ナイアシン
別名 ビタミンB3・ニコチン酸・ニコチン酸アミド
13種類のビタミンの1種
9種類の水溶性ビタミンの1種
ナイアシンについて
- ナイアシンはニコチン酸とニコチン酸アミド(ニコチンアミド)の総称。
- 植物性食品ではニコチン酸、動物性食品ではニコチン酸アミドとして存在している。
- 生体内ではニコチン酸アミドとして肝臓に貯蔵される。
- 細胞内に取り込まれたニコチン酸アミドはNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)やNADP(二コチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸)に変換され利用される。
- NAD及びNADPとなって酸化還元反応に関わる数多くの酵素の補酵素として働く。
- 体内にある酵素は2000種類以上とされているが、うち約500種類はナイアシンが関与している。
消化・吸収
- 摂取したナイアシン(ニコチン酸及びニコチン酸アミド)は小腸より吸収される。ニコチン酸はニコチン酸アミドに変換されてから、ニコチン酸アミドはそのままの形で肝臓に貯蔵される。つまり摂取したナイアシン(ニコチン酸及びニコチン酸アミド)はニコチン酸アミドとして肝臓に貯蔵される。
- 血液を介して肝臓以外の組織に運ばれ、細胞内に取り込まれた後にNADに変換され、NADはリン酸化されてNADPになる。
- ナイアシンは補酵素型のNADやNADPとなってほとんどの細胞内に存在している。
体内合成
体内合成 可
- 生体内でトリプトファン(必須アミノ酸)からも生合成される。その転換率は1/60である。
なのでナイアシン1mg、またはトリプトファン60㎎を1ナイアシン当量(㎎NE)と換算する。
摂取量
推奨量 13~15㎎NE/日(成人 男性) 10~12㎎NE/日(成人 女性)
耐用上限量 300~350㎎/日(成人 男性) 250㎎/日(成人 女性)
by 食事摂取基準(2015年版)
※推奨量はナイアシン当量(㎎NE) 耐用上限量はナイアシンアミドでの値
※年代により異なる
:ペラグラ :その他
不足ぎみ
:だるくなる :肌荒れが起きる :口内炎ができる :下痢ぎみになる
:頭が痛くなる:めまいがする
:消化器系の障害 :肝機能障害
取り過ぎ
:顔が紅潮する :頭が痛くなる :吐き気がする :下痢気味になる
ナイアシンの効果・効能
ナイアシンの効果・効能 5つ激選
- エネルギー産生
- 過酸化脂質の分解に関与
- DNA合成・修復に関与
- ステロイドホルモンの生合成
- アルコールの分解
そのうち3つを詳しく
①エネルギー産生
エネルギーをつくるとき、ナイアシンが脱水素酵素の補酵素として必要です。
ナイアシン目線でエネルギー代謝を簡潔に説明します。
- 解糖系、β酸化、TCA回路で高エネルギーを含んだ水素が抜き取られる。
- 抜き取られた水素が電子伝達系にいく。
- 電子伝達系でこの水素を利用して電子の伝達が行われ、最終的に酸素と反応して水(代謝水)になる→この過程で大量のATPが生成される。
この流れで水素運搬の役割をしているはナイアシンです。
解糖系、β酸化、TCA回路で水素を取り出す働きをしているのが脱水素酵素で、抜き取られた水素を電子伝達系に運搬をするのがナイアシンの補酵素型NAD(及びFAD)です。
NAD(及びFAD)が水素と結合してNADH(及びFADH2)となり、電子伝達系の電子伝達体に電子を供与することで酸化的リン酸化が起こります。酸化的リン酸化が起こることで大量のATPが生成されます。
エネルギーを効率的に生み出すためにはナイアシンは必要不可欠な存在です。
②過酸化脂質の分解に関与
過酸化脂質を分解する働きをしている抗酸化酵素はグルタチオンペルオキシダーゼです。
グルタチオンペルオキシダーゼはグルタチオンを電子供与体にすることで過酸化脂質を分解しています。
グルタチオンは自らの電子を授与することで過酸化脂質を分解しますが、その際に酸化されグルタチオンジスルフィド(抗酸化作用を失ったグルタチオン)に変わってしまいます。
グルタチオンジスルフィド(酸化型)をグルタチオン(還元型)に戻す働きするのはグルタチオンレダクターゼ(グルタチオン還元酵素)です。
この補酵素として働くのはNADPH (NADPの還元型)です。
⑤アルコールの分解
摂取したアルコールは腸で吸収され、血液の流れにより全身に拡散された後に肝臓に運ばれます。
肝臓でアルコールはADH(アルコール脱水素酵素)によって、まずアセトアルデヒドに分解されます。
※アセトアルデヒドは「二日酔い」の原因となる物質です。
続いてアセトアルデヒドは、ADH2(アセトアルデヒド脱水素酵素)によって分解されて酢酸になります。その酢酸は最終的に水と二酸化炭素に分解され、尿、汗などなって体外に排泄されます。
ナイアシンはアルコール脱水素酵素、アセトアルデヒド脱水素酵素の補酵素として働いています。
なのでナイアシンが不足するとアセトアルデヒドが肝臓で十分に処理できず二日酔いの症状が生じます。
アルコールを飲んだ時ほどナイアシンが消費されるのでお酒を多く飲む人には必須成分といえます。
ナイアシンの働き分析【見た目編】
合計 40/50点薄毛
7.5点
「薄毛」改善 に関わるナイアシンの働きは主に3つあります。
- 血行促進
ナイアシンには血管を拡張させる作用があります。この作用により毛細血管を拡張し、髪に必要な栄養素や酸素をスムーズに運搬させることができます。 - 毛母細胞を活性化
細胞の増殖に重要な役割を果たすのが細胞内にあるDNAです。ナイアシンはDNAの合成に関わり、細胞の増殖を正常にさせます。
髪は毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで成長していきます。
ナイアシンは髪の成長にも一役買っている成分といえます。 - 過酸化脂質を分解
頭皮の皮脂が過酸化脂質に変わりそれが蓄積されると頭皮環境が悪化し抜け毛が増えます。ナイアシンはグルタチオン還元酵素の補酵素として過酸化脂質分解の働きに関与します。
白髪
6.5点
「白髪」予防 に関わるナイアシンの働きは主に2つあります。
- DNAの修復
毛母細胞の隣に存在する色素細胞(メラノサイト)でメラニンが作られ、そのメラニンが毛母細胞に取り込まれることで毛髪が黒くなります。
色素細胞はバルジと呼ばれる領域に存在している色素幹細胞から生まれます。色素幹細胞は自己複製すると同時に分化した色素細胞を供給し続けます。
※バルジ領域は皮脂腺の近くにあります色素幹細胞のDNAが何らかの原因で損傷されると、色素幹細胞の機能が低下し毛球部への色素細胞の供給がストップしてしまいます。その結果白髪が生じます。
ナイアシンには損傷したDNAを修復させる働きがあります。 - 頭皮の環境を整える
頭皮の環境が悪化するとメラノサイトの活動も衰えます。その結果白髪になります。
ナイアシンには血管拡張作用あります。そのため頭皮への栄養素の供給をスムーズにさせます。また過酸化脂質の分解に関与しているので頭皮に過酸化脂質が蓄積するのも防ぎます。
ナイアシンは頭皮を整え、健康的で黒々とした髪が生えやすい環境を作りだします。
美肌
8点
「美肌」作り に関わるナイアシンの働きは主に4つあります。
- 皮膚の健康
ナイアシンは脂肪酸の生合成に関わっています。体内でグルコースから脂肪酸を合成する際にNADPHの形で補酵素として働きます。
皮膚への作用として細胞間脂質の合成を促進することが期待できます。細胞間脂質表皮の角質層を構成する角質細胞の間には、「細胞間脂質」という脂質があります。細胞と細胞をつなぎとめており、肌のバリア機能と水分保持機能の役割をしています。
※ 表皮をクローズアップしたイラストです。 角質層は青みがかった部分です。※角質層の薄いブルーのエリアが細胞間脂質です。肌色の楕円形は角質細胞です。
-
肌のターンオーバーを促進
ナイアシンのもつ血行促進作用は皮膚の血行を促し肌のターンオーバーを促進します。 - コラーゲンの生成
コラーゲンは真皮の乾燥重量のうち70%を占め肌のハリ・弾力を保つ役割をしています。
※ひし形白線部分がコラーゲン繊維です。ナイアシンはコラーゲンの代謝を促進することでコラーゲン生成に関与しています。
-
過酸化脂質を分解
過酸化脂質は真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを破壊します。その結果、シワやたるみを引き起こします。ナイアシンは過酸化脂質分解に働くグルタチオンレダクターゼ(グルタチオン還元酵素)の補酵素として活躍します。
美白
9点
「美白」ケア に関わるナイアシンの働きは主に2つあります。
- メラノソームトランスファー抑制作用
肌のシミはメラノサイトで作られたメラニンが表皮および真皮に色素沈着することで生じます。
メラニンは次のようなメカニズムで産生・排出されます。①メラノサイトに存在する「メラノソーム」と呼ばれる細胞内小胞体内でメラニンが合成・貯蔵される。シミになる主たる原因は②成熟したメラノソームが樹状突起を介して隣接するケラチノサイト(表皮角化細胞)にメラニン顆粒として受け渡される。
※茶色の物体がメラノサイト 真ん中の大きい〇がその核 樹状突起のなかにある小さい〇がメラノソーム③ケラチノサイトはメラニン顆粒を核の上方に集め「核帽(メラニンキャップ)」を形成し紫外線からのDNAの損傷を防ぐ(その結果ケラチノサイトが褐色に色づく)。
④メラニン色素はケラチノサイトのターンオーバーとともに最終的に体外に排出される。
・メラニンが詰まったメラノソームがたくさん作られる
・メラニン色素が肌のターンオーバーとともに排出されない
の2点です。つまりメラニンをたくさん作らせないようにする・肌のターンオーバーを促進する栄養成分をとることがシミの予防・改善につながります。
さきほど述べたメカニズムの中の「メラノソーム→ケラチノサイトの移動」を妨げることもメラニンの量を少なくすることになります。
このメラニンの輸送を妨げる成分がナイアシンです。ナイアシンにはメラノソームトランスファーを抑制する作用があります。ナイアシンはケラチノサイトに受け渡されるメラニンの量を減らすことでシミの予防につなげます。 - 肌のターンオーバーを促進
メラニンは肌のターンオーバーとともに排出されます。メラニンが過剰に作られて、それがターンオーバーとともに排出されないと肌の細胞に色素沈着しシミとなって肌の表面に現れます。ナイアシンは次の2つの働きにより肌のターンオーバーを促進します。
①DNAの合成に関与→肌の細胞の生まれ変わりを手助けする
②血管拡張作用→肌の細胞に必要な栄養性と酸素を供給する&不要な老廃物を回収する(=細胞を活性させる)
スタイル
9点
「スタイル」維持 に関わるナイアシンの働きは主に次です。
- 脂質・糖質の代謝
糖質・脂質を体内でエネルギーにするためには代謝が必要です。エネルギー代謝の約60%~70%はナイアシンが関与しています。代謝されなかった糖質・脂質は、基本的に中性脂肪として体に蓄えられると考えてください。
ナイアシンの働き分析【中身編】
合計 41/50点
エネルギー
10点
「エネルギー」生成 に関わるナイアシンの働きは主に次です。
- 水素の運搬
好気的条件下で行われる糖質・脂質のエネルギー代謝において、糖質の場合は解糖系→TCA回路を経て 脂質の場合はβ酸化→TCA回路を経て 最終的に電子伝達系で酸化的リン酸化が起こることにより大量のATPが生成されます。
各過程で放出された水素を電子伝達系に運搬するのはナイアシンの補酵素型NADです。NADが水素を受け取りNADHとなり、NADHが電子伝達系の電子伝達体(電子のやり取りを行う物質)に水素を受け渡すことで酸化的リン酸化が開始されます。
ナイアシンはエネルギー産生において極めて重要な役割を果たします。
病気
7.5点
「病気」予防 に関わるナイアシンの働きは主に2つあります。
- 動脈硬化予防
体内にLDLコレストロールが蓄積されると動脈硬化を引き起こします。ナイアシンには脂質の代謝を促進する働きがあります。この働きによりLDLコレストロールを減らし、HDLコレストロールが増えるため動脈硬化予防にも有効とされています。
実際 脂質異常症の治療薬として使用されています。なお脂質の代謝を促進する働きは中性脂肪の低下にもつながります。
- 生活習慣病予防
体内の脂質が酸化されることで生成される過酸化脂質が蓄積されると動脈硬化やガンなどの病気を引き起こします。ナイアシンは過酸化脂質の分解に関与しています。
体質
7.5点
「体質」改善 に関わるナイアシンの働きは主に4つあります。
- 二日酔い
ナイアシンはアルコールの分解に関わり二日酔いを防いだり、二日酔いの症状を緩和させたりします。アルコール代謝ではナイアシンが大量に消費されるため、お酒をよく飲む方は意識してナイアシンを摂取するのも良いかもしれません。 - 粘膜の健康
ナイアシンは粘膜の健康維持にも働きます。不足すると口の粘膜の炎症(口内炎・口角炎など)胃の粘膜の炎症(胃痛など)が起こりやすくなります。 - 冷え性
ナイアシンの血管拡張作用は冷え性改善効果も期待できます。 - 不眠
ナイアシンが不足すると体内にあるトリプトファンから作りだすようになります。トリプトファンは睡眠を司るメラトニン(睡眠、覚醒のリズムを整える働きをするホルモン)の原料です。ナイアシンの不足(=トリプトファンが減る)は不眠につながってします。
精力
6.5点
「精力」増強 に関わるナイアシンの働きは主に2つあります。
- 性ホルモンの合成
ナイアシンは性ホルモンの合成にも関わっています。 - スタミナアップ
エネルギー代謝に深くかかわるナイアシンは、スタミナアップ効果が期待できます。滋養強壮剤・精力剤によく配合されている成分です。
健脳
9.5点
「脳」の健康 に関わるナイアシンの働きは主に3つあります。
- セロトニンの合成
セロトニンは脳で作られ、脳内に分泌される神経伝達物質の一つです。3大神経伝達物質の1つとされています(残りの2つはノルアドレナリンとドーパミン)。セロトニンが分泌されると精神の安定につながるとされています。一方でセロトニンが不足するとうつ病などになりやすいといわれています。
ナイアシンはセロトニンの合成に関わっており、うつ病や総合失調症の改善に有効とされています。 - 脳神経の働きを助ける
ホルモンの合成、神経伝達物質の合成に関わるナイアシンは脳神経の働きを助ける成分としてよく知られています。 - 糖質のエネルギー代謝
ナイアシンは糖質からエネルギーを産生する際に働く酵素の補酵素として機能しています。基本的に脳のエネルギー源となるのはブドウ糖のみです。
ナイアシンサプリメント考察
合計 11.5/15点
継続(価格は安いか) 3点
手軽(購入ルートは多いか)2点
選択(品揃えは豊富か)2点
貴重(食品から取りづらいor不足しやすいか)1.5点
補助(他の成分と相性がいいか)3点
- 価格
100日分は600円~で購入可能 - 手軽
店舗・ネットで購入可能。ただし国内ではビタミンB群としての販売がほどんどで ナイアシン単体サプリとしては販売されていない。 - 選択
某ECサイトで「ナイアシン サプリメント」検索すると6万件以上ヒットするが、その多くはナイアシンが含有されている商品としてヒットする。ただし海外製の単体サプリの選択肢は多い。 - 貴重
ナイアシンは動物性および植物性の食品に広く含まれている。またトリプトファンからも生成することができる。通常の食生活を送っている限り、あまり不足の心配はいらない。アルコールをよく飲む人、ストレスに多くさらされる人は意識して摂取することが望ましい。 - 補助
ビタミンB群として括られ 他のビタミンとお互い助けあって体内で働く。
愛用品&おすすめ品
ちなみにナイアシンフラッシュが起きやすいのはニコチン酸を原料としているもので、起きにくいのはニコチン酸アミドを原料としているものです。
ナイアシンとの組み合わせを考える
ナイアシンと相性の良い成分 7つ厳選
- 脂質
- 糖質
- たんぱく質
- ビタミンB群(特にB1、B2、B6)
- コラーゲン
- ビタミンC
- クロム
そのうち2つをPICK UP
④ビタミンB群(特にB1、B2、B6)
ビタミンB群に属する成分はビタミンB1、B2、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B5)、B6、ビオチン(B7)、葉酸(B9)、B12の8種類です。
これらを一括りにし、「ビタミンB群」・「ビタミンBコンプレックス」サプリメントとして多くのメーカーより販売されています。
ナイアシンは主に3大栄養素エネルギー代謝に働く酵素の補酵素として関わっています。そのためB1(糖質の代謝) B2(脂質の代謝) B6(たんぱく質の代謝)とともにとることで体内の「代謝」UPにつなげることができます。
⑦クロム
クロムはインスリン作用を高め糖代謝を促進する働きがあります。クロムは海外ではよくナイアシンと結合した形「GTFクロム」や「クロムメート」として販売されています。ナイアシンはクロムの生物活性を高めるといわれています。ナイアシン結合型クロムはクロムの糖代謝促進する働きをさらに高められると考えられます。
ナイアシンについてまとめる
ナイアシン 評価
総合評価 SS 92.5点
分析【見た目編】40点
分析【中身編】41点
サプリ考察 11.5点
ナイアシン 履歴書
- サプリ服用歴 5年(ナイアシンサプリとして) 20年(ビタミンB群サプリとして)
※取らなかった時期あり - 1カ月にかけるサプリ代 約800円
※目安摂取量を超えているため - マイサプリ軍の位置づけ 主力
- よく購入するメーカー NOW(ナイアシン関連) DHC (ビタミンB群)
※1年半~で消費してきたナイアシンサプリ(関連・未開封含む)
ナイアシンについて勝手に語る
インタビュアー(以下イ):
ナイアシンやたらめったら取っていません?
約1年半~ぐらいでナイアシンアミドのサプリを7箱消費してきたのですか?
これ調べたら1箱につき100粒はいっていますよね~
で、目安摂取量が1日1粒です。
7箱だと700日分消費していることになりますが・・・
で、それを約1年半~となると計算が合わないのですが・・・
私:
えーとですね。
そうなんですよ。
ナイアシンアミドに関してはぶっちゃけ多めにいっちゃっています。
最近だと1日2~3粒とっています。
まさしくテヘペロ状態です。
あるいは 俗にいうマジ卍状態ってやつでしょうか。
まあ基本、水溶性のビタミンサプリに関してはほとんどは目安摂取量をオーバーしちゃっています。
抑えなきゃと思いつつ
やめられない止まらないって感じなんです。
イ:
いや~ それにしても取りすぎではありませんか?
えーと ちょっと資料を・・・
ほら~やっぱり!!

食品摂取基準では成人男性のナイアシンアミドの耐用上限量 300~350㎎/日に摂取されていますよ。
1粒につき500㎎入っているナイアシンアミドのサプリを1日2粒~3粒とっているとなると・・・
耐用上限量の3倍~5倍とっていることになるじゃないですか!?
それ以外にもビタミンBミックスからもとっていますよね?これにも当然ですがナイアシンが含まれています。
あとNADHってナイアシンの補酵素型NADの還元型ですよね? これもとっているんですか?
あなた軽くナイアシン中毒になっているじゃないですか!?
いったいどれだけナイアシンとれば気が済むんですか!!

ちなみにウィキペディアによるとナイアシンアミド1日3000mg以上の摂取で肝障害の可能性があると記載されていますよ!!
私:
えっ!!

(・・・・うそでしょ?)
カタ カタ カタ カタ
イ:
動揺して コップを持つ手 震えているじゃないですか!?
しかもその水 飲んじゃダメですよ!!
それ植木鉢用にと思って トイレの水から汲んできたやつですよ!!
私:
バッキャロー!!
ミネラルウォーターはおろか
水道水でもないのかよ!!
なんでそんなのわざわざ俺の目の前においておくのさー
まるで飲めと言わんばかしにーーーー
イ:
まあまあ
ここは冷静になってください。トイレの水といってタンクから出る水です。
なので安心してください。
私:
当たり前じゃないですか!!
いくら植木鉢用といっても わざわざ便器に溜まっている水を汲むバカいないでしょーに!!
イ:
ところで なぜそんなに過剰に摂取してしまっているのかを説明してください。
私:
過剰に取っている理由について説明しろっていわれても・・・
取りたいから取っているだけで・・・
だって水溶性ビタミンって 過剰になっても 基本おしょんべんからでるからOKでしょ?

違うの?
過剰に取っているといっても一度にいっぺんにとっているわけでないし・・・
ちゃんと朝・昼・晩と間隔をあけてとっていますし・・・
それに海外のナイアシンサプリで1粒1500㎎の普通に売っていますよ!?
ほら コレなんかそうです!!
イ:
高含有の商品が売っているからOKとかそういう問題じゃありませんよ!!
とにかく1日3000mg以上の摂取で肝障害の可能性といっています。

えーと他にナイアシンの過剰摂取の副作用を調べますと・・
下痢とか便秘など消化器系に不調が生じるようです。
この辺で何か心当たりでもありますか?
私:
・・・・・
・・・・・
カタカタ カタカタ
ブッ
カタカタ カタカタ
イ:
また動揺してコップもつ手が震えているじゃないですか!
しかも今度は途中で放屁もしましたよ!
あと それトイレの水っていったばっかりでしょ!?
そんなわかりやすく動揺するとは
なにか思い当たるフシがあるんですね?
もしかして毎日下痢ピーですか?
それとも
逆にでにくくなったとか?
私:
・・・・・・
・・・・・・
イ:
だまってないで お答えください!
これは面談ですよ!!
私:
・・・・・
・・・・・
えー
非常にいいにくいのですが・・・
ここだけの話
毎日 快調そのもので
でっかいうんちが出すぎて切れ痔になりました。
そして現在ポラギノールにお世話になっています!!
ポラギノール マジ卍っス!!
イ:
ズッコ――
からの~

ビターーン!!
ところでなんでそんなにナイアシンをとっているのですか?
ナイアシンっていろんな食品に含まれているから まず不足しない成分じゃないですか?
まあサプリメントでプラスするとしてもビタミンB群サプリに含まれている量ぐらいで十分じゃありません?
私:
おっしゃる通りです。

自分も以前はそういう考えをもっていました。
ナイアシンの単体サプリはどうでしょうか・・・・5年ぐらい前からとるようになったのですが、そのころはちゃんと1日1粒を守っていました。
さらにいえば毎日必ずとることはなく2日あるいは3日に1粒とったりしていました。
というのも20年ぐらい前からビタミンB群のサプリをとっており、それにナイアシンも含まれていることを知っていたので、
ナイアシン摂取に関してはそっちのほうを主体としていたからです。
2日・3日に1粒 またはなんかエネルギーをやけに使った日とかにナイアシンの単体サプリを取るようなことをしていました。
イ:
それで何がきっかけで今のように過剰に摂取するようになったのですか?
私:
きっかけはこのブログです。
ナイアシンの栄養成分レビューを作成している時に、いろいろ調べたら、
ナイアシンすごない?ってことになって急ピッチで体内に取り入れるようになりました。
それまではナイアシンって「エネルギー作りに関わっているだけだろ!!」って感覚しかありませんでした。
ご存知ですよね?
TCA回路とか電子伝達系によくでてくるアルファベット4文字「NADH」を!
つまりナイアシンがNADHとして3大栄養素すべてのエネルギー代謝に関わっているってことを!!
イ:
まあ その辺はよく生物の授業にでてきましたので・・・
私:
正直言って 自分はナイアシンについては「ザ・エネルギー」のイメージしかありませんでした。
もちろんエネルギー産生は生きること&健康・美容すべてにおいてすごく大事な要素なんですが・・・
かといって そのためにナイアシンを熱心にとる必要はないな~と思っていました。
ナイアシンは普通に食事からもとっていますし、
ビタミンB群サプリからとって、たまに単体サプリからとれば、
ナイアシンのザ・エネルギーに関してもう十分だろう と思っていたのです。
「以前は」です!
イ:
っまるところレビューを作る際にいろいろ調べた結果、
新たな魅力を発見して たくさんとるようになったということですよね?
具体的にどんな点に魅力を感じたのですか?
私:
もう具体的も何もないんです!
今回作ったレーダチャートをご覧いただければよく分かると思います。
とにかく全部いいですよ!
薄毛にも白髪にも 美肌にも美白にも ダイエットにも健康にも
総合的にみてこりゃすばらしい!!と感じました。
イ:
だからといってたくさん取ればいいってわけじゃないでしょ?
あんた頭いかれてないですか?
私:
・・・・頭 いかれている??

うん?
うん??
もちろん たくさんとればいいわけでない というのは重々承知です。
ただ今までナイアシンを過少評価してきた懺悔の気持ちから
いままでの分を取り返す意味もこめて 多めに取るようになった次第でござんす。

ナイアシンさん いままでごめーん!!
イ:
・・・・・
・・・・・
急に取り乱すんじゃねー

ビターーン!!
まあ確かに一部の健康マニア・アンチエイジングオタクの方に熱烈な人気がある成分ですよね~
ナイアシンって。
いままで熱心にとってこなかったから、くやしくて多くとってしまう気持ちもわからなくはないですが、
ただどうでしょうか 過剰症の恐れがありますし、
もうおやめになったほうが・・・
って これからも 今のナイアシン中毒生活を続けるつもりですか?
私:
うーん 今のところは続ける予定です。
ただ 現在は単体サプリで1日2~3粒とっているんですが、
今後は やっぱり1日1粒だけ になる可能性はなくはありません。
ところでこれ(過剰摂取)は後先考えずにやっちゃっていることなので、決してマネしないでくださいね!
イ:
マネなんかしませんよ!
えーそろそろ時間です。
なんだが今回はよくわかない面談でしたね~
いつもだったら これは「毛母細胞を活性させるから薄毛予防になる」とか これは「肌のターンオーバーを促進するから美白ケアにいい」とかほざいて
だから私とっています!! みたいな感じに面談が進行していたのに
ナイアシンに関してはなんか消化不良な感じで終わってしまいましたね・・・
私:
しょうがないじゃないですか。
だってナイアシンの働きってどれかに絞れないんですもん!
どのカテゴリーにもまんべんなくいいんですもん!!
ちなみにあなたが今だした例え話
2つともがっつりナイアシンの働きにあてはまっていますから。
イ:
えっ!! そうなんですか?
適当に言ったのに すごーーい!!
私:
とにかく

もう一度この資料を読んでナイアシンのすばらしさをご堪能ください!!