髪(薄毛)部門ランキング TOP20
ランキングに入る前に、ひな型について簡単にまとめています。いきなり出されても意味がわからないと思いますのでランキングを一通りご覧になった後に読み返した方がよろしいかもしれません。
より詳細はこちらに記載しています→勝手にランキングについて 髪(薄毛)部門編
・主要項目とプラス項目
主要項目というのは次の評価対象項目のうちその項目をもとに髪(薄毛)部門の点数や順位をつけているものです。
プラス項目とはその栄養成分の点数や順位にあまり関係していないものです。
- 髪の材料となるアミノ酸
- たんぱく質の合成
- 毛細血管を増加・強化
- 5αリダクターゼを抑制
- DHTと受容体の結びつきを阻害する(TGF-βの活性を抑制する)
- 細胞分裂を活性化(IGF-1)
- 細胞分裂を活性化(核酸の合成)
- 抗酸化
- その他
・薄毛タイプ
評価項目をもとにその栄養成分が、つぎにあげるA~Eの薄毛のタイプにどれに効くかをあてはめています。
5つの薄毛タイプ
5αリダクターゼの活性が強い体質の方や男性ホルモン受容体の感受性が強い体質の方にみられる薄毛タイプです。外見的な特徴として体毛が濃い方がこのタイプに当てはまりやすくなっています。
Aタイプには5αリダクターゼの活性を抑制する成分、DHTと受容体の結びつきを阻害する(TGF-βの活性を抑制する)成分が有効です。
B 食生活の乱れ
髪に必要とされる栄養素が足りていなくて薄毛になるタイプです。Bタイプには髪の材料となるたんぱく質(およびアミノ酸)、たんぱく質の代謝にかかわるビタミン、ミネラルなどが有効です。
C 血流の悪化
血液の流れが悪くなって薄毛になるタイプです。Cタイプには毛細血管を増やす成分、血流改善の効果がある成分が有効です。
D 毛母細胞の不活性
Aの男性ホルモン以外が原因で毛母細胞の働きが弱まり薄毛になるタイプをDタイプとします。
DタイプにはIGF-1を増やす成分、核酸(DNA、RNA)の合成に関わっている成分、活性酸素を除去する成分(抗酸化物質)が有効です。
E その他
A~D以外で普段の生活で薄毛につながることをEその他と一括りにしています。例えばストレスや皮脂の過剰などです。この場合ストレスを軽減させる成分、皮脂の分泌を抑制する成分が有効です。
・サプリメントおすすめ度
サプリメントおすすめ度というのはその栄養成分を「食事から」と「サプリメントから」どちらから取りやすいかの度合いです。
★★★★★ サプリメントでとったほうが良い サプリメントでしかとれない
★☆☆☆☆ 食事(食品)から手軽に取れる サプリメントでは売っていない
・サプリメント購入経路
その栄養成分のサプリメントを購入する場合、
日本と海外どちらで購入できるか、あるいはどちらからが購入しやすいかを〇△✖であらわしています。
△ 取り扱っているメーカーがちょっと少ない 単体ではなく複合サプリだったらある
✖ 取り扱っているメーカーがわずか 探すのに苦労する そもそも売っていない
以上を踏まえて髪(薄毛)部門ランキングのうち16位から20位までを発表します。
髪(薄毛)部門ランキング16位~20位
第16位 大豆イソフラボン [⇩] 前回順位 第14位
大豆イソフラボン 【ポリフェノール】
大豆イソフラボンの髪(薄毛)評価5.5
主要評価項目 | 5αリダクターゼを抑制 ホルモンバランス調整 細胞分裂の活性化(IGF-1) |
他プラス項目 | 抗酸化 |
・5αリダクターゼを抑制
AGA(男性型脱毛症)を引き起こす大きな要因となるのが5αリダクターゼという酵素です。この酵素が分泌されると男性ホルモンテストステロンがDHTに変換されます。このDHTが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体に結合するとTGF-βという脱毛指令因子を生成します。TGF-βは毛母細胞の分裂を抑制し、正常なヘアサイクルを乱し抜け毛を進行させます。
AGAを予防するために大事なのはテストステロン→DHTの変換を防ぐことです。そのためにはテストステロンと5αリダクターゼを結合を防ぐことが大切となります。大豆イソフラボンには5αリダクターゼの働きを抑制してテストステロン→DHTの変換を阻害する働きがあるといわれています。
・ホルモンバランスの調整
女性ホルモンエストロゲンは髪の成長を司るホルモンです。ホルモンバランスが乱れエストロゲンの分泌量が減ると髪の量も減ります。
女性が薄毛になる原因の一つとして加齢があげられますが、より厳密にいうと加齢により女性ホルモンエストロゲンが減少することで薄毛になるといえます。
何らかの方法でエストロゲンを増やすことができれば、加齢による薄毛を防ぐことができるといえます。その方法の一つが大豆イソフラボンの摂取です。大豆イソフラボンはエストロゲンと似た構造をしているため体内でエストロゲンと似た働きをするという特徴があります。そのため大豆イソフラボンを摂取するとエストロゲンを増やすことができるといわれています。大豆イソフラボンはエストロゲン減少による薄毛を改善する成分です。
男性も分泌量の違いがありますが、女性ホルモンをもっています。ホルモンバランスの乱れは基本的に髪のトラブルを招くと考えてください。そのため植物性エストロゲンとして体内のホルモンバランスを整える作用がある大豆イソフラボンを取ることは男性(の薄毛)にとってもプラスになります。
薄毛タイプ
A(男性ホルモン)
D(毛母細胞の不活性)
E(ホルモンバランスの乱れ)
サプリメント おすすめ度
★☆☆☆☆
サプリメント購入経路
日本 〇
海外 〇
サプリメント 例
管理人より一言
詳細はこちら
第17位 パントテン酸 [⇧] 前回順位 圏外
パントテン酸 【ビタミン】
パントテン酸の髪(薄毛)評価5.5(前回4.5→5.5)
主要評価項目 | たんぱく質の代謝 皮脂の分泌を抑制 |
他プラス項目 | 細胞分裂の活性化 コラーゲンの生成 ストレス軽減 |
・たんぱく質の代謝
髪の主成分はケラチンです。ケラチンは18種類のアミノ酸で構成されているたんぱく質です。たんぱく質の代謝(ケラチンの代謝)促進にパントテン酸は深く関わっています。
食品中のたんぱく質は体内で一度アミノ酸に分解され吸収されて、そのあと再び体内でたんぱく質に再合成されます。
髪のケラチンでいうと体内で食品(たんぱく質)をアミノ酸に分解→小腸で吸収→血液を通してアミノ酸を毛乳頭に集める→ケラチン合成という流れです。この一連の流れがケラチンの代謝になります。
パントテン酸を摂取するとケラチンの代謝が促進されます。なのでパントテン酸は丈夫で健康な髪を生み出すことに大きく貢献する成分といえます。
薄毛タイプ
B(食生活の乱れ)
E(過剰な皮脂分泌)
サプリメント おすすめ度
★☆☆☆☆
サプリメント購入経路
日本 〇
海外 〇
サプリメント 例
管理人より一言
でも髪のこと考えたらちょっと多めにいっちゃてもいいかもです
詳細はこちら
第18位 ヘスペリジン [⇩] 前回順位 第15位
ヘスペリジン 【ポリフェノール】
ヘスペリジンの髪(薄毛)評価5.5
主要評価項目 | 毛細血管を修復 血流改善(一酸化窒素) |
他プラス項目 | 抗酸化 |
・毛細血管を修復
心臓を拠点に、新しい血液とともに栄養素や酸素を体の隅々の細胞に運ぶ血管は動脈で、古い血液とともに細胞からでた老廃物や二酸化炭素を心臓に回収するための血管は静脈です。
動脈と静脈をつないでいるのが毛細血管です。毛細血管は体中に張り巡らされていて全身の血管の99%を占めています。
栄養素や酸素の供給や不要物の回収を実際におこなっている現場となっているのが毛細血管となりますが、毛細血管は切れたり、減ったりしてしまいます。毛細血管が傷ついたり、減ったりするとその細胞に必要な栄養素が十分にと届かなくなります。これを毛乳頭細胞にあてはめてみると、髪の材料となる18種類のアミノ酸など必要な栄養素を毛乳頭細胞が受け取ることができなくなるということになります。
ヘスペリジンには毛細血管を修復、強化、保護する作用があります。
・血流改善(一酸化窒素)
NO(一酸化窒素)は主に血管内皮細胞で産生されています。血管内皮細胞からNOが放出されると血管の中膜にある平滑筋に移動し、弛緩させ血管を広げる働きをします。そのためNOの分泌を増やすことは血液の流れを良くすることにつながります。
モノグルコシルヘスペリジンにはNOの分泌を促進する作用があります。また血管収縮を促す交感神経の活動を抑制する作用があります。
髪を生み出すために必要な材料は血液により運ばれてきます。血管を拡張する効果が非常に高いヘスペリジンを摂取することは髪にとっても大いにプラスになります。
※モノグルコシルヘスペリジンはサプリメントに含まれているヘスペリジン
薄毛タイプ
C(血流の悪化)
サプリメント おすすめ度
★★★★☆
サプリメント購入経路
日本 〇
海外 〇
サプリメント 例
管理人より一言
これってなかなか取れませんよ・・・ということでサプリの出番です!!
詳細はこちら
第19位 シリカ(ケイ素)[⇩] 前回順位 第12位
シリカ(ケイ素) 【ミネラル】
シリカ(ケイ素)の髪(薄毛)評価5.5
主要評価項目 | ケラチンの結びつき強化 コラーゲンの生成 |
他プラス項目 |
・ケラチンの結びつき強化
髪の90%以上はケラチンというたんぱく質でできています。このたんぱく質は18種類のアミノ酸で構成されています。18種類のアミノ酸は他の栄養素とともに毛乳頭に集められ、毛母細胞が細胞分裂することによりケラチンに合成されます。
18種類のアミノ酸が結合するとケラチンになるわけですが、この結合が弱ければツヤ・コシがある丈夫な黒髪が生み出されないことになります。
シリカ(ケイ素)はケラチンの結びつきを強くする働きがあります。
・コラーゲンの生成
人間の皮膚は大きく3層にわかれています。外側から順に表皮、真皮、皮下組織という順になっています。その中心となるのが真皮層で、皮膚の9割を占めています。
真皮層の主成分はコラーゲンです。コラーゲンが不足していると肌の弾力やハリが失われていきます。
当然ですが頭皮も肌です。コラーゲンが不足していると頭皮の弾力やハリが失われ、固くなります。固くなることは血行が悪くなるのと一緒のことで髪に必要な栄養素が届かなくなり、健康な髪を生み出せないことになります。
事実、アメリカの研究機関でコラーゲン投与と毛髪の成長の関係を調べる実験が行われたところ、被験者の髪の太さが平均で10%アップしたことが確認されています。
※被験者は20代~50代の女性 2カ月間 毎日約15gのコラーゲン摂取
シリカ(ケイ素)はコラーゲンのあるところに必ず存在している物質で、コラーゲンの生成をサポートする働きをしています。
薄毛タイプ
B(食生活の乱れ)
サプリメント おすすめ度
★★★★☆
サプリメント購入経路
日本 〇
海外 〇
サプリメント 例
管理人より一言
そしてコラーゲンとシリカも切っても切れない関係
ということは?
詳細はこちら
第20位 タウリン [⇧] 前回順位 圏外
タウリン 【アミノ酸】
タウリンの髪(薄毛)評価5
主要評価項目 | 細胞分裂の活性化(IGF-1) |
他プラス項目 |
・細胞分裂の活性化(IGF-1)
IGF-1は、数多くの細胞の成長に関わる成長因子で、髪の毛を生み出す細胞「毛母細胞」にも関係してきます。
IGF-1を毛根で作ることは毛母細胞の分裂を活性化させるため発毛、育毛につながります。
評価項目の細胞分裂を活性化(IGF-1)をより詳しくいうと成長ホルモンの分泌→毛根にある毛乳頭細胞でIGF-1が分泌→毛母細胞でIGF-1の受容体が生成される→毛母細胞に作用(IGF-1と受容体が結合)→細胞分裂が活性ということになります。
このように成長ホルモンが分泌することでIGF-1は作られるのですが、胃や腸にある知覚神経を刺激することでもIGF-1(毛根をふくめ全身の)を増やすことができるとされています。なので知覚神経を刺激する栄養成分を取れば、IGF-1を増やし発毛につなげることができます。
知覚神経を刺激する成分としてタウリンが有名です。
そのほか知覚神経を刺激する成分としてイソフラボンとカプサイシンがあげられます。イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取することで、知覚神経を刺激しIGF-1を増やすことができるといわれています。
薄毛タイプ
D(毛母細胞の不活性)
サプリメント おすすめ度
★☆☆☆☆
サプリメント購入経路
日本 ✖
海外 ✖
日本では合成品は医薬部扱いです。天然抽出物は食品添加物として認められています。
サプリメント 例
管理人より一言
詳細はこちら
髪(薄毛)部門ランキングはこちら
大豆食品をいっぱい取っている人はあえてサプリメントで取る必要はないかも