タウリン 胆汁酸の分泌促進

タウリン

※遊離アミノ酸の1種
※含硫アミノ酸の1種

※をつけている理由は下記「タウリンとは」で説明

 

タウリンとは

タウリンについて

  • アミノ酸は広義にはその構造にアミノ基とカルボキシル基 両方の官能基を持つ有機化合物の総称をいいます。
    狭義にはたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のことをいいます。

  • タウリンはカルボキシル基を持っていません(その代わりにスルホン酸基を持ちます)。
    またたんぱく質の構成成分でもありません。

  • なので定義上はアミノ酸にあてはまりません。

  • ですがここでは遊離アミノ酸・含硫アミノ酸の一種として扱います。

    遊離アミノ酸

    遊離アミノ酸とはたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸に含まれず、細胞・血液中などに遊離状態で存在しているアミノ酸のことを言います。


    含硫アミノ酸

    硫黄を含むアミノ酸を含硫アミノ酸といいます。

    ここではと記載しましたが、アミノ酸と化学構造が似ているため多くでそのように扱われています。

  • タウリンは体内において脳、心臓、肝臓、筋肉、目などあらゆる臓器に存在しています。
  • 人間の体重の0.1%はタウリンが占めているとされています。例えば体重60㎏ならばタウリンは60g存在しています。
  • タウリンは含硫アミノ酸のシステインあるいはメチオニンから体内で生成されます。


    システイン→システインスルフィン酸→ヒポタウリン→タウリン

    一連の酵素反応

    システイン→システインスルフィン酸 システインジオキシゲナーゼ

    システインスルフィン酸→ヒポタウリン システインスルフィン酸脱炭酸酵素

    ヒポタウリン→タウリンの変換は 酸化によって 

    ※タウリンは体内で合成できますが、体が必要とする量の5%しか合成できないといわれています(必要とする量の値は不明)。

  • タウリンには肝機能を向上させる細胞の機能を正常に保つ神経伝達物質として働くなど様々な作用があります。

タウリンの補足

  • タウリンには合成タウリン食品由来タウリンがあります。
  • 合成タウリンは医薬品です。食品由来は食品(食品添加物等)として利用できます。
  • 日本では医薬部外品として栄養ドリンクから摂取する方法が主となります。

  • 食品由来タウリンであればサプリから摂取できます。この場合は例えば「牡蠣エキス」「シジミエキスサプリ」として販売されています。ただし表立ってタウリン配合をアピールすることは禁じられています。

    Q 配合成分にタウリンを含むサプリメントの広告依頼が来ました。珍しいですが問題はないのでしょうか。

    A 原則として広告はできません。サプリメントなどの健康食品は、医薬品等として承認されたものではないので、医薬品的な効能・効果等を表示して広告すると、医薬品医療機器等法第68条(承認前の医薬品等の広告の禁止)に抵触することになります。

    引用元
    タウリンを含むサプリメントの扱いは?
    広告トピック JARO 公益社団法人 日本広告審査機構

  • 海外からタウリンサプリを購入する際も規制があります。例えば1000㎎/粒のものであったら1回の注文に1個しか買えないといった規制です。
    ※ご利用されているサイトに従ってください。

  • タウリンは魚介類に多く含まれています。特に魚類の結合肉とイカ、タコといった軟体動物に多く含まれています。 

  • ただし魚介類に含有されているタウリンは焼くと3割、煮ると5割減ってしまうといわれています。タウリンを多くとるとしたら刺身がベターとなります。
  • 余談ですが、猫はタウリンを体内で合成できません。なので猫にとってはタウリンは必須アミノ酸となっています。

 

摂取量について

目安摂取量 500~1000㎎/日

食事摂取基準などでタウリンの推奨量は定められていません。
製薬会社やサプリメーカーは目安摂取量として500~1000㎎/日と設定していることが多いです。

 

タウリンの効果・効能

タウリンの効果・効能 5つ激選

  1. 胆汁酸の分泌促進
  2. 抑制性の神経伝達物質として作用
  3. ホメオスタシス作用
  4. 抗酸化作用
  5. IGF-1産生促進(by 知覚神経刺激)

 

そのうち2つを詳しく

①胆汁酸の分泌促進

「食物中の脂肪を吸収しやすくする役割を果たす」胆汁は肝臓で作られます。

胆汁は、胆管を通って十二指腸に運ばれます。

通常はその途中にある胆のうに運ばれ、10倍ほど濃縮された状態で一時的に貯えられています。食事(特に脂肪の多い食事)をしたときに、胆のうが収縮して胆汁が十二指腸に放出されるメカニズムになっています。

胆汁は水と胆汁酸とピリルビンとコレストロールで構成されています(97%は水)。
冒頭で「食物中の脂肪を吸収しやすくする役割を果たす」と述べましたが、この働きをしているのが主成分である胆汁酸です。胆汁酸は小腸でミセルを形成し、水にとけない脂肪を乳化(油と水が混ざった状態)させ脂肪の消化・吸収を助けます

ミセル
ミセルとは親水基(水になじむ)を外側に、親油基(油になじむ)を内側にした球状の会合体のことです。水に溶けない脂質は胆汁酸とミセルを形成することで親和性が高まり、小腸の吸収上皮細胞からの吸収が可能になります。

ここで胆汁酸の特徴を簡単にまとめます。

胆汁酸

【どこでなにから】

胆汁酸は肝臓でコレストロールから作られます。そして胆汁中に分泌されます。

【いつどこから分泌】

食事、特に脂肪の多い食事をしたときに、胆汁(胆汁酸)は十二指腸から分泌されます。

【胆汁酸には種類がある】

胆汁酸は大きく一次胆汁酸と二次胆汁酸にわかれます。

一次胆汁酸 肝臓で合成される胆汁酸

  • 【コール酸】80%
  • 【ケノデオキシコール酸】2%

二次胆汁酸 小腸にて腸内細菌により一次胆汁酸より生成される

  • 【デオキシコール酸】 from コール酸 15%
  • 【リトコール酸】from ケノデオキシコール酸 %
  • 【ウルソデオキシコール酸】from ケノデオキシコール酸 %

     

    ※%は一次・二次合わせての割合です。
    ※二次胆汁酸のデオキシコール酸とリトコール酸は 細胞毒性(細胞傷害性)が強いです。そのため発がん作用があるとされています。

【胆汁酸には型がある】

上記した5種類の胆汁酸には型があります。
タウリン抱合型・グリシン抱合型・その他(遊離の状態もあり)の3パターンです。
一次胆汁酸は通常、アミノ酸と結合した抱合型胆汁酸です。うち約1/3はタウリンと結合したタウロコール酸で、約2/3はグリシンと結合したグリココール酸です。

つまり肝臓で合成された一次胆汁酸はタウリンあるいはグリシンと結合した抱合型胆汁酸として胆のうに蓄えられ、食事(特に脂肪の多い食事)をしたときに、十二指腸から分泌されることになります。

【胆汁酸はめぐる】

十二指腸から分泌された胆汁酸は小腸で脂肪の消化・吸収を手伝う働きをした後に、その大部分(95%)は小腸の回腸末端に吸収され、門脈を経て再び肝臓に戻され再利用されます。このことを腸肝循環といいます。

一部は回腸下部~大腸に達します。回腸下部に近づくにれ脱抱合され、大腸の腸内細菌により脱水酸化などされ、二次胆汁酸になります。
※二次胆汁酸には大腸がん促進作用があります。

 

以上を踏まえた上で
胆汁酸の分泌を促進させることは、次の効果を得ることができます。

①肝機能アップ
「体内の化学工場」の異名をもつ肝臓の働きのうち最も重要なのは①代謝②解毒③胆汁酸の生成・分泌の3つです。胆汁酸の分泌を促進することは、肝臓の「3大働き」の1つを手助けすることになります。これは肝臓の負担を減らす=肝機能アップにつながります。

②動脈硬化予防
胆汁酸はコレストロールから生成されます。そのため胆汁酸の分泌が増えるとコレストロール値が低下します。血液中のコレストロールが減ることは動脈硬化の予防になります。

③脂肪燃焼
胆汁酸が界面活性剤として働くため、脂肪が脂肪分解酵素リパーゼの作用を受けやすくなります。つまり脂肪の分解が促進されることになります。
※下記☆エネルギーに記載した内容も含めて脂肪燃焼効果があります。

④カロテノイドの吸収を高める
βカロチンなどのカロテノイドは胆汁酸により乳化されミセルを形成し腸で吸収されます。なので胆汁酸の分泌が促進されるとカロテノイド類の吸収が高まります。

☆エネルギー
最近の研究により胆汁酸は胆汁酸をリガンドとする核内受容体【FXR】やGタンパク質共役受容体【TGR5】に結合することでシグナル伝達分子として働く(ホルモンのような働きをする)ことが判明しています。
その作用は糖・脂質の代謝、エネルギー代謝制御に関与などさまざまです。
※これだけ☆として別枠にしているのはその内容が①~④と別物と考えたからです。

 

タウリンは「胆汁酸の抱合」に必要な成分です。
そのためタウリンの摂取は胆汁酸の分泌を促進させます。
すなわちタウリンを摂取することで上記した効果が期待できます。

 

 

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③ホメオスタシス作用

ホメオスタシスとは日本語で生体恒常性ないし恒常性維持機能のことを言います。

簡単にいうとホメオスタシスとは外部環境が変わっても体(の値)をある一定の状態に保つことです。
※ここでの体の値とは「体温」「血圧」「カルシウム濃度」などのことと捉えてください。

ホメオスタシスの例

【体温の上昇を防ぐ】
夏暑いときに 汗を出す(汗が出る)ことで 体温調整をする

【体温の低下を防ぐ】
冬寒いときに 体を震わす(体が震える)ことで 体温調整する

ホメオスタシスを正しく機能させるにあたり重要な役割を担うシステムが3つあります。
それは

  • 神経系(血液の流れや体の働きを調整する)
  • 内分泌系(体が正常に働くため必要なホルモンの分泌を司る)
  • 免疫系(ウィルス・細菌など異物の侵入を防ぐ)

の3つです。
この3つはそれぞれ独立して働くのでなく、お互いに協力しあいバランスを保ちながら働きます。
簡単にいってしまえばどれか1つの機能が低下すると、残り2つも影響を受けるということです。

この三角関係のバランスが保たれているホメオスタシスが正しく機能している です。

ホメオスタシスの乱れの大きな原因となるのはストレスです。

不安、恐怖、緊張などのストレスにより
自律神経(神経系)が乱れると、胃腸の低下、不眠などの症状が現れます。
すると他2つにも影響を及ぼします。
例えば
内分泌系 女性ホルモンの分泌が減ってしまう→ 肌荒れ・月経不順など
免疫系  免疫系の機能が低下する→ 風邪を引きやすくなるなど
といった感じです。


ストレスによりこの三角関係のバランスが崩れホメオスタシスを正しく機能しなくなるとさまざまな不調が同時に起きます。

タウリンにはホメオスタシス作用があります。
※ホメオスタシス作用というよりはホメオスタシスに関わっているという表現のほうが適しているかもしれません。

タウリンのホメオスタシス作用は例えば

血圧が上昇したとき、下降させる
(タウリンは交換神経の働きを抑制する)

細胞内のカルシウムイオンの恒常性維持に関わる
(タウリンは細胞内のカルシウムとマグネシウムのバランスを調整する)

といったものです。

タウリンは「細胞の恒常性維持」のため、つまるところ生体内の各器官がその機能を十分に果たすために必要な大事な成分といえます。

 

 

タウリンの働き分析【見た目編】

合計 43.5/60点

カテゴリー別 点数

薄毛 6.5点

白髪 7点

美肌 6点

美白 6.5点

筋肉 8.5点

脂肪 9点

 
 

薄毛

6.5点

「薄毛」改善 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. IGF-1
    成長因子とは特定の細胞の分化・増殖を司るたんぱく質の総称のことです。そのうちのいくつかは毛包内に発現し、髪に大きな影響を与えています。

    その1つがIGF-1(インスリン様成長因子-1)です。

    ・IGF-1とは

    IGF-1は、構造がインスリンに極めて似ている成長因子です。細胞にある受容体に結合することでその細胞の働きを活性化させます。髪(頭皮)においては髪の毛母細胞の受容体にIGF-1が結合すると毛母細胞の働きが活性されます。

    IGF-1とヘアサイクル

    髪は毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで生まれ成長していきます。なので毛母細胞の働きが活性されることはヘアサイクルの成長期の期間が延長される退行期・休止期の期間が短縮されるにつながります。

    ヘアサイクル(毛周期)

    成長期(約2年~6年)→退行期(約2週間)→休止期(約3カ月)→【脱毛】→再び成長期

    成長期に毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪が生まれ育っていきます。

    成長期にIGF-1が毛母細胞に作用することでその期間が延びます。
    これは「IGF-1が毛母細胞に作用すると抜け毛が減る」と言い換えることができるかもしれません。

    ・どこで生まれる

    毛包内において IGF-1は毛乳頭細胞で産生されます。

    この産生を増やすことが薄毛予防につながります。

    ・IGH-1を増やす方法(その1)

    IGF-1は成長ホルモンによって増えます。

    他のレビューの薄毛カテゴリーにおいて、よく「成長ホルモン」を評価対象し「成長ホルモンの分泌を促す」能力が高い成分を高評価してきました。
    理由は「成長ホルモンが分泌されると毛母細胞の細胞分裂が促進されるから」です。

    これは厳密にいうと「成長ホルモンが分泌されると【毛乳頭細胞でIGF-1が産生され、そのIGF-1が毛母細胞に作用することで】毛母細胞の細胞分裂が促進されるから」ということになります。

    ・IGH-1を増やす方法(その2)

    さてIGF-1を増やす方法として成長ホルモンの分泌を促進することが「メジャー」ではありますが、それ以外にもあります。それは胃や腸にある知覚神経を刺激することです。

    知覚神経が刺激されるとCGRPと呼ばれる物質が分泌されます。この物質が分泌されると全身の細胞でIGF-1を増やすとされています。全身の細胞はもちろん毛乳頭細胞も含まれています。

    CGRP
    CGRPとはカルシトニン遺伝子関連ペプチドアミノ酸が結合したものです。胃や腸にある知覚神経を刺激すると放出されます。

    ・タウリンは
    長々と書きましたが、
    要約すると

    IGF-1を増やすことは薄毛予防になる。

    IGF-1を増やす方法は
    成長ホルモンの分泌を促す」or「知覚神経を刺激する
    のどちらかである。


    です。

    タウリンは後者です。タウリンには知覚神経を刺激する働きがあります。

    そう、このタウリンも胃の知覚神経の刺激を促進して、全身のIGF-1を増やしてくれる働きがあるのです。

    引用元
    「海藻が抜け毛・薄毛を予防」は迷信じゃなかった?
    All About メンズスタイル (株)オールアバウト

    タウリンの摂取はIGF-1の増加&抜け毛を減らす効果が期待できます。

 

白髪 

7点

「白髪」予防 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 肝機能アップ
    腎臓・肝臓・胃の機能の低下は白髪につながります。
    一説によると白髪ができる場所によりどこの臓器の不調かがわかるほど白髪と臓器はリンクしているとされています(ただはっきりとした因果関係を示すことはできません)。

    タウリンは肝機能を向上させる成分として有名です。肝機能低下による白髪を防ぐ効果が期待できます。
  2. メラノサイト活性化
    髪の黒色のもととなるメラニンはメラノサイトで作られています。

    ※メラノサイトは毛母細胞の隣に存在しています。

    毛母細胞が細胞分裂して髪が作られる過程で、メラノサイトで生成されたメラニンが毛母細胞に受け渡され髪が黒くなります。
    髪を黒くするためにはメラノサイトを活性させることが重要となります。

    細胞の増殖に関与する成長因子IGF-1にはメラノサイトを活性化させる作用が期待できます。実際にマウス実験でIGF-1を増やすとメラニン色素が増えることが確認されています。

    また、白髪と薄毛のメカニズムは違いますが、IGF-1を増やすとメラニン色素が増え、髪色が黒くなることが、マウスへの実験で分かっています。

    引用元
    白髪と薄毛の原因としくみ、どう違うの? 薄毛と白髪の関係/抜け毛予防 
    毎日が発見ネット 

  3. 傷んだ髪を修復する
    白髪予防に関して少し視点を変えてみます。白髪を隠すためにヘアカラーなどで髪を染めた「その後」についてです。

    髪を染めた後は髪が傷みます。その傷みを改善する成分としてタウリンが活躍します。ホーユー(株)と東工大大学院との研究によりタウリンには毛髪内部のたんぱく質の結合を強化する働きがあり、染めて傷ついた髪を修復する効果があることが判明しています。

    アミノ酸誘導体である「タウリン」に、弱った毛髪のタンパクを引き締め、より健康な状態に戻す働きがあることを発見しました。

    引用元
    東京工業大学との共同研究により、大気中・水中での毛髪内部構造の観察に成功 ~観察の結果、毛先の健康に対する「タウリン」の有効性を発見~
    大気中・水中での毛髪内部構造の観察に成功 ホーユー

    なのでヘアカラーなどのヘアケア商品によくタウリンが配合されています。

美肌

6点

「美肌」作り に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. ホメオスタシス作用
    ホメオスタシスとは外部環境が変わっても内部環境を一定の状態に保とうとする働きを言います。内部環境とは体内環境のこと、つまり体内の細胞が生きる環境のことです。

    ようはホメオスタシスとは

    温度・湿度・光が変わっても【細胞がしっかり機能できるよう】無意識のうちに体温、浸透圧、電解質濃度、pHなどが一定の範囲に調整される


    ことをいいます。

    さて我々に備わっている「ホメオスタシス」の機能は肌においては、肌の細胞を健康な状態に保つように働き肌自らがキレイなろうとする力(皮膚の自然治癒力)を引き出します。
    これはスキンホメオスタシスと呼ばれています。

    昨今 美肌作りにスキンホメオスタシスが注目され、スキンホメオスタシスを引き出す化粧品が販売されたり、スキンホメオスタシスを引き出すスキンケア方法が雑誌で特集されたりしています。

    タウリンには細胞を正常に戻そうとする働きがあります。そのためホメオスタシス作用がある成分として知られています。摂取することでスキンホメオスタシスを引き出す可能性があるかもしれません。

  2. 肝機能
    「皮膚は内臓の鏡」という言葉をご存知でしょうか。これは「肝臓や腎臓が元気ならば肌がきれいでつやつやになる⇄肌荒れがくすみが起こると肝臓や腎臓に不調が起きている」といった意味です。

    中でも肝臓は人間最大の臓器で体内に取り入れた栄養素をさまざまな物質に変化させる、いうなれば「体内の化学工場」といえる大事な場所です。肝臓の働き低下は肌の不調に直結するといってもけして言い過ぎではありません。
    タウリンは肝機能を向上させる成分としてとても有名です。

 

美白

6.5

「美白」ケア に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 抗酸化作用
    シミの原因となるメラニンは活性酸素の攻撃から肌の細胞を守るために作られます。なので紫外線などにより体内に活性酸素が過剰に発生するとメラニンはたくさん作られてしまいます。
    タウリンには抗酸化作用があります。
  2. IGF-1
    表皮細胞の生まれ変わり=肌のターンオーバーのことです。

    肌のターンオーバーが正常に行われないと肌のバリア機能・水分保持機能が失われてしまいます。それだけでなく肌の細胞にメラニン色素が沈着するようになります。
    というのもメラニンは肌のターンオーバーとともに排出されるからです。


    つまるところ肌のターンオーバーの乱れはシワ・シミを生み出す大きな原因となります。

    さて表皮細胞を生み出すのは表皮基底層に存在する表皮幹細胞です。表皮幹細胞は、繰り返し増殖をする機能(自己複製能)と表皮細胞を生み出す機能(分化能)をもちあわせている、いうなれば肌のターンオーバーを司る細胞です。
    表皮幹細胞を活性化させることで表皮細胞の増殖が活発になり肌のターンオーバーが促進されます。

    IGF-1には表皮幹細胞を活性化させる働きがあります。
    ※薄毛項目で説明したようにIGF-1が細胞にある受容体に結合すると細胞が活性されるといったメカニズムです。

    なのでIGF-1を増やす成分をとることは、肌のターンオーバーを促進させ、メラニンの排出を促すこと=美白ケアにつながります。
    タウリンは知覚神経を刺激することでIGF-1を増やす働きをすると言われています。

筋肉

8.5

「筋肉」増強 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 筋肉に多く
    タウリンは体重の約0.1%を占め、体内のあらゆる臓器に存在しています。例えば体重50㎏の人であったら体内に50gはタウリンが存在していることになります。
    特に豊富にふくまれている場所は筋肉です。筋肉には体内のタウリン量の半分以上が集まっているとされています。

    筋肉においてタウリンの活躍をざっとまとめます。

    筋肉運動に対して

    タウリンといえばリポビタンDでお馴染みの大正製薬(株)。そのニュースリリース(1997年)にてタウリンと筋肉の関係について記載されていました。その要点を簡単にまとめると以下になります。

    ①研究によりタウリンには筋肉運動を司る神経の情報伝達を高める働きがあることが判明されている。

    ②さらに違う研究ではタウリンが筋肉における収縮エネルギーの増幅に影響を及ぼし、筋肉のさまざまな代謝作用をも好転させることを示している。

    ☆以上から筋肉に多く存在しているタウリンは筋肉をなめらかに持続的に動かすために重要な存在であると考えられる。

    参照&引用元 
    リポビタンDシリーズに新製品 タウリンを増量[リポビタンD2000]新発売 
    大正製薬(株) 

    筋損傷や筋疲労に対して

    ①ホメオスタシス作用
    筋収縮は細胞内のカルシウムイオン濃度(Ca2+濃度)の変化により起こります。細胞内のCa2+濃度の恒常性が崩れると筋疲労や筋損傷につながります。タウリンには細胞の恒常性を維持する働きがあります。

    ②抗酸化作用
    酸化ストレスも筋疲労や筋損傷の原因の1つとなります。タウリンの抗酸化作用は酸化ストレスの軽減につながります。

    ③抗炎症作用
    損傷を与えた筋線維を修復する過程では炎症が起きます。いわゆる筋肉痛です。タウリンには抗炎症作用があります。

    実際、研究によりタウリンの摂取が筋肉痛の軽減につながったり、持久性運動パファーマンスの改善につながることが判明されています。
    以上のことからタウリンは筋肉にとって大事な成分といえます。

 

脂肪

9点

「脂肪」減少 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 胆汁酸の分泌促進
    胆汁酸は肝臓でコレストロールから作られます。肝臓で作られたあと胆汁の主成分として胆のうに蓄えられます。

    食事(特に脂肪の多い食事)をしたときに、十二指腸から分泌され水にとけない脂肪を乳化させその消化・吸収を助ける働きをします。

    胆汁酸の働きは単に脂肪の消化・吸収を助けるだけはありません。胆汁酸が分泌されると脂肪の燃焼が高まります。理由は以下2点です。

    リパーゼの活性化
    脂肪燃焼は
    (脂肪を)分解→(ミトコンドリアに)運搬→(ミトコンドリアで)燃焼
    の3つの過程を経て行われます。

    分解の過程において中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する際に働く酵素が脂肪分解酵素リパーゼです。
    胆汁酸が分泌されると胆汁酸が界面活性剤として働くため、脂肪がリパーゼの作用を受けやすくなります。つまりリパーゼを活性させ脂肪の分解が促進されることになります。分解が促進されれば脂肪の燃焼が高まります。

    GLP-1分泌促進
    消化官から分泌されインスリンの分泌を促す働きをもつ消化官ホルモンを総称してインクレチンといいます。インクレチンは食事をすることで消化官内に栄養素(炭水化物や脂肪など)が入ると、その刺激により消化官から分泌されます。

    GLP-1は代表的なインクレチンです。GLP-1は消化官内に栄養素が流入すると消化官粘膜上皮から分泌されます。
    GLP-1を分泌させることは肥満予防につながります

    その前に予備知識として少しインスリンの話をさせていだきます。

    インスリンについて

    体内に取り入れた糖質はブトウ糖(以下糖)に分解され、小腸に吸収されたのちに全身の細胞に取り込まれます。この取り込みをするのがインスリンの役割です。食事をすると血糖値が上がりすい臓からインスリンが分泌されます。血糖値を下げる過程でインスリンは血中の糖を細胞に取り込むように働きます。

    さて肥満の原因の一つに食後に「血糖値が急上昇しインスリンが過剰に分泌される」ことがあげられます。インスリンは糖が多い場合、余った分を脂肪細胞に運び体脂肪として蓄える働きをするからです。

    血糖値の上昇が緩やかならば、通常はインスリンが過剰に分泌されることはありません。
    ただし血糖値が急上昇する状況に至るとインスリンが過剰に分泌されてしまいます。
    血糖値が急上昇する状況とは
    空腹状態で糖質が多く含まれている食物を食べる
    食物を急いでたくさん食べてしまう
    などのことをさします。

    このことを踏まえてGLP-1の肥満予防の働きは次の3点となります。

    • 血糖値の上昇を抑える
      GLP-1はすい臓に作用しインスリンの分泌を促進させ血糖値の上昇を抑えます。
      このインスリン分泌促進作用は血液中のグルコース濃度の上昇に応じて行われます。
      つまり血糖値が高いときにインスリンの分泌を増やす、血糖値が低い状態ではインスリンの分泌は増やさないといった血糖値の上昇に応じて行われるメカニズムとなっています。
    • 食後の血糖値の急上昇を抑える
      上記の働きをもつGLP-1が分泌されることで余分な糖が腸でゆっくりと吸収されるようになります。なのでGLP-1を活発に分泌させれば食後の血糖値の上昇がゆるやかになります。その結果、食事をしても太りにくくなります。
    • 満腹中枢を刺激する
      脳の視床下部には、空腹を感じる「摂食中枢」と満腹を感じる「満腹中枢」が存在します。摂食中枢が刺激されれば空腹感を、満腹中枢が刺激されれば満腹感を感じるようになります。GLP-1が多く分泌されると満腹中枢が刺激されます。満腹感を高め、食欲を抑える作用があります。

    このような働きをするGLP-1は「痩せるホルモン」としてメディアで大変注目されています。


    ※話題のサバ缶ダイエットはサバに含まれているEPAという成分がGLP-1の分泌を増やすからです。

     

    さてここは胆汁酸の話です。なぜ胆汁酸の項目でGLP-1の話をしたのかというと、胆汁酸にGLP-1を増やす働きがあるからです。

    近年の研究により、胆汁酸は胆汁酸をリガンドとする核内受容体【FXR】やGタンパク質共役受容体【TGR5】に結合することでホルモンのような働きをすることが判明しています。
    さまざまな働きがありますが、そのなかに「TGR5を介してGLP-1の分泌を促進する」働きがあることが明らかになっています。

    ※メディアで取り上げられる胆汁酸ダイエット【古い胆汁酸を排泄して新しい胆汁酸を血中に増やす】の核となるのがこの「ホルモンのような働き」だと思われます。


    「胆汁酸の抱合」に必要なタウリンの摂取は胆汁酸の分泌を促進させます。
    それにより「リパーゼの活性化」&「GLP-1の分泌促進」効果が期待できます。タウリンは脂肪燃焼効果が高い成分といえるかもしれません。

 

タウリンの働き分析【中身編】

合計 49/60点

カテゴリー別 点数

身体 6点

エネ 7.5点

病気 9点

体質 9.5点

精力 8.5点

健脳 8.5点

 

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身体

6

「身体」の構成材料 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. あらゆる臓器に
    タウリンは遊離アミノ酸で、たんぱく質を構成するアミノ酸ではありません。

    ただし、筋肉・心臓・脳・目の網膜といったあらゆる臓器、組織に存在しています。
    ※具体的に名前を出した場所には高濃度で存在しています。

    そしてこれら臓器、組織がその機能を十分に発揮できるように恒常性を維持する重要な役割を果たしています。考えようによってはタウリンはこれら臓器、組織を構成しているものの一部と捉えることができます。

 

エネ

7.5点

「エネルギー」生成 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 胆汁酸
    胆汁酸の主たる働きは脂肪を乳化させその消化・吸収を助けることです。胆汁酸を分泌させることは脂肪の分解を促進させることにもなります。というのも胆汁酸が界面活性剤として働くため、脂肪がリパーゼの作用を受けやすくなるからです。

    脂肪分解酵素リパーゼ

    リパーゼが活性すると脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解されます。分解されて生じた脂肪酸がミトコンドリアに運搬されエネルギー物質ATPに変換される(そして消費される)ことが脂肪燃焼です。

    つまるところ胆汁酸の分泌を増やことは【脂肪の分解を促進させる→脂肪の燃焼を促進させる=脂肪からのエネルギー産生を促進させる】ことになります。

    また近年の研究により胆汁酸は核内受容体やGタンパク質共役受容体に結合することでシグナル伝達分子として働くことも判明しています。その作用の中には糖代謝・脂質代謝・エネルギー代謝制御に関与するが含まれています。

    タウリンには胆汁酸の分泌を促進させる働きがあります。

病気

9点

「病気」予防 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 動脈硬化予防(by 胆汁酸分泌促進)
    血液中のコレストロールが増えると血管壁に蓄積しやすくなり動脈硬化のリスクが高まります。

    血液中のコレストロールは肝臓で合成されたもの or 食事から吸収されたもの のいずれかです。

    胆汁酸は肝臓でコレストロールをもとに作られます。タウリンは胆汁酸の分泌を促進させる働きをします。つまるところタウリンには血中コレストロール値を下げる作用があります。

  2. 動脈硬化予防(by 抗酸化作用)
    上記したコレストロールの蓄積が動脈硬化を進行させる理由について補足します。

    血液中のLDLコレストロールが活性酸素の攻撃をうけ酸化されると酸化LDLに変わります。この酸化LDLはマクロファージに食べられプラークとして血管壁に蓄積していきます。そうなると血管の内側は細くなって動脈硬化を引き起こします。

    つまり「コレストロール(LDL)の増加」&「活性酸素の発生」この2つの組み合わせが動脈硬化のリスクをさらに高めることになります。
    タウリンには抗酸化作用があります。LDLが酸化されるのを防ぎます。

  3. 高血圧予防(by ホメオスタシス作用)
    タウリンは交換神経の働きを抑制する(カテコールアミンの放出を抑制する)ように作用します。この作用により血圧が上昇したときに下降させます。高血圧の予防に効果があります。
  4. 心不全予防(by ホメオスタシス作用)
    心筋の収縮弛緩において細胞内のカルシウムイオンが重要な役割を担っています。タウリンはカルシウムの働きを調整することで心機能を高めます。それにより心臓から送り出される血液量が増えるため心不全の予防になります。
    タウリンは心不全の治療薬として用いられることもあります。

  5. 糖尿病予防(by 胆汁酸分泌促進)
    インスリンの分泌を促す働きをもつホルモン「GLP-1」は高血糖値の時に作用が強まり、血糖値が正常の時は弱まります。そのためこのホルモンの分泌を促すことは糖尿病の予防になります。

    実際に糖尿病治療薬としてGLP-1受容体作動薬があります。

    GLP-1受容体作動薬

    GLP-1はすい臓のGLP-1受容体に結合して血糖値が高いときにインスリン分泌を促し血糖値を低下させます。GLP-1は消化官内に栄養素が流入すると消化官粘膜上皮から分泌されます。このとき活性型GLP-1として分泌されます。活性型がすい臓に作用すると血糖値が高いときにインスリン分泌を促し血糖値を低下させる働きをします。

    生体内にはDPP4と呼ばれる活性型GLP-1を不活性型にする酵素が存在します。なので活性型としてすい臓に作用するのは約10%にとどまるとされています。

    GLP-1受容体作動薬はDPP4の作用を阻害する薬です。


    胆汁酸はGタンパク質共役受容体【TGR5】に結合することでGLP-1の分泌を促進させます。タウリンは胆汁酸の分泌を促進させます。つまるところタウリンの摂取は糖尿病の予防になります。

 

体質

9.5点

「体質」改善 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 肝機能
    タウリンは肝臓にとって重要な物質です。以下その理由です。
    • 肝細胞の再生を促進させる
    • 肝細胞の細胞膜を安定させる
    • 胆汁酸の分泌を促進させる
    • 肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出すことを促す
    • 肝臓の酵素の働きを助けアルコールの分解を早める

    タウリンの摂取は肝機能を向上させます。
  2. 疲労回復
    身体には何か異常な状態になる(外部環境の変化などにより)と元の正常な状態に戻そうという機能が備わっています。この機能をホメオスタシス(恒常性維持機能)といいます。タウリンにはホメオスタシス作用があります。
    タウリンは脳や筋肉をはじめ、あらゆる臓器に存在します。そしてそこで細胞の働きを正常に保つのを助ける働きをします。例えば筋肉であれば筋肉がスムーズに動くのを手助けする働きをします。

    タウリンが疲労回復・滋養強壮に効くのはタウリンにホメオスタシス作用や肝機能を向上させる作用があるからと考えられます。

  3. 視機能
    タウリンは目の網膜に多く含まれています。

    そして目の新陳代謝を活発にさせる働きや目を酸化ストレスから守る働きをします。
    タウリンには、角膜の修復促進・網膜機能の維持・目の疲労改善 効果が見込まれます。

  4. むくみ
    人間の体の約60%は体液と呼ばれる「水分」で構成されています。
    人間の構成比
    体液は細胞膜を介して細胞内液と細胞外液に分けれらます。体液の2/3は細胞内にある細胞内液で、1/3は細胞外にある細胞外液です。

    細胞外液は毛細血管を介して血漿(血液に含まれる水分)と組織間液(細胞と細胞の間を埋めている水分)にわけられます。むくみは何らかの原因で組織間液が増加した状態=細胞と細胞の間に異常に水分が溜まった状態をいいます。

    通常は水分が細胞内と細胞外の間を常に行き来して、浸透圧を調節したりすることで体液の濃度のバランスが一定に保たれています。
    このバランスに貢献するのが細胞内の浸透圧調節に効果を発揮するタウリンです。タウリンの摂取はむくみの予防になります。

精力

8.5点

「精力」増強&「性機能」向上 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 女性不妊
    卵子には多くのミトコンドリアが存在しています。その数は卵子1個につき10万~とされています。なのでミトコンドリアの機能低下が卵子の老化につながり、しいては生殖機能の低下をもたらします。

    逆に言えば、卵子のミトコンドリアを活性化させることができれば不妊症の予防・改善になります。

    ミトコンドリアを活性させる成分の1つにマグネシウム【細胞内のエネルギー代謝に欠くことができないミネラル】が挙げられます。
    タウリンには細胞内のカルシウムとマグネシウムのバランスを調整する働きがあります。

    簡単にいえば、この2つの成分がその機能を十分に発揮できるよう手助けする働きをします。ここでいうとマグネシウムのミトコンドリアを活性する働きを手助けします。

    つまるところタウリンもミトコンドリアの活性に関与し妊活に貢献する成分といえます。

  2. 男性不妊
    ミトコンドリアを活性させることの重要性は当然ですが精子にもあてはまります。例えば精子の運動率の低下はミトコンドリアの機能低下が深く関与していると考えられます。上述した内容より、タウリンは男性不妊にも貢献するといえます。
    別の視点からも、タウリンは男性不妊と関わっています。筑波大学とコーネル大学の共同研究により次のことが判明しています。

    タウリンには、精子が雌生殖器道内に侵入した際に、浸透圧的 ストレスによって鞭毛の変形が生じて運動性を喪失するのを防ぐ役割があることがわかりました。

    引用元 
    精子のタウリン不足が不妊を招く ~精子が雌生殖器道内での浸透圧的ストレスを回避するメカニズムの発見~ 
    筑波大学

    ここでは深く考えずにこのリリースの題名をそのまま素直に受けいれればいいと思います。つまり「精子のタウリン不足が不妊を招く」です。

  3. 精力増強
    タウリンは精力増強効果があるとして有名です。そのため精力剤や滋養強壮剤に配合されています。

    ただタウリンの精力増強の働きについて、ピンポイントでコレというのが見つかりませんでした。その中で割と精力増強に関係しているものとして2点あげておきます。

    ①テストステロン
    タウリンは精巣にも多く存在しています。精巣での男性ホルモン「テストステロン」の生成・分泌に何らかの関与があると考えられます。テストステロンは精力・性欲を司る物質です。

    ②NO(一酸化窒素)
    勃起とは、陰茎内にあるスポンジ状の組織「陰茎海綿体」に血流が充満し、海綿体内圧が上昇することによっておこる現象です
    勃起を完成させるはNOの働きが重要となります。というのも海綿体の血管内皮細胞からNOが大量に放出されることで海綿体の平滑筋が弛緩される=海綿体に血流が流入するからです。

    血管内皮の機能低下はNOの産生減少につながります。

    近年の研究によりタウリンの摂取が血管内皮の機能改善に効果があることが判明しています。

    また近年,臨床的にも血管内皮機能障害に対してタウリンが有効であるという報告がなされた.Fennessy らは健常人喫煙者(1日1箱以上のたばこを2年以上吸っている男性)にタウリンを1日1500mg(魚介類100g に相当する量),5日間服用させた後,血流依存性血管拡張反応を観察し,タウリン服用による血管内皮機能の改善効果について報告した

    引用元
    タウリンの動脈硬化予防薬としての可能性
    Jステージ

    これは間接的にNO産生に関わっていると考えてもいいかもしれません。

 

健脳

8.5

「脳」の健康 に関わるタウリンの働きは主に次です。

  1. 抑制性の神経伝達物質
    脳内にも高濃度で存在するタウリンは抑制性の神経伝達物質(あるいは神経機能調整因子)として働きます。
    タウリンにはグリシン受容体、GABA受容体を活性化させる作用があり、それにより抑制性の神経伝達物質(あるいは神経機能調整因子)として働くと考えられます。
    ※グリシンとGABAは抑制性シナプス伝達を担います。

    なおタウリンのホメオスタシス作用(血圧が高いときに血圧をさげる)は「脳の自律神経に働いて交感神経の緊張を和らげること」で発揮されます。

 

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タウリンのサプリメント紹介

タウリンがメイン成分のサプリメントを紹介します。
 
Now Foods

タウリンは、タンパク質合成には活用されませんが、ほとんどの組織、特に神経系全体に主として遊離状態で存在する条件つき必須アミノ酸です。それは組織内で、ポタシウム、ナトリウムとマグネシウムを細胞の内外に運ぶのを支援して、細胞膜を安定化させます。タウリンは、神経インパルスの生成および調節を助け、正常な体液平衡の維持を促進します。視覚経路のほか、グリシンとアミノ酪酸が神経伝達物質として作用する脳および神経系でも活用されています。

引用元
Now Foods, タウリン、500 mg、100粒
iHerb.com

 
 
タウリンが含まれているサプリメントを紹介します。
 
KAL

KAL Magnesium Taurate+はマグネシウム鉱物を遊離アミノ酸であるタウリンと組み合わせたものです。マグネシウムは正常で健康な神経や筋肉機能のための栄養的なサポートを提供し、心臓、血管、組織の酸化ストレスから保護するのに役立つ細胞膜を通るイオンの健康な流れを調節する作用があります。ビタミンB-6の補酵素形態であるピリドキサール5リン酸は、赤血球合成および神経組織機能に生体利用可能な栄養を提供します。研究により、マグネシウムとビタミンB6には相乗的関係があると言われています。

引用元
KAL, マグネシウムタウレート+, 400 mg, 90錠
iHerb.com

 
 
 
 
商品説明文の引用元 iHerb.comでも購入可能です。その際 iHerb紹介コード=ALH5806 ご利用いただけたら幸いです。 リンクから飛んでいただくと、自動的にコード適応になります。

 

 

タウリンのことが書かれている本を紹介します。

朝日新聞出版

そして、気の遠くなるような調査の末にたどり着いた結論が「健康と長寿に深く関与する2大栄養素は、タウリンとマグネシウムだ」ということだった。

 「タウリンは魚介類に含まれるアミノ酸の一種です。タウリンを摂取すると、交感神経の働きが抑えられて血圧が下がり、血管に脂肪がつきにくくなることが分かりました。

 マグネシウムは塩分の排出に重要な役割を果たし、血糖値を調節するインスリンの働きを助け、また最近では動脈硬化の予防にも役立つことが分かってきました。私たちの体内のマグネシウムは加齢とともに減っていくので、食事で補わなくてはいけません。マグネシウムが足りなくなると、血管の壁にナトリウムがたまって水分で壁が厚くなり、血圧が上がりやすくなるからです」

 マグネシウムは生活習慣病の予防や改善に大きな鍵となる栄養素なのだという。

引用元
affインタビュー 第44回
 
農林水産省 

 

 

 

タウリンのまとめ

分析【見た目編】43.5

分析【中身編】49

 

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