シトルリン NO(一酸化窒素)の産生

シトルリン

遊離アミノ酸の1種

 

 

シトルリンとは

遊離アミノ酸の1種

遊離アミノ酸とは、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸に含まれないアミノ酸のことを言います。
遊離状態で細胞内・血液中など、
いたる所に存在しているアミノ酸のことを言います。

シトルリンは遊離アミノ酸です。

 

遊離アミノ酸に分類されるアミノ酸は、ほかにオルニチン・GABA・タウリンなどがあります。

体内で合成 可

シトルリンは体内(肝臓・小腸)で合成されます。

肝臓
肝細胞ミトコンドリアにてオルニチンとカルバモイルリン酸より生成されます。生成されたシトルリンは細胞質に移動しアスパラギン酸と反応し、アルギノコハク酸を生成します。 この一連の流れは、有毒なアンモニアを無毒な尿素へと変換する代謝経路【尿素回路=オルニチンサイクル】のことです。

小腸
小腸細胞でアルギニンやグルタミンをもとに合成されます。生体内に遊離状態で存在するシトルリンのほとんどは小腸で合成されたものです。なお遊離状態で存在するシトルリンの80%はグルタミン由来です。

この遊離 L-Cit の 80%は腸管から吸収された L-Gln由来である

引用元
腸管不全とシトルリン投与
J-STAGE

 

アルギニンよりアルギニンを増やす

小腸で合成されたシトルリンはその場で利用されず、【門脈経由で肝臓に入るが、そのまま通り抜けて】腎臓に運ばれます。小腸で合成されたシトルリンの約83%は腎臓に運ばれると言われています。
そしてそこでアルギニンに変換されます。その後 アルギニンとして全身に供給され、アルギニンの有するさまざまな生理機能を発揮します。

 

シトルリンのサプリを取るほうが、アルギニンのサプリを取るよりアルギニンを効率的に増やせる

.
こんなことを聞いたことはございませんか?

この理由は【門脈経由で肝臓に入るがそのまま通り抜けて】にあります。

経口摂取したシトルリンも肝臓をスルーし、腎臓に運ばれます。そこでアルギニンに変換され、アルギニンとして全身に供給されます。
一方 アルギニンのほうは 小腸で40%はシトルリンに代謝されます。
残りの60%はアルギニンとして吸収されたのち門脈経由で肝臓に運ばれます。そこで尿素の合成や他の物質のなどに利用されます。

なので(同量のサプリであれば)、アルギニンよりシトルリンで取ったほうが、全身に供給されるアルギニンの量が多いということになります。

L-Cit はユニークなサプリメントで,L-Arg を直接摂取するよりも効果的にアルギニンの血漿レベルを上昇させる. 経口アルギニンは大部分が肝臓でアルギナーゼ等により代 謝されてしまうのに比べ,L-Cit は代謝されないためと考えられている.L-Arg からの NO 合成の副産物としての LCit も,L-Arg を摂取するよりも効果的に血漿 L-Arg 濃度を上昇させる.そして体内の L-Cit は腎臓やその他の組織に取り込まれて L-Arg に変換する.
そのため内因性アルギニンの濃度上昇には L-Arg を使用するよりも L-Cit を使う方がより得策と思われる.

引用元
動脈硬化症とアルギニン,シトルリン
公益社団法人日本生化学会

シトルリンの働き

シトルリンはスーパーアミノ酸と呼ばれています。

そう呼ばれるのは、シトルリンが生体内の重要な生理活性物質であるNO(一酸化窒素)の合成に関わるからだと考えられます。

個人的には、スーパーアミノ酸はそもそもアルギニンであると思っています。

 

なぜかというと、アルギニンにはたんぱく質の材料となる以外にもさまざまな生理機能があるからです。

アルギニンの生理機能の有名どころをざっとあげると以下です。

  • NO(一酸化窒素)の産生
  • アンモニアの解毒と尿素の合成促進
  • 成長ホルモンの分泌促進
  • コラーゲンの合成促進
  • ポリアミンの産生に関与
  • 抗糖化作用

.
これだけの働きをするアルギニンを体内で増やすから シトルリンはスーパーアミノ酸と呼ばれている勝手に解釈しています。

 

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シトルリンの主たる働きはNOの産生、尿素回路の活性、アルギニンの供給源、抗酸化作用です。

ちなみに、

シトルリンのサプリを取るほうが、アルギニンのサプリを取るよりアルギニンを効率的に増やせる

.
NO産生についてでよく聞く話です。

先の段落【アルギニンよりアルギニンを増やす】で説明した代謝経路の違いは、NO産生について言及しているなかで、されている話です。

アルギニンを経口摂取するとその40%が小腸で代謝され、残りは肝の尿素回路で尿素や蛋白合成に用いられる.一方シトルリンを経口摂取すると腎で代謝されて用量依存性に血漿アルギニン濃度が上昇する.
NOの直接的な前駆体はアルギニンであるが、NO産生量からみるとアルギニンよりもシトルリンを投与するほうが有効と考えられる.

引用元
短腸症候群とシトルリン
J-STAGE

つまるところ「NOをより産生するのはアルギニンよりシトルリン」と言っているに過ぎません。

シトルリンはアルギニンの供給源として機能しますが、NO産生や尿素回路の活性以外のアルギニンの生理作用⇩もしっかり得たいならば

  • 成長ホルモンの分泌促進
  • コラーゲンの合成促進
  • ポリアミンの産生に関与
  • 抗糖化作用

.
アルギニンサプリも取ることが大切 だと思います。

そもそも 相乗効果が得られるので、両方を取る ことがベターです。

これまでの研究から、L-シトルリン及び L-アルギニンの併用摂取が、単独摂取と比べて血中の L-アルギニン濃度や窒素酸化物(NOx)濃度を即効的、相乗的に上昇させることを見出しています。

引用元
第71回日本・栄養食糧学会大会においてL-シトルリン及びL-アルギニンの併用摂取効果に関する研究を発表
ニュース
協和発酵バイオ(株)

深く考えずに 両方ともサプリでとる or 両方が配合されているサプリを取る でいいと思います。

推奨量は800㎎/日

シトルリンは1930年に日本の研究者によって、スイカの果汁から発見されたアミノ酸です。Citrulline(シトルリン)の名前は、スイカの学名Citrullus vulgaris(シトルラス ブルガリス)に由来します。

ということで、シトルリンはスイカをはじめとするウリ科の植物に多く含まれています。

スイカに非常に多く含まれていて、その他のウリ科の植物に比較的多く含まれています。

食品・サプリメーカーで推奨されている1日のシトルリンの摂取量は800mgです。この量を摂取するには、スイカで約1/7個で済みます。

他のウリ科

シトルリン800mgに相当するのはメロンで約1.3個、冬瓜で約3.8個、キュウリで56.5本です。

一方で、肉・魚・卵といったたんぱく質を多く含む食品にはほとんど含まれていません。

メロンやスイカをよく食べる夏であればシトルリン800mgを満たすことは可能かもしれません。それ以外の季節となると満たすのは厳しいです。サプリを上手に活用することをお勧めします。

 

 

シトルリンの効果・効能

シトルリンの効果・効能 5つ厳選

  1. NO(一酸化窒素)の産生
  2. 成長ホルモンの分泌促進
  3. 尿素回路の構成成分
  4. NMF(天然保湿因子)の構成成分
  5. 抗酸化作用

 

そのうち3つを詳しく

①NO(一酸化窒素)の産生

NO(一酸化窒素)は血管拡張作用や血小板凝縮抑制作用を有する生理活性物質です。
主に血管内皮細胞で NOサイクルにより産生されています。

血管内皮細胞


丸全体を血管・一番外側の赤ラインを血管壁・中央の白部分を血液とイメージしてください。
肌色部分が血管外膜、ピンク部分が中膜、緑のラインが内膜です。血管内皮細胞は内膜にあります。
NOサイクル

NOサイクルとは【→アルギニン→シトルリン→アルギノコハク酸→】の順に代謝されるサイクルです。

出典元
動脈硬化とアルギニン,シトルリン
公益社団法人日本生化学会

NOサイクルのアルギニン→シトルリンの代謝において、アルギニンがNOS(一酸化窒素合成酵素)と結びつくことでNOが産生されます。
出典元のアルギニン→シトルリンは アルギニン【とNADPHと酸素】を基質にしてNOSの働きにより シトルリンとNOを産生しているといった流れです。

血管内皮細胞から放出されたNOは、血管平滑筋細胞に移動します。そして血管平滑筋細胞内に存在するsGC(可溶性グアニル酸シクラーゼ)を活性させます。
sGCはGTP(グアノシン三リン酸)をcGMP(環状グアノシン一リン酸)に変換させます=細胞内のcGMPを増加させます

cGMPを増加はカルシウムイオン濃度を減少させます。その結果、血管平滑筋は弛緩して、血管は拡張します。

 

血管が硬くなり血流が悪化すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞・脳梗塞などのリスクが高まります。それだけでなく髪や肌の細胞に必要な栄養素や酸素をスムーズに届けることができなくなり、抜け毛の増加や肌のターンオーバーの乱れにつながってしまいます。

よく「人は血管から老いる」といわれているのはこのような理由からです。

 


体内のNOの産生を増やすことができれば血管を柔らかくして拡張させる=血管を若返らせることができます。
増やす秘訣はNOサイクルを活性化させることです。

NOサイクルの構成成分であるアルギニン・シトルリンを摂取するとサイクルが活性し体内のNOの量を増やすことができます。

 

さてNOサイクルをもう一度ご覧ください。

NOサイクル

【→アルギニン→シトルリン→アルギノコハク酸→】

アルギニン→シトルリンの「→」の時にNOが産生


ご覧の通りNOの直接の前駆体はアルギニンです。アルギニンが酵素と結びつくことでNOが発生します。

なのでアルギニンを摂取することでNOの産生量がより増えると思われるかもしれません。

ですが、シトルリンを摂取することでNOの産生量がより増えるとされています。
というのもアルギニンそのものよりシトルリンを取ったほうが血漿アルギニン濃度を上昇させるからです。

理由

アルギニンを経口摂取した場合は、大部分が肝臓で行われる尿素サイクルに使われてしまいます。  
一方、シトルリンを経口摂取した場合は、大部分は腎臓に運ばれアルギニンに変換されて、アルギニンとして各組織に供給されます
詳しくはこちら→アルギニンよりアルギニンを増やす

シトルリンを摂取することで効率的にNOを増やすことができ、体の血の巡りをスムーズにさせることができます。

 

 

 

④NMF(天然保湿因子)の構成成分

NMF(天然保湿因子)は人間が持って生まれた皮膚の保湿成分で角質細胞内においてケラチンとともに存在しています。
角質層において体内の水分を逃さない役割(肌の保湿機能)や外的刺激から肌を守る役割(肌のバリア機能)を果たしています。

表皮のクローズアップイラストです。角質層は上段の青みがかった部分です。その下の多数の細胞がある部分は顆粒層です。

角質層のクローズアップイラストです。角質細胞は肌色の楕円形です。まわりの薄い青の部分が細胞間脂質です。

NMFの主成分はアミノ酸です。そのアミノ酸の前駆体であるのがフィラグリンと呼ばれるたんぱく質です。
NMF内のアミノ酸は顆粒層にあるフィラグリンが角質層で分解することによって生まれます(分解されて生まれたアミノ酸のうちいくつかはさらに角質層で代謝されます)。

シトルリンはNMF内のアミノ酸に含まれています。NMFを構成しているアミノ酸のうち約9%を占めておりセリン・グリシン・アラニンに次ぎ4番目に多いアミノ酸と位置づけられています。

NMFを構成するアミノ酸の中で、シトルリンはセリン、グリシン、アラニンに次ぎ4番目に多い。表皮の水分維持にL-シトルリンも関連していると考えられる。

引用元
L-シトルリンの機能性と食品への応用
シトルリン研究会 
協和発酵バイオ(株)

 
NMFの組成

NMF内のアミノ酸組成

※数値は諸説あり
※アミノ酸組成にシトルリンの記載はありませんが「その他」のうちの9%がシトルリンと考えてください。

またシトルリンはNMFの構成成分である「尿素」のもとであるアルギニンの供給源でもあります。
皮膚の尿素はアルギニンをもとに皮膚にあるアルギナーゼの働きのより産生されます。

アルギナーゼはアルギニンをオルニチンと尿素に加水分解する尿素サイクル中の酵素であり、脊椎動物の肝臓、腎臓などをはじめ生物界に広く分布している。
ヒト皮膚においてもその存在は古くから知られており、表皮細胞の増殖に関連したポリアミン生合成やプロリン生合成のためのオルニチン供給酵素として知られている。
特許文献1においてはこのアルギナーゼの皮膚中での生理機能を皮膚の天然保湿因子(NMF)成分である“尿素”の産生に関連づけており、特定の生薬エキスとして“木通”の抽出エキスが皮膚中のアルギナーゼ活性を調節して皮膚に継続的に保湿効果を与えることが報告されている。

引用元
公開特許公報(A)_アルギナーゼ活性促進剤およびそれを含有する皮膚外用剤 
NBDC バイオサイエンスデータベースセンター
国立研究開発法人科学技術振興機構

シトルリンを体内に取り入れることで、NMFの量の増加や保持につながり、肌の「保湿機能」と「バリア機能」を維持する効果が期待できます。

 

⑤抗酸化作用

活性酸素は「酸化させる力」が非常に強い酸素のことで、その強い力で体内に侵入したウイルスや細菌を除去する役割があります。適量ならば細胞を守りますが、過剰に発生すると正常な細胞まで傷つけてしまいます。

活性酸素は紫外線、タバコ、ストレス、大気汚染、過度な運動、暴飲暴食などにより発生します。またエネルギー代謝の副産物としても発生してしまいます。なので生きている限り過剰に発生されるものと考えられます。

活性酸素にはスーパーオキシド、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキシラジカルの4種類があり、左から右に移るにつれ酸化させる力が強くなります。つまりヒドロキラジカルが酸化力が最も高く、体にいちばん大きな影響を与える活性酸素となります。

シトルリンにはヒドロキシラジカルを消去する抗酸化作用があります。シトルリンは体のサビの原因となる活性酸素を取り除く働きをすることで、「若さ」と「健康」を保つことに貢献します。

 

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シトルリンの働き分析【見た目編】

合計 51/60点

カテゴリー別 点数

薄毛 8.5点

白髪 6.5点

美肌 9点

美白 8点

筋肉 9.5点

脂肪 9.5点

 
 

薄毛

8.5点

「薄毛」改善 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. 血流改善
    髪はヘアサイクルの成長期において次の①~③の流れを経て生まれ伸びていきます。

    ヘアサイクル

    成長期

    ①毛乳頭に髪に必要な【栄養素+酸素】が届けられる

    ②必要な【栄養素+酸素】を受け取った毛乳頭細胞は毛母細胞に発毛シグナルをだす

    ③シグナルを受け取った毛母細胞が活性化され細胞分裂が繰り返し行われる

    髪が生まれ成長していく

    上記①の運搬の役割をするのは血液です。血液の流れが滞ると毛乳頭に【栄養素+酸素】が届かなくなり健康な髪が生まれなくなります。なので血液の流れをスムーズさせることは薄毛予防・改善につながります。
    シトルリンはNOを産生を促し血流をスムーズにさせます。

  2. アルギニンの供給源
    体内においてシトルリンはアルギニンの主な供給源です。小腸で作られたシトルリンの約80%が腎臓にいき、そのうち約75%がアルギニンに合成されます。
    となるとシトルリンはアルギニンのもつ薄毛予防・改善効果に間接的に貢献しているといえます。

 

白髪 

6.5点

「白髪」予防 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. メラノサイト活性化
    アルギニンは成長ホルモンの分泌とポリアミンの合成を促進するアミノ酸です。「成長ホルモン」「ポリアミン」はともに細胞分裂に欠くことのできない物質で、これらを増やすことは毛根にある毛母細胞や毛乳頭細胞の活性につながります。毛根にある色素細胞メラノサイトもしかりです。


    ※メラノサイトは毛母細胞と隣合って毛球部に存在しています。

    シトルリンはアルギニンの前駆体です。アルギニンのもつメラノサイト活性化の作用はシトルリンにも当てはまります。

美肌

9点

「美肌」作り に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. NMF(天然保湿因子)の構成成分
    NMFは角質細胞内に存在し、角質層内で水分維持の役割を果たしています。肌の潤いを保つのに欠かせない成分です。
    その主成分はアミノ酸です。NMFはアミノ酸およびアミノ酸誘導体(PCA)で半分以上占められています。

    NMFの組成

    NMF内のアミノ酸組成

    ※数値は諸説あり

    シトルリンはNMFを構成しているアミノ酸のうち約9%を占めています。この数値は4番目に多くなっています(遊離アミノ酸に限定すると一番多いです)。
    肌の潤いを保つ働きをするアミノ酸として美肌づくりに大きく貢献します。

  2. 抗酸化作用
    紫外線などにより活性酸素が肌に大量発生すると 肌細胞のDNAを傷つけたり、細胞内のたんぱく質や脂質部分を酸化させたりしてその細胞の機能を低下させます。


    ※活性酵素→活性酸素に訂正

    また肌の皮脂を酸化させ過酸化脂質を増やします。さらに肌のコラーゲン・エラスチンといった美肌成分を変性させ破壊します。
    肌を活性酸素から守るためには、活性酸素を除去する抗酸化作用をもった成分=抗酸化物質をとることが重要です。
    シトルリンは抗酸化物質の一つです。シトルリンは活性酸素のなかでも最も毒性が強いヒドロキシラジカルを除去する能力があるとされています。

  3. アルギニンの美肌効果
    アルギニンには以下①~③の働きがあり、美肌効果が非常に高いアミノ酸として有名です。

    成長ホルモンの分泌促進 肌細胞の新陳代謝を活性

    ポリアミンの合成に関与 肌細胞の細胞分裂を促進

    コラーゲンの合成に関与 美肌成分コラーゲンの増加

    体内においてアルギニンの主たる供給源となるのがシトルリンです。シトルリンを経口摂取した場合に、大部分が腎臓でアルギニンに変換され各組織に運ばれます。シトルリンはアルギニンのもつ美肌効果に大きく貢献しているといえます。

 

美白

8点

「美白」ケア に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. 肌のターンオーバーを正常化
    肌のターンオーバーが乱れる原因の一つは血行不良です。血液の流れが滞ると表皮の細胞に必要な栄養素と酸素が供給できなくなりターンオーバーが正常に行われなくなります。シトルリンには血流改善効果があります。

  2. 身代わりアミノを増やす
    身代わりアミノとは味の素(株)の登録されている商標で、味の素kkのアミノ酸スキンケア商品「JINO」に配合されている3つのアミノ酸【リジン・ヒスチジン・アルギニン】のことをさします。

    なぜこの3つのアミノ酸が「身代わりアミノ」として括られているのかというと、体内で「たんぱく質」・「脂肪の分解物」の代わりに「糖化」・「カルボニル化」されるからです。

    また、メラニンケアをしても防ぐことができない、肌の黄ぐすみなどの原因となる糖化やカルボニル化を、独自の「身代わりアミノ」がタンパク質の代わりとなって防いでくれる。

    引用元
    味の素「アミノホワイティブエッセンス」新発売 アミノ酸のチカラで美白
    J-CASTトレンド

    それによりAGEs(糖化によって作られる物質)・ALEs(カルボニル化によって作られる物質)の発生を防ぎます。
    AGEsやALEsはくすみ特に黄ぐずみの原因となるのでその蓄積を防ぐことは美白ケアにつながります。

    要はリジン・ヒスチジン・アルギニンには抗糖化作用・抗カルボニル化作用があり、その摂取は美白ケアになるということです。

    シトルリンは体内でアルギニンを増やします。アルギニンを直接とるよりシトルリンを取るほうが体内のアルギニンの量を増やすと言われています。

筋肉

9.5点

「筋肉」増強 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. NOブースターの主成分
    NO(一酸化窒素)の血管拡張作用は筋肥大につながります。というのもNOを発生させた状態で筋トレをすると、負荷を与えた筋肉への血流が増え、筋肉細胞に水分が集まりパンプアップ状態になりやすくなるからです。
    ※パンプアップは一時的な症状ですが、近年の研究により筋肥大に関係していると考えるのが一般的になっています。

    シトルリンはNOサイクルの構成成分です。シトルリンを摂取することでNO産生を高めることができます。事実、NOブースターやNO系と呼ばれる「NO産生サプリメント」にアルギニンとともに主成分として配合されています。

    NOブースター・NO系は無酸素運動を中心とするトレーニングを本格的に行っている方に広く愛用されています。

  2. アルギニンの前駆体
    アルギニンは以下の働きにより筋肉増強に深く関わっています。

    成長ホルモンの分泌促進 筋たんぱく質合成

    インスリンの分泌を促進 筋たんぱく質合成

    クレアチンの合成に関与 筋肉収縮のエネルギー源

    コラーゲンの合成に関与 筋繊維の構成成分

    シトルリンはアルギニンの前駆体で、アルギニンそのものを取るよりシトルリンを取ったほうが体内のアルギニンを増やすといわれています。

    アルギニンを直接摂取すればよいのでは?と思うかもしれませんが、アルギニンを直接摂取するよりも、シトルリンをサプリメントで摂取したほうがより効果的に体内のアルギニンを増やすことが期待されています。

    引用元
    シトルリンの効果について。筋トレに役立つって本当? 
    POWER PRODUCTION
    江崎グリコ(株)

 

脂肪

9.5点

「脂肪」減少 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. 肥満改善作用
    プロテインケミカル(株)で行われた実験によりシトルリンは肥満改善作用を有する成分であることが証明されています。8週間のシトルリン連続摂取により体重・中性脂肪・BMI値の減少・体脂肪率の低下がみられたとのことです。

    参照
    L‐シトルリンの抗肥満効果の検証

     

    これとは別件ですが、肥満の人はシトルリンが欠乏していることが示唆されてます。

    最近はシトルリンについて研究が進められており、優れた「抗酸化作用」があることや、肥満の人にはシトルリンが欠乏していることなども分かっている。

    引用元
    明雄さんのにっぽん農業ノート
    DASH村 ザ!鉄腕!DASH!! 日本テレビ

  2. POMCの発現増加
    シトルリンにはPOMCの発現を増やす働きがあり、それにより抗肥満効果をもたらすこともプロテインケミカル(株)の実験により確認されています。

    ※POMC 摂食行動を抑制する因子

    参照
    L-シトルリンの摂食抑制を介した抗肥満効果のメカニズムの検証

  3. アルギニンを全身に供給
    アルギニンは体脂肪を燃やす酵素を活性化させる働きがあり、リジン・プロリン・アラニンらとともに脂肪燃焼系アミノ酸と呼ばれています。
    シトルリンを経口摂取するとその大部分が腎臓でアルギニンに変換されます。そのため全身に効率的かつ安定的にアルギニンを供給することができます。
    ①の肥満改善作用は「シトルリン直接」だけでなく「アルギニンを介して」も考えられます。

 

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シトルリンの働き分析【中身編】

合計 48.5/60点

カテゴリー別 点数

身体 8.5点

エネ 7.5点

病気 8点

体質 7.5点

精力 9点

健脳 8点

 

身体

8.5点

「身体」の構成材料 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. アルギニンの供給源
    シトルリンは遊離アミノ酸で、体をつくる20種類のアミノ酸に含まれていません。ただし20種類のアミノ酸の1種アルギニンの前駆体として位置付けられています。単に前駆体であるだけでなくアルギニンを直接取るよりもシトルリンを取ったほうが血中のアルギニン濃度を高められるといわれるほど体内のアルギニンの供給源として重要な存在です。
    アルギニンは体たんぱく質の材料としてだけでなく、体たんぱく質の合成を促す成分としても活躍しています。

 

エネ

7.5点

「エネルギー」生成 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. エネルギー産生のサポート
    アミノ酸の供給が過剰となったときにアミノ酸は異化によってエネルギーとして利用されます。

    アミノ酸がエネルギーとして使用される際には有害なアンモニアが発生してしまいます。
    アンモニアが血中に蓄積するとTCA回路を阻害する物質となります。イコール「エネルギー産生が滞る」ことになります。

    TCA回路(クエン酸回路)

     

    TCA回路は糖質・脂質・たんぱく質が最終的に酸化されるための共通する代謝経路です。アセチルCoAがオキサロ酢酸と縮合反応しクエン酸となり、8種類の酸に次々と変化することでアセチルCoAが酸化され二酸化炭素となり、NADH FADH₂を産生します。このNADH FADH₂を電子伝達系の電子伝達体に供与することで酸化的リン酸化が起こり大量のATPが生成されます。

    アンモニアは肝臓において尿素回路で無害な尿素に変えられます。

    シトルリンは尿素回路の中間体です。

    尿素サイクル

    カルバモイルリン酸+オルニチン→シルトリン→アルギニノコハク酸→アルギニン→オルニチン+尿素

    アンモニアと二酸化炭素とATPの縮合反応によりカルバモイルリン酸が生成され、そのカルバモイルリン酸とオルニチンが結合するとシトルリンになります。

    シトルリンはアンモニアを解毒する働きをすることで間接的にエネルギー産生を促しています。

病気

8.5点

「病気」予防 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. 動脈硬化予防
    全身の組織に血液を十分に届けるには血管がしなやかで弾力性があることが条件となります。しなやかさや弾力性が衰える=血管が老化すると血液がスムーズに流れなくなります。
    それにより血栓ができやすくなったり、コレストロールが溜まりやすくなったりします。このことは動脈硬化の進行につながります。

    NO(一酸化窒素)には血管を拡張させしなやかにさせる働き、血小板の凝縮を抑制する働きがあります。
    シトルリンは体内のNOの産生を促す成分です。摂取することで動脈硬化の予防効果が大いに期待できます。

     

    マイナスポイント

    心疾患またはその既往歴がある方はアルギニン及びシトルリンのサプリ摂取を避けて下さい。あるいは医師に相談してください。海外の研究により心筋梗塞の既往歴がある患者にアルギニンを投与したところ死亡率が高まったことが確認されています。

  2. アルギニンの病気予防効果
    シトルリンは体内でアルギニンに容易に変換されます。アルギニンを経口摂取するよりシトルリンを経口摂取したほうが体内で「アルギニン」として利用される割合が高いと言われています。

    なので次のアルギニンが有する効果もシトルリンに当てはまるといえそうです。

    ①褥瘡治癒
    アルギニンは成長ホルモン分泌・コラーゲンの合成・ポリアミンの合成を促進することで褥瘡治癒に関わります。

    ②糖尿病予防
    アルギニンはインスリン抵抗性を改善します。糖尿病の発症予防にも有効です。

    ③がん予防
    アルギニンはNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させます。NK細胞はリンパ球の一種で、がん細胞やウィルスに感染した異常細胞をいち早く発見し、攻撃する働きをします。

    ④骨粗鬆症予防
    アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す働きをするため骨粗鬆症予防にもなります。

 

体質

7.5点

「体質」改善 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. 冷え性
    ストレス・寒さなどにより末梢血管が収縮し血流が悪くなると「冷え」が生じます 血管拡張作用のあるシトルリンは冷え性改善効果を発揮します。
  2. むくみ
    血流改善作用のあるシトルリンはむくみ解消にも有効です。
  3. 疲労回復
    疲労物質の一つアンモニアは尿素回路にて無毒な尿素に変換されます。シトルリンは尿素回路の構成員です。
  4. 免疫力
    NO(一酸化窒素)は細菌やウイルスを認識して攻撃する免疫細胞「マクロファージ」を活性させます。NO産生を促進するシトルリンを摂取すると免疫力がアップし風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。

精力

9点

「精力」増強&「性機能」向上 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. EDの予防
    勃起とは、陰茎内にあるスポンジ状の組織「陰茎海綿体」に血流が充満し、海綿体内圧が上昇することによっておこる現象です
    勃起を完成させるはNO(一酸化窒素)の働きが重要となります。というのも海綿体の内皮細胞からNOが大量に放出されることで海綿体の平滑筋が弛緩される=海綿体に血流が流入する からです。

    シトルリンはNOの産生を促進させる成分です。摂取することで勃起力アップ効果が期待できます。そのため男性の悩みを解決するサプリによく主成分として配合されています。

  2. 不妊改善
    アルギニンは男性・女性の不妊に対して効果があるとされ、よく不妊治療にも取り入れられています。シトルリンを摂取することは体内でアルギニンを増やすことになります。シトルリンは不妊でお悩みの方にもお勧めの成分です。

 

健脳

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「脳」の健康 に関わるシトルリンの働きは主に次です。

  1. 記憶力・集中力・学習力
    シトルリンは血管拡張作用のあるNO(一酸化窒素)の産生を促進させ、脳へ血流を増やす働きをします。脳に血流が増えると脳の神経細胞の働きが活発になり、記憶力・集中力・学習力が増強します。

    NOは神経伝達物質としても働く(神経伝達物質と同様の作用を示す)ことも知られています。このことからもシトルリンは記憶力・集中力・学習力アップにつながる成分と考えられます。

  2. 脳疲労
    肝臓の代謝が落ちるとアンモニアが十分に解毒されなくなります。そのアンモニアが血流により脳に運ばれると疲労を感じるようになります。
    尿素サイクルの構成員であるシトルリンにはアンモニアを解毒する働きがあります。脳の疲労の予防・解消につながります。

 

 

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シトルリンのサプリメント紹介

 
シトルリンがメイン成分のサプリメントを紹介します。
 
Now Foods

シトルリンは尿素サイクルの重要な中間体である非必須アミノ酸であり、他のアミノ酸と共に機能してアンモニアやタンパク質代謝の副産物を排出します。シトルリンは、体の治癒力や健康的な免疫システムの維持にも重要な役割を果たします。

引用元
Now Foods, L-シトルリン、1,200mg、120錠
iHerb.com

 
 
Now Foods

 

アルギニンとシトルリンは、タンパク質の代謝・活用、そして筋肉組織の維持に不可欠な2つのアミノ酸です。これら2つのアミノ酸は、尿素サイクルにおける重要な中間体であり、尿素の産生を介してアンモニアの解毒に関わります。さらに、尿素に変換されないアルギニンは、全身循環に入り、そこで様々な組織に分散され、タンパク質合成などの他の用途に代謝されます。

引用元
Now Foods, スポーツ, アルギニン & シトルリン, 500 mg /250 mg, 120植物カプセル
iHerb.com

 
 
 
商品説明文の引用元 iHerb.comでも購入可能です。その際 iHerb紹介コード=ALH5806 ご利用いただけたら幸いです。 リンクから飛んでいただくと、自動的にコード適応になります。

 

シトルリンが含まれているサプリメントを紹介します。

Scivation

  • エクステンドは、2:1:1の比率の分岐鎖アミノ酸(L-ロイシン、L-イソロイシン、L-バリン)を成分とするEnergy Amino、グルタミン、シトルリンマレート、およびビタミンB6の精密なスポーツブレンドです。
  • BCAAパウダーは、スポーツサプリメントの中でも非常に多くの種類があり、特に研究も進んでいる分野に なりますが、その数ある中でも非常に高い人気と共に、アミノ酸カテゴリーやスポーツカテゴリー製品の中での 数々の賞を受賞するほどの高い評価を持つ製品になります。

Scivation Xtend Amzon

 

 

 

 

シトルリンのまとめ

分析【見た目編】51

分析【中身編】48.5

 

シトルリン NO(一酸化窒素)の産生 参照一覧

シトルリンの代謝と薬効 J-STAGE

短腸症候群とシトルリン J-STAGE

腸管不全とシトルリン投与 J-STAGE

短腸ラットモデルにおけるシトルリン補充療法の有用性および citrulline‐nitric oxide cycle の分子生物学的検討 J-STAGE

アルギニンの給与が黒毛和種肥育去勢牛の血液生化学検査成績に及ぼす影響 J-STAGE

L-アルギニン添加が離乳子豚の飼養成績,窒素出納,血漿中尿素態窒素·遊離アミノ酸濃度に及ぼす影響 J-STAGE

必須アミノ酸, 非必須アミノ酸 その二つを分けるもの J-STAGE

褥瘡 J-STAGE

運動中のセカンドウインド促進のための骨格筋代謝産物の除去に対するアミノ酸摂取効果 KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)

アルギニンの機能特性とエナジー系食品の利用効果 味の素ヘルシーサプライ(株)

協和発酵バイオの健康成分研究所 協和発酵バイオ(株)

シトルリン研究会 協和発酵バイオ(株)

オルニチン研究会 協和発酵バイオ(株)

 

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