。
例えばアミノ酸スコア50というのは、どれか一つのアミノ酸が基準値の50%にしか達しておらず、その結果他のアミノ酸もその基準値のみしか利用できないことになります。
この場合、基準値が100より低いアミノ酸を制限アミノ酸、一番低いアミノ酸を第一制限アミノ酸といいます。
アミノ酸スコアが低い場合はそれを補うものと一緒に摂取することでスコアのバランスを改善することができます。
この話は次に関係しています。
そのためこれらを飼料に添加して飼料のアミノ酸バランスを整えることをしています。約60年前くらいから飼料にアミノ酸を添加するというのが行われてきましたが、スレオニンの添加が実用化されたのは約30年前くらいで比較的最近です。
スレオニンのイメージ
豚肉
保湿とか肌に良い
スレオニンと相性の良い成分
・必須アミノ酸
スレオニンの勝手にランキング
スレオニンのレーダーチャート解説
- 6
このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる - 5
このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる - 4
このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる - 3.5
このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない - 3
このカテゴリーになんらかの効果があるもの - 2
このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる - 1
このカテゴリーとは関係ないと思われる
※4以上が摂取目的となっているカテゴリー
スレオニン 総合評価 A 13.5
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS 18点
S 16点以上
A+ 14点以上
A 12点以上
B+ 10点以上
B 9点以下
髪(薄毛) 評価4
髪の主成分はケラチンというたんぱく質です。90%以上はケラチンでできています。ケラチンを構成しているのは18種類のアミノ酸です。スレオニンがケラチンにしめる比率は6~7%という数値で、18種類のアミノ酸のうち上位7位内に入ります(数値は諸説あり)。
スレオニンはケラチンの合成には欠くことのできないアミノ酸の一種で、また必須アミノ酸のため不足することなくとり入れる必要があります。植物性たんぱく質にはあまり含まれていないため米や野菜が中心の食生活を送っている人は不足しがちな成分です。髪の健康を考えた場合、スレオニンが多くふくまれている肉などの動物性たんぱく質を多くとることを意識してください。
ただスレオニンを摂取すれば発毛、育毛するのではなく、足りなければケラチンの合成が上手くいかず髪が健康的でなくなると考えてください。
肌(美肌) 評価5.5
美肌作りを目指している方はスレオニンが不足しないように意識してたんぱく質を摂取してください。というのもスレオニンは肌の美肌成分であるコラーゲンの材料や肌の保湿に大切なNMFの構成成分であるからです。特に保湿のほうに関わっています。
NMFは天然保湿因子と呼ばれ人間がもともと持っている保湿成分です。角質層の角質細胞の中に存在し、水分を保持する役割をしています。NMFの40%以上はアミノ酸で構成されていますが、スレオニンはそのうち7%を占めています。
スレオニンは4番目に多く含まれているだけでなく、2番目に多く含まれているグリシンの原料ともなっています。ちなみにグリシンは1番多いセリンの原料です。
つまり スレオニン→グリシン→セリン こういった流れで代謝されています。こう見ると美肌において重要であることがわかります。
体型(筋肉)評価4
スレオニンは、必須アミノ酸に分類されます。必須アミノ酸は筋肉にとって重要で(もちろん筋肉以外も)不足していると筋たんぱく質の合成が上手くいきません。必須アミノ酸は体内で作ることができず食事などから必ず取り入れる必要があります。
体力(普段)評価4
スレオニンには代謝を促進する働きがあります。また糖新生において、グルコース生成の材料としてつかわれるアミノ酸です。なのでエネルギーを作り出すことにも関係しているといえます。
脂質の代謝を促し脂肪肝を予防するので、生活習慣病の予防にもなります。
その他(成長ホルモン)評価3.5
スレオニンをその他の項目のうち、どれにあてはまるかと考えた結果、苦渋の決断で成長ホルモンとしました。ただし、スレオニンを摂取することが成長ホルモンの分泌促進にすごく関わっているというわけではありません(関わっていると思いますが)。
新陳代謝を促し、成長を促進する栄養成分で有名なためこの項目にいれました。
成長ホルモンの分泌促進は新陳代謝を促すことにもなるので、「遠からず」あてはまるという感覚でこの項目に入れました(他にあてはまる項目が思いつかなかったため)。
スレオニン雑感
「アミノ酸スコア」という食品中のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸のバランスを見る指標があります。豆知識に簡単に書きましたのでよろしければご覧ください。
ようは必須アミノ酸のバランスがとれていれば体たんぱく質の合成での利用効率が良くて、バランスがとれていなければ良くないということです。
で、このアミノ酸スコアにおいて必須アミノ酸のうち一つでも基準値に達していないと、他の必須アミノ酸もその基準値になってしまい、どんなに多くとっても無駄になってしまうという恐ろしい理論があります。
俗にいうアミノ酸の桶の理論です。
必須アミノ酸一つ一つを桶の板に見立て、板のうちどんなに長いやつがあっても、短いものが一枚でもあれば水がそこまでしか入らないというやつです。
ここでいう水とは体たんぱく質に使われるのアミノ酸の量のことです。
桶の板がいくら長くても水は短い板に合わせてあふれ出ますよね。
この写真をみていただければなんとなく想像がつくと思います(おそらく本物の桶の写真を使って、アミノ酸の桶の理論を説明しているサイトはこのくそブログしかないでしょう・・・どんなに探してもないのですアミノ酸の桶の理論の無料画像が・・・)。
9種類の必須アミノ酸はおのおの基準値があります。そして食品たんぱく質中の窒素1gあたりに占める必須アミノ酸量(mg)がその基準値に比べてどれくらい含まれているかを評価した数値というのがスコアなのですが・・・、
わけわからないのでとにかくここでは深く考えず単に各々の必須アミノ酸に「基準値(推奨されている量)」があるということ考えてください。スコアは基準値(推奨されている量)に対する割合と考えてください。
食品に含まれている必須アミノ酸すべてが基準値を満たしていれば、アミノ酸スコア100となります。すべての必須アミノ酸が体たんぱく質の合成に有効活用されるというわけです。
とりあえず食べるたんぱく質がアミノ酸スコア100であればいいのですが、必須アミノ酸のうちの1つが基準値の半分50しかみたしていない場合というのもあるのです。
その場合は、その食品のアミノ酸スコア50となり、他の必須アミノ酸もつられて半分しか活用できないということになります。
他が100あろうが、150あろうが無駄になるという話です。
例えば必須アミノ酸のリジンが基準値の50%しかみたしてなければ、他のも基準値の50%分しか活用できないということになります。ちなみにスコア100を切っているアミノ酸を制限アミノ酸、一番低い値のやつを第一制限アミノ酸といいます。
つまり第一制限アミノ酸に全部つられるというわけです。
恐ろしや~ 恐ろしや~です。
ともかく体たんぱく質を合成する際には必須アミノ酸のうち一番低いアミノ酸のレベルに合わせられるため、必須アミノ酸がバランスよく含まれている良質なたんぱく質を選ぶことがが重要ということです。
肉とか魚とか卵が当てはまります。
まあ俗にいう動物性たんぱく質と呼ばれるものたちです。
で問題はここからです。
一番低いアミノ酸のレベルに合わせられるってなにも不足のケースだけではありません。例えば必須アミノ酸のうちいくつかをどんなに過剰に摂取しようが、結局は最も低い必須アミノ酸のレベルに合わせられることになります。
今回2度目の桶登場です。
まさにその話がこれで、出っ張ている部分が多くとっている必須アミノ酸だとすると低い部分に合わせられるためそこまで(低い部分)しか水が溜まらないことになるというわけです。
ということで一部を過剰にとっても無駄になるということです。
うん?
一番低い基準値のアミノ酸レベルに合わせられてしまう?
・・・・・
・・・・・
私は必須アミノ酸のうち単体のサプリで取っているものもあります。
必須アミノ酸のうち普段の食事から足りていないものを補足するためではなくです。
そこそこ多めにとっています。
この必須アミノ酸たちはいったい体内でどうなってしまっているのでしょうか・・・
今回3度目の桶登場です。まさしくこの写真の通りなのでしょうか・・・
なんか水がこぼれ落ちていくイメージができる・・・
・必須アミノ酸は9種類
必須アミノ酸は9種類あります。
バリン、ロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジンです。
このうちリジン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファンは単体でとっています。またバリン、ロイシン、イソロイシンはBCAAとして別途とっていますし、これからロイシンを単体でも取ろうと思います。
一方でスレオニンは単体でとっていませんし、これからも取りませんし、そもそも海外のやつでもあまり売っていません。
※ヒスチジンに関しては別途ヒスチジンのレビューで言及します。
1食品にふくまれているアミノ酸スコアというのではなく、
仮に1日の私の体内に取り入れているたんぱく質(必須アミノ酸)トータルをアミノ酸スコアで考えた場合
たぶん リジン180 メチオニン170 フェニルアラニン150、トリプトファン150・・・・スレオニン100とかになっていると思います。
で、これをさっきのアミノ酸の桶の理論で考えると・・・
一番低い数値であるスレオニン100のほうにみんな引っ張られすべてが100になる、
いっぱいとっていても無駄になるということになります。
うぎゃー
もうお気づきのかたも多いかと思いますが、自分は鼻からこの考えを取っ払っています。
取っ払っているというか深く考えないようにしています。
ともかくアミノ酸スコアとか桶の理論は体たんぱく質合成の際の利用効率のことだけを指しているのだと考え、あくまでもスコアが100以上であればいい。例え、残りが無駄になろうと、100以上であれば体たんぱく質はしっかりと作られるものだと考えています。
アミノ酸スコア100のものだけで、とにかく各々必須アミノ酸の1日に必要とされる量を満たせばいいのだと考えてしまっています。
ここでのアミノ酸スコア100のものっていうのがプロテインやアミノ酸複合サプリ、普段の肉とか魚とか卵の食事です。
とりあえずこれらで間違いなく体たんぱく質は合成されているだろうと・・・・
じゃあ単体サプリでなぜとっているのかって?
単体のアミノ酸には、たんぱく質合成に利用される以外にも各々重要な役割があります。
単体でとっているアミノ酸はその効果を期待してとっているのです。
・・・・・
・・・・・
と言い聞かせています。
まあ例え無駄になろうとも多めにとっておいたほうがいいじゃないですか?体たんぱく質の合成のことを考えると・・・念のために・・・
特にリジンなんか第一制限アミノ酸になりやすいので、単体で多めにとってもいいのではないかと思っています。
えーと
今回はスレオニンの話でした。
スレオニン・・・
スレオニン・・・
スレオニン・・・
スレオニンは普段の食事からもとっていいますし、プロテインからもとっていますし、アミノコンプリートからもとっています。意外なとこでいうとローヤルゼリーのサプリからもとっています。
なので絶対不足はしていません。
ただです。他の必須アミノ酸の比べると多く取り入れていない必須アミノ酸です。おそろらく1,2位を争うぐらい取り入れていないやつです。ちなみにビリを争っているのがヒスチジンです。
アミノ酸の桶の理論で考えると、足を引っ張っている(基準値を下げている)必須アミノ酸といえます。
まあ先ほども言いましたがアミノ酸の桶の理論とか、アミノ酸スコアとかの考えは都合よく取っ払っているし、絶対不足していないし・・・
ということで今回はなにがいいたいのかというと、
スレオニンはとってはいるけど、あんまり重視していないということと
格差社会と呼ばれる現代、私の体内でも必須アミノ酸内でかなりの格差が生まれているということです。
・・・・・
・・・・・
えーと補足です。
今回のアイキャッチ画像にローヤルゼリーを使用しました。理由は「ローヤルゼリーにはスレオニンをはじめ9種類の必須アミノ酸が豊富に含まれている」ということと「最近プロテインとアミノコンプリートの写真を乱用しすぎてしまった」からです。
ぶっちゃけると必須アミノ酸摂取のためローヤルゼリーを取るのってアリだと思います。特にプロテインとか飲むと腹下すかたとかにお勧めです。
ちなみに自分は必須アミノ酸摂取のためにローヤルゼリーはとっていません。