共役リノール酸(CLA)

共役リノール酸(CLA)の評価 S

共役リノール酸(CLA)

共役リノール酸は英語表記でConjugated Linoleic Acidとなりその頭文字をとってCLAとも呼ばれます。
不飽和脂肪酸の一種で、多価不飽和脂肪酸に分類されます。
多価不飽和脂肪酸の代表的な脂肪酸としてリノール酸が存在しますが、共役リノール酸(CLA)はリノール酸の異性体です。
リノール酸の異性体のうち炭素のつながりで共役二重結合をもっているものの総称を共役リノール酸(CLA)といいます。

共役リノール酸(CLA)を理解するうえで脂肪酸に関する知識が必要になるので簡単にまとめてみます。

 

・脂肪酸
脂肪酸は炭素、水素、酸素の3原子で構成され、炭素が鎖状につながった一方の端にカルボキシ基(ーCOOH)がついた構造をしています。
脂肪酸は炭素の数炭素のつながりによって様々な種類にわけることができます。

炭素の数、つながりのイメージです。黒〇を炭素だと考えてください。

 

 

 

 

①炭素数→短鎖、中鎖、長鎖
まず炭素の数で短鎖、中鎖、長鎖にわけることができます。
炭素数が7以下が短鎖脂肪酸、8~12を中鎖脂肪酸、13以上を長鎖脂肪酸といいます。

生体に存在する脂肪酸の炭素数はほとんどすべて偶数となっています。なので炭素数が6以下が短鎖脂肪酸、8~12を中鎖脂肪酸、14以上を長鎖脂肪酸と定義することもあります。

注意
炭素数が6以下が短鎖脂肪酸、8~10を中鎖脂肪酸、12以上を長鎖脂肪酸と定義することもあります。
そのため炭素数が12の脂肪酸(ラウリン酸)が中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸どちらに分類されるかは、HPや書物によりけりです。

②炭素のつながり→飽和、不飽和
そして炭素のつながりかたによって大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類することができます。
脂肪酸には炭素と炭素のあいだに、2つの手でつながれているもの(=二重結合)があります。
分子内の炭素鎖に二重結合がない脂肪酸を飽和脂肪酸二重結合がある脂肪酸を不飽和脂肪酸といいます。

黒〇が炭素だと考えてください。2つの手でつながれているのが二重結合です。

 

 

 

①で述べた炭素数による分類にあてはめると
飽和脂肪酸は短鎖、中鎖、長鎖脂肪酸の3つに分けることができ、
不飽和脂肪酸はいづれも炭素数が18以上なので長鎖脂肪酸にあてはまります。
一般的に食事中に食べる油脂の多くは長鎖脂肪酸です。

つぎからは不飽和脂肪酸のみの話となります。

③二重結合の数→一価、多価
不飽和脂肪酸は二重結合の数でも分類されています。
二重結合が1つあるものを一価不飽和脂肪酸二重結合が2つ以上あるものを多価不飽和脂肪酸としています。

④二重結合の位置→n-3系、n-6系
多価不飽和脂肪酸は二重結合に位置によってさらにn-3系多価不飽和脂肪酸n-6系多価不飽和脂肪酸にわけることができます。
炭素が鎖状につながっているなかで、メチル基末端(ーCH3)から数えて3個目の炭素に最初の二重結合があるものがn-3系多価不飽和脂肪酸、6個目の炭素に最初の二重結合があるものがn-6系多価不飽和脂肪酸です。

n-3系多価不飽和脂肪酸の例 CH3-CH2ーCHCH・・・・・ーCOOH

n-6系多価不飽和脂肪酸の例 CH3-(CH2)3ーCH2-CHCH・・・・・ーCOOH

※脂肪酸は末端にメチル基(ーCH3)、もう一方の末端にカルボキシル基(ーCOOH)をもつ構造をしています。

以上を踏まえてもう一度共役リノール酸について説明します。

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・共役リノール酸(CLA)

①炭素数 
共役リノール酸(CLA)は炭素数が18のため長鎖脂肪酸に分類されます。

②炭素のつながり
共役リノール酸(CLA)は分子内に二重結合をもっているため不飽和脂肪酸に分類されます。

③二重結合の数
共役リノール酸(CLA)は分子内に二重結合を2個有するため多価不飽和脂肪酸に分類されます。

ここまではリノール酸とどうようです。

④二重結合の位置
リノール酸はメチル末端から数えて6番目と7番目、9番目と10番目の間に二重結合がありますが、

CH3-(CH2)4ーCH=CHーCH2ーCH=CHー(CH2)7ーCOOH

共役リノール酸の一種(10、12-)はメチル末端から数えて6番目と7番目と8番目と9番目に二重結合を有しその間(7番目と8番目)が単結合でつながっています。

CH3-(CH2)4ーCH=CHCH=CHー(CH2)8ーCOOH

この並びの状態を共役二重結合といいます。

※共役リノール酸の一種(10、12-)と記載しましたが、共役リノール酸には種類があります。(10、12-)に関しては次の段落で説明します。

共役二重結合
分子内に二重結合が2つある炭素鎖が、二重結合単結合(一重結合)二重結合と交互に並んでいる状態をとっている場合、それを共役二重結合といいます。

ーCH=CHーCH=CHー

 

 

 

 

・共役リノール酸(CLA)の代表 9cis、11trans型と10trans、12cis型

メチル末端という言葉を使わずにもう一度説明します。今度はカルボキシル基側が基点となります。

リノール酸はカルボキシル基(ーCOOH)から数えて、9位と12位に二重結合を有している構造をしています。
共役リノール酸はカルボキシル基(ーCOOH)から数えて、9位と11位(あるいは10位と12位など)に二重結合を有している構造しています。

共役リノール酸(CLA)の種類
共役リノール酸の共役二重結合の位置はカルボキシル基(ーCOOH)から数えて、9位と11位、10位と12位の他に7位と9位、8位と11位、11位と13位などにあり現在では28種類あるといわれています。

リノール酸はいずれもシス型(cis)で配置されていますが、
共栄リノール酸は片方がシス型(cis)、もう一方がトランス型(trans)あるいは両方シス型、両方トランス型で配置されています。

共栄リノール酸の代表的なものは9cis、11trans型(9cis、11trans-CLA)10trans、12cis型(10trans、12cis-CLA)です。
このようにリノール酸の位置異性体、幾何異性体を総称して共役リノール酸(CLA)といいます。

シス型とトランス型
不飽和脂肪酸には炭素間の二重結合のまわりの構造の違いでシス型(cis)トランス型(trans)にわかれています。
炭素の二重結合の同じ側に2つの水素があるのをシス型、二重結合に対して反対側に2つの水素があるのをトランス型といいます。
次の絵を黒〇を炭素原子、白〇を水素原子としてみてください。

炭素の二重結合の同じ側に2つの水素があるのでシス型です。

 

 

 

 

 

こちらは炭素の二重結合に対して反対側に2つの水素があるのでトランス型となります。

 

 

 

異性体
物質を構成する各原子数は同じであるが構造が違う化合物のことを言います。大きく構造異性体と立体異性体に分類できます。
簡単にいうと構造異性体とは分子の結合の順番が異なるもので、立体異性体は構成原子は一緒で立体的な位置関係(空間的な配置)が異なるものです。
位置異性体
構造異性体の一種、リノール酸でいえば二重結合の位置が異なるものがリノール酸の位置異性体ということなります。
幾何異性体
立体異性体の一種、リノール酸でいえば炭素間の二重結合のまわりの構造(シス型orトランス型)が異なるものがリノール酸の幾何異性体ということになります。

共役リノール酸(CLA)の有する生理機能はそのほとんどが9cis、11trans-CLAと10trans、12cis-CLAによるものです。
そのため市販されている共役リノール酸(CLA)のサプリメントに含まれているCLAはほぼ9cis、11trans-CLAと10trans、12cis-CLAで、半々の割合で配合されています。

今回の共役リノール酸(CLA)の栄養成分レビューは9cis、11trans-CLAと10trans、12cis-CLAのことだと考えてください。

共役リノール酸(CLA)の摂取目的

共役リノール酸(CLA)の摂取目的は「体型(ダイエット)」です。

 摂取目的 
髪 「薄毛」★☆☆
髪 「白髪」★☆☆
肌 「美肌」★☆☆
肌 「美白」★☆☆
体型「筋肉」★★★
体型「ダイエット」★★★

体力「普段」★★★
体力「夜のほう」★★☆
その他「抗酸化」★★☆
摂取目的の見方

★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることを特にお勧めする 一番の摂取目的としている   

★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることをお勧めする 摂取目的としている

★★☆ このカテゴリーを摂取目的とするのは十分アリ 摂取目的の一つとしている場合もある

★☆☆ 何らかの効果があるのでこのカテゴリーを摂取目的としてもいい 個人的に摂取目的としていない  

☆☆☆ このカテゴリーに対する効果は期待しないほうがよい 摂取目的とする必要はないと思っている

共役リノール酸(CLA)の効果・効能

ホルモン感受性リパーゼ活性化脂肪燃焼
共役リノール酸(CLA)は、ダイエット効果が非常に高い成分です。なぜならホルモン感受性リパーゼを活性化する働きがあるからです。

脂肪の分解には脂肪分解酵素のリパーゼが関わっています。リパーゼといってもそれ一つでなく大きくリポたんぱく質リパーゼ、ホルモン感受性リパーゼ2種類にわけることできます。各々その性質に最も適した場所で異なる役割を果たしています。

  • リポたんぱく質リパーゼ(LPL)
    脂肪細胞外に存在。肝臓以外の毛細血管の血管内皮細胞に存在する。血液中のリポたんぱく質に含まれている中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセリンに分解する。分解されてできた遊離脂肪酸を脂肪細胞内にとりこみやすくする
  • ホルモン感受性リパーゼ(HSL)
    脂肪細胞内に存在。脂肪細胞に蓄積された中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセリンに分解し血液中に放出させる。放出された遊離脂肪酸は骨格筋などのエネルギー源として使われる

リポたんぱく質リパーゼが活性化されると中性脂肪の貯蔵が促進され、
ホルモン感受性リパーゼが活性化されると中性脂肪の分解が促進されます。

CLAにはホルモン感受性リパーゼを活性させる働きがあります。またリポたんぱく質リパーゼの活性を抑制する働きもあります。
CLAを摂取すると脂肪の蓄積を抑えつつ脂肪燃焼が促進されるので、効率的に痩せることができます。

インスリン感受性の向上→筋肉増強
体内に取り入れられた糖質はブドウ糖に分解され、小腸に吸収され血流に乗って全身の細胞に運ばれエネルギーとなります。このとき血液中のブドウ糖をエネルギーに変えるのはインスリンです。
食事によって血糖値が上がるとすい蔵のβ細胞からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンの働きによって血液中のブドウ糖が標的臓器の細胞に取り込まれエネルギーに利用されたり、エネルギーの貯蔵物質に変換されたりします。
インスリンが標的とする臓器には優先順位があり、それが①骨格筋②肝臓③脂肪組織です。

インスリンの働きが弱まると骨格筋へのブドウ糖の取り込みがへって、脂肪細胞に働きかける割合いが高まってしまいます。つまりインスリンの感受性が低下すると脂肪蓄積が促進されてしまうことになります。
逆にいえばインスリン感受性を向上させることは骨格筋へのブドウ糖の取り込みが増え筋肉増強につながることになります。
共役リノール酸(CLA)にはインスリンの働きを高める作用があります。

カルニチンの働きをサポート→脂肪燃焼、エネルギー産生
体脂肪を燃焼させる」というのは、体内に溜まっている中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解させて、その脂肪酸をエネルギーに変えることをいいます。
脂肪酸をエネルギーに変える場所はミトコンドリアという細胞小器官です。ミトコンドリア内にあるTCA回路でエネルギーが作られます。なのでミトコンドリアは細胞のエネルギー産生工場といわれています。

ミトコンドリアは細胞内にある緑のソーセージのようなものです。

 

 

 

 

ミトコンドリアは外膜と内膜の二重の生体膜で構成されています。

外膜はおおもとの周り、内膜は中にあるくねくねの周りを覆っているものです。

 

 

 

エネルギー源となる栄養素はこの二重の膜を通過して、ミトコンドリアのマトリックスに存在するTCA回路でエネルギー物質であるATPに変換されます。
マトリックスとは上記の絵で内膜に囲まれている内側の部分です。

脂肪酸をエネルギーに変えるには燃焼させる場所(マトリックス)まで運ばなければなりませんが、脂肪酸のままでは内膜を通過することができません

この時に重要な存在となるのがL-カルニチンです。脂肪酸はL-カルニチンと結合することで内膜を通過することが出来きます
なのでL-カルニチンは脂肪酸の運搬役として欠くことはできない栄養成分といえます。

共役リノール酸(CLA)はL-カルニチンの脂肪燃焼効果をサポートする成分です。そのため一緒に摂取することで脂質のエネルギー代謝が促進されダイエット効果が高まります。
それではCLAがL-カルニチンをどういった形でサポートするかを説明します。

①脂肪分解に関わるリパーゼを活性化
中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセリンに分解し血液中に放出させ、その遊離脂肪酸を細胞内にあるミトコンドリアに取り込むというのが脂質のエネルギー代謝です。脂肪を分解しないことには、脂肪燃焼のスタートラインにたつことができません。
脂肪分解に関わる酵素がリパーゼです。リパーゼのうち体脂肪分解にかかわるっているのはホルモン感受性リパーゼです。このリパーゼを活性化させるのはCLAです。脂肪を細かくすることでL-カルニチンの運搬の働きをサポートしているといえます。

②アシルカルニチンへの変換促進
さきほど脂肪酸のままでは内膜を通過することができず、カルニチンと結合することで通過することできると話しました。もう少し具体的に話します。
脂肪酸は細胞質ではアシルCoAの状態で存在しています。脂肪酸アシルCoAが細胞質からミトコンドリア内膜に入る際は、一時的にカルニチンと結合し脂肪酸アシルカルニチンの状態になっています。
つまり脂肪酸アシルCoA→脂肪酸アシルカルニチンに変換することで脂肪酸は燃焼させる場所(マトリックス)に入ることができます。

脂肪酸アシルCoA→脂肪酸アシルカルニチンの反応はミトコンドリア外膜にあるCPT-1という酵素により触媒されます。

CPT-1
カルニチンアシルトランスフェラーゼ₋1のことでアシルCoAとカルニチンをアシルカルニチンに変換する酵素です。

つまりCPT-1の活性が高まると脂肪酸のミトコンドリア内への運搬が増加し、脂肪の燃焼が促進されることになります。
CLAはCPT-1を活性化させる働きがあります。
なのでCLAを摂取すると脂肪酸とカルニチンの結合が活性され、脂質のエネルギー代謝が促進されることになります。

抗酸化作用→病気・老化予防
活性酸素は「酸化させる力」が非常に強い酸素のことで、その強い力で体内に侵入したウイルスや細菌を除去する働きがあります。適量ならば細胞を守りますが、体内で過剰に発生すると体内にある細胞のDNAやたんぱく質、脂質、糖質などを酸化させてしまいます。
例えば
細胞膜が酸化されると細胞膜の機能が衰え細胞自体が働かなくなります。
細胞内にあるDNAが酸化されるとガン細胞に変わってしまいます。
血液中にあるLDLコレストロールが酸化されると動脈硬化を進行させます。
脳細胞が酸化されると認知症を引き起こします。
目の水晶体内にあるたんぱく質が酸化されると白内障になります。

また肌にある細胞が酸化されるとメラニンが過剰につくられシミが増えます。細胞の外にあるコラーゲンやエラスチンといったたんぱく質が変性ししわが増えます。

体内に過剰に発生した活性酸素を除去することが病気や老化の予防になります。
共役リノール酸(CLA)は活性酸素を除去する抗酸化作用を有しています。

共役リノール酸(CLA)のサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

  • ダイエットを強力にサポート
  • 食べ過ぎが気になる人にとって心強い味方
  • 肥満大国アメリカで注目されている成分
  • 食品にはほとんどふくまれていないため食べ物から取ることが難しい
  • L₋カルニチンと一緒に摂取することで体脂肪をエネルギーに変える

 

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共役リノール酸(CLA)の摂取量、不足、過剰

共役リノール酸(CLA)の摂取量
共役リノール酸(CLA)の1日の目安摂取量は1000~2000mgです。
ただ日本人が1日の食事からCLAを摂取している量は約37.5mgとされており、目安摂取量にはほど遠い数値となっております。
※約200mg/日という説もありますが、いずれにしても目安量には及ばない数値です。

ちなみに日本人がCLAの有する生理作用を得るには1日2300㎎の長期摂取が必要との研究報告もあります。
理由は外国人と比べると日本人は日常的にCLAの摂取量が少なく、そのため血中のCLA濃度が低いからとされています。

 
共役リノール酸(CLA)の不足
リノール酸は必須脂肪酸ですが、その異性体である共役リノール酸(CLA)は必須脂肪酸ではありません。なのでCLAが不足していても他の脂肪酸、とくに不飽和脂肪酸をバランスよく必要量をしっかり摂取していれば、不足による副作用はまったく心配する必要はありません。

ただし効果・効能をご覧いただくとお分かりのようにCLAはすばらしい生理活性作用をもっています。不足しているとこの作用が得られないことになります。
必須脂肪酸ではありませんが、体内でつくることはほとんどできません。また食事から必要量とるのも難しい成分です。
サプリメントを積極的に活用するべきといえます。

 
共役リノール酸(CLA)の過剰
食品から摂取することによる過剰の副作用は特に報告はありません。
サプリメントから過剰摂取することにより排便のトラブル(便がやわらかくなるor硬くなる)が報告されています。サプリメントからの取り過ぎは注意してください。

共役リノール酸(CLA)の豆知識

脂肪酸組成

サプリメントなどで市販されている共役リノール酸(CLA)の脂肪酸組成の大部分は9cis、11trans-CLAと10trans、12cis-CLAで占められています。その割合もちょうど半々ぐらいです。

市販されているCLAの脂肪酸組成の一例

  • 共役リノール酸(CLA) 80.5% 
    内訳 
    9cis、11trans-CLA 37% 10trans、12cis-CLA 38.5% 
    9cis、11cis-CLAと10cis、12cis-CLA9 2.5% 9trans、11trans-CLAと10trans、12trans-CLA 2.5% 
    その他 0.5%
  • オレイン酸  11%
  • パルミチン酸 5.5%
  • ステアリン酸 2%
  • リノール酸  1%

ちなみに食品からとるとしたら乳製品や肉類などになりますが、CLAの内訳は80~90%は9cis、11trans-CLAで、残りが10trans、12cis-CLAなど他の異性体となっています。

 
脂肪酸型CLAトリグリセリド型CLA
サプリメントなどに使われる共役リノール酸(CLA)はリノール酸を多く含む植物油(紅花油、大豆油)を原料にし、それを加工(異性化)したものです。そのタイプは2つあります。脂肪酸型CLAトリグリセリド型CLAです。

脂肪酸型CLAを改良したのがトリグリセリド型CLAで、トリグリセリド型CLAのほうが体内への吸収が早いことが特徴です。
また脂肪酸型CLAは独特の風味があるためカプセル以外のサプリメントの形態(粉末、ゼリー状、タブレットなど)では食べにくいという短所がありました。トリグリセリド型CLAはそれが改善され食べやすくなっているため様々なサプリメントの形態に利用されています。

 
トナリンCLA
トナリンとは天然の紅花やヒマワリの種から抽出された共役リノール酸(CLA)のことです。純度が高いトリグリセリド型CLAで、高いCLA活性を有するといわれています。トナリンはドイツのコグニス社の特許商品です。
海外のサプリメントは「CLA」ではなく「トナリンCLA」という名で販売されているものもあります。
通常のCLAよりトナリンCLAのほうが高品質だと考えていいと思います。
 
反芻動物
反芻(はんすう)とは一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、かみなおして再び飲みこむことです。反芻動物とは反芻をする動物のことで牛、ヤギ、ヒツジなどがあてはまります。反芻動物は、四つの胃(第一胃、第二胃、第三胃、第四胃)を持っているという特徴があります。
反芻動物の第一胃に存在する微生物が牧草中のリノール酸の形をかえることで共役リノール酸(CLA)は生成されます。
 
牛乳
共役リノール酸(CLA)を食品から取るとしたら乳製品や肉類がベターです。そのうち量も多く、手軽に取りやすいのは牛乳だと思います。
ただ牛乳に含まれる脂質1gあたりわずか5.5㎎です。牛乳1gあたりではなく、牛乳に含まれている脂質1gあたりなのでごくわずかだといえます。
食品から推奨摂取量を取るのはほぼ不可能といえそうです。
 
マサイ族
マサイ族は体脂肪が少なく、運動能力が優れていることで知られています。
マサイ族の体型や運動能力に共役リノール酸(CLA)が関係しているといわれています。遊牧民マサイ族の主食は発酵牛乳で、さらにいうと時々牛の耳から採血した血液を飲むことがあります。

牛は反芻動物の代表です。牛の乳、肉、血液にはCLAがたくさん含まれています。マサイ族は常日頃から多くのCLAを摂取していることになります。CLAの効果・効能がマサイ族の体型や運動能力に大きく貢献しているといわれています。

 
ハンバーグ
共役リノール酸(CLA)の発見はハンバーグがきっかけです。1979年に焼いたハンバーグの抽出物質からがん抑制物質を発見されました。数年後、抽出物質を精製、分離した結果、それがCLAであることが判明したとのことです。

共役リノール酸(CLA)のイメージ

乳製品

脂肪燃焼

共役リノール酸(CLA)と相性の良い栄養成分

・L-カルニチン
・コエンザイムQ10
・セサミン
・大豆たんぱく質
・DHA・EPA

共役リノール酸(CLA)の勝手にランキング

共役リノール酸(CLA)のレーダーチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

共役リノール酸(CLA) 総合評価 S 16

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下
 

髪 評価2
共役リノール酸(CLA)は不飽和脂肪酸の一種です。不飽和脂肪酸には血液中の中性脂肪やコレストロールを減らし血流を改善する効果があります。
そもそもCLAには脂肪燃焼を促進させる効果があります。脂肪燃焼の促進は代謝をあげることで、代謝をあげれば血流が良くなります。髪を発育する細胞に必要な栄養素や酸素を運ぶのは血液なので、この観点からは髪のカテゴリーに関係しているといえます。
ただし薄毛や白髪改善のためにわざわざ取る必要はありません。

肌 評価2.5
そもそも脂質は肌にとって重要な栄養素です。脂質が不足していると肌の水分を保持する力が低下し、乾燥してしまいます。脂肪酸の一種である共役リノール酸(CLA)はこの観点からすると肌に関係しているといえます。

1日の総エネルギーのうち脂質からは20~30%未満取る必要があり、その割合は飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3がベストとされています。
CLAは多価不飽和酸です。1日に必要な脂質のうちの3割を多価不飽和脂肪酸でとることが重要となるわけですが、これはリノール酸で十分まかなえます。なので肌のためにあえてCLAは取る必要はありません。
ただ多価不飽和脂肪酸のうち日本人はリノール酸は取り過ぎて、CLAは取らなすぎる傾向があります。多価不飽和酸はCLAを軸として取り入れると良いかもしれません。

体型(ダイエット)評価6
文句なしの満点です。共役リノール酸(CLA)にはリポたんぱく質リパーゼの活性を抑制する働きとホルモン感受性リパーゼを活性させる働きがあります。

  • リポたんぱく質リパーゼが活性化されると中性脂肪の貯蔵が促されます→CLAはこれを抑制します。
  • ホルモン感受性リパーゼが活性化されると中性脂肪の分解が促されます→CLAはこれを促進します。

大げさにいってしまうと摂取するだけで痩せれる栄養成分です。

体型(筋肉)評価5.5
共役リノール酸(CLA)はインスリン感受性を向上させる働きがあります。これは筋肉維持や増強につながります。そのため筋肉増強サプリに配合されていることが多いです。体脂肪を減らしつつ筋肉をつけれるためアスリートやボディービルダーに愛用されています。

体力(普段)評価5.5
脂質のなかでエネルギー源として使用されるのは脂肪酸です。脂肪酸の一種である共役リノール酸(CLA)はエネルギー源としても活躍します。
またホルモン感受性リパーゼを活性化させるので、体脂肪を分解し脂肪酸を血中に放出させる役割も果たしています。

血中に放出された脂肪酸を燃焼させる場所は細胞内にあるミトコンドリアです。そこに運搬するのはL-カルニチンの役割です。L-カルニチンとCLAをセットでとることで脂質のエネルギー代謝を大幅に高めることができます。

その他(抗酸化)評価4.5
共役リノール酸(CLA)は抗酸化作用があることで知られています。その高い作用により病気や老化を予防します。
ただ他の抗酸化物質と比較すると共役リノール酸の抗酸化作用というのはあまりクローズアップされていない気がします。
「ダイエット」でなく「抗酸化」を求めるのであれば、CLAではなくビタミンやポリフェノールなど他の抗酸化物質で良さそうです。

共役リノール酸(CLA)の雑感

アンチエイジングに関することを大きく4つにカテゴリーわけしています。

髪・肌・体型・体力です。

自然界に存在する栄養成分がこの4つのカテゴリーのどれに関連するのかをよく調べ、よく考えて、

そこを意識しながらサプリメント(or食品)を摂取しています。

この4つのカテゴリーは栄養成分レビューの肝となるものです。

注意
「その他」はその栄養成分がもっているスペシャルスキルみたいなものだと考えてください。ここでの話では無視してください。

で、その4つのカテゴリーに関して

私なりに優先順位をつけており、ずばりこうなっています。

髪>肌体型>体力

とにかく髪、肌に関連する栄養成分を重視し、体型、体力に関連する栄養成分はさほど重視しない傾向があります。

ここでの「重視」は、それに関連する栄養成分を「種類も量も多く取る」という意味だととらえてください。

ここまでの話ついてきてくれてます?

いやー自分で作ったシステムというかルールを他人に理解していただくって実に難しいです。

説明べたなので何をいっているかチンプンカンプンかもしれませんが、

とにかく簡単にいってしまえば

「髪」の毛にいい、「肌」にいい栄養成分を摂取することに熱をいれ
「体型」維持や「体力」アップにつながる栄養成分に対してはさほど

なわけです。

で、各カテゴリーはさらに2つに細分化しています。髪(薄毛、白髪)、肌(美肌、美白)、体型(筋肉、ダイエット)、体力(普段、夜のほう)といった感じです。

体型カテゴリーは筋肉とダイエットにわけているわけですが、そのうち「ダイエット」はさらにさほどな感じです。
※「筋肉」は筋肉増強につながる成分、「ダイエット」はダイエットにつながる成分です。

話ついてきてくれてます?

ついてきていただけていないかもしれませんが、日向君ばりの強行突破しちゃいます。

 

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というわけでそんなに力をいれていない「ダイエット」カテですが、

このカテに関連する成分で少量でも毎日必ずサプリメントでとらなければ不安になってしまう成分があります。

 

それが共役リノール酸(CLA)です!!

・・・・・

・・・・・

えーとちょっともの足りないので言い換えます。

 

ダイエットにそんなに関心がないのですが、太らないためにこれ絶対とっておいたほうがいい、いやとらなければいけないという栄養成分があります。

 

それがCLAです!!

・・・・・

・・・・・

CLAの栄養成分レビューなので、CLAのみに焦点をあてていますが、

厳密にいうとCLAとL-カルニチンです。

CLAとL-カルニチンは脂肪燃焼系サプリの鉄板で、

CLAとL-カルニチンは10年以上欠かすことなくとっているサプリです。

注意
正直いうと欠かしました。L-カルニチンは欠かすことはあまりなかったのですが、CLAはそこそこ欠かすことがありました。
・・・・・

ですが、今では絶対欠かすことはできない成分です。
ちなみに「ダイエット」に対する熱が低かったのは過去の話です。最近は体型カテゴリーに関する栄養成分を取ることにめちゃくちゃ力をいれています。

で、CLAって絶対にサプリでとるべき栄養成分です。

もっといえば、サプリでしかまともに取れない栄養成分です。

その理由を次の段落で説明します。

 

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・CLAをサプリメントでとるべき10の理由

えーと突然ですが、ここでCLAをサプリメントでとるべき10の理由を発表します。

その1 体内でほとんどつくることができない

その2 食事からはほとんどとれない

その3 そもそも日本人はCLAが不足している

その4 CLAのダイエット効果はめっちゃすごい

その5 そのCLAの効果を得るには2300㎎/1日を長期摂取する必要があるといわれている

その6 それを食事からとることはほぼ不可能

その7 さらにいうと食品中のCLAは10trans、12cis-CLAが少ない

その8 CLAのダイエット効果のメインとなっているのは実は10trans、12cis-CLA

その9 食品中(紅花油など油類のぞく)のCLAのうち10trans、12cis-CLAはわずか

その10 サプリメントのCLAの比率は半々、つまり半分は10trans、12cis-CLAが含まれている

というわけで、CLAをサプリメントでとるべき10の理由を述べてみました。

でここで重大な発表があります。

このレビューでは「CLA」9cis、11trans-CLA10trans、12cis-CLAという体で話を進めてきました。

なんとなくですが、9cis、11trans-CLAのほうが主役みたいな流れだったと思います。

 

これ全然ちがくてCLAの主役って実は10trans、12cis-CLAのほうだったのです。

CLAの一番のうりは脂肪燃焼や脂質のエネルギー代謝だと思うのですが、

この効果は10trans、12cis-CLAよるものです。9cis、11trans-CLAにはあまりないのです。

ということはです。

さっきのCLAをサプリメントでとるべき10の理由その7~10をもう一度ご覧ください。

 

CLAは食品にほとんどふくまれていません。

ただでさえCLAが含まれていないのに、そのわずかのなかにも
10trans、12cis-CLA(脂肪燃焼や脂質のエネルギー代謝の活性本体)がほとんどふくまれていないのです。

つまり食品からだったらCLAのダイエット効果は得るこはほとんど不可能

もとい

無理と断言しちゃっていいほどなのです。

ちなみにCLAの作用のほとんどは10trans、12cis-CLAが主となってます。

CLAの作用の主
抗がん作用は9cis、11trans-CLA、10trans、12cis-CLA
体脂肪低減作用(抗肥満作用)は10trans、12cis-CLA
エネルギー代謝亢進作用は10trans、12cis-CLA
抗糖尿病作用は9cis、11trans-CLAと10trans、12cis-CLA 
血圧上昇抑制作用は10trans、12cis-CLA

その10trans、12cis-CLAをまともに取る方法って

サプリしかないのです(たぶん

 

・まとめ

CLAは脂肪燃焼系サプリの最高峰だと思っています。

CLAとL-カルニチンは脂肪燃焼系サプリの最強タッグです。

軽々しくいってはいけない言葉だと思いますが、敢えて言わせいただくと

「飲むだけで痩せます」

 

・・・・・

・・・・・

えーとこれはまずい表現でした、訂正します。

「個人差はありますが、摂取するだけで脂肪が減少するかもしれません」

なのでダイエットサプリとして超がつくほどおススメの成分です。

 

最後にCLAについて一言いわせてください。

使い方あっているかわかりませんが、恥ずかしがらず言ってみます。

ダイエットにCLAはマジ卍です!!
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