★★★★☆
毛細血管は、カラダの血管の99%を占めています。
毛細血管は動脈と静脈の間に位置し、各細胞に必要な栄養素や酸素を届け、不要となった老廃物や二酸化炭素を回収する役割を果たしています。
毛細血管にはわずかな隙間が存在し、そこから血液が適度に漏れることで周りの細胞に栄養や酸素を届けることができます。細胞が毛細血管からしみ出した栄養や酸素を含んだ血漿成分を吸収すると、自動的に老廃物や二酸化炭素が回収される仕組みとなっています。
出典元
生命活動のカギ!「 “毛細血管”のちから」
サントリー健康情報サポート
サントリー
なんらかが原因で隙間が大きくなると、血液が過度に漏れ、運搬業務が滞ることになります。
運搬業務が滞るだけでなく、最終的には毛細血管自体が消えてしまいます。血管はあるので、実際は消えてはいないのですが、そこに血液が流れていないため 消えてみえるようになります。
このことを毛細血管のゴースト化と呼びます。
毛細血管のゴースト化が起きると、カラダの隅々まで栄養素や酸素が行きわたらなくなります。
これって、特に末端にある髪や肌に大ダメージを与えます。
髪
髪は毛乳頭に運ばれた栄養素や酸素をもとに、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで生まれ育っていきます。毛乳頭に「栄養素や酸素を運ぶ」のは毛細血管の働きです。
肌
肌の真皮の細胞に「栄養素や酸素を運ぶ&老廃物を回収する」のは毛細血管の働きです。表皮には毛細血管がありませんが、真皮乳頭層の毛細血管より、「栄養素や酸素を運ぶ&老廃物を回収する」が行われています。
ということで、毛細血管のゴースト化が起きると、
髪であれば、薄毛・白髪になりやすくなります。
肌であれば、しわ・たるみ・しみになりやすくなります。
というわけで、毛細血管のケアは見た目年齢の維持に役立ちます。
毛細血管のケアに役立つ成分といえば、シナモン、ヒハツ、ルイボス、忘れてならないのがルチン。
ルチンには毛細血管を強化する作用があります。
蕎麦に大量に含まれるルチンというポリフェノールには、抗酸化作用・抗動脈硬化作用・毛細血管の強化作用で脳出血を予防・膵臓のインスリン分泌を促進し糖尿病を予防する。
引用元
「お蕎麦は、食べても太らない!?」
yomiDr.
ちなみにビタミンCとめっちゃ相性いいです。
その中でもフラボノイド系に属する「ルチン」は、ビタミンCと一緒に働き、血管壁を強化するコラーゲンの生成を助けます。「ルチン」は主に毛細血管を強化するので、打ち身による内出血など出血が伴う疾患に有効と言われています。
引用元
蕎麦の栄養成分「ルチン」で血管若返り
100年人生レシピ
と言うことで、毛細血管のケアに、いわんや美容にルチンを取るは大アリです。
さて、このサプリですが、商品名および商品パッケージより次のようにイメージされるかもしれません。
バイオルチン ? なんか特別なルチンなんか?
それが1000mg/粒もふくまれているんか?
すごない?
こんな感じに思われるかもしれませんが、
これ完全に誇大広告です。
まずバイオルチンの件ですが、これ、1つの成分のことではなく単にルチンとバイオフラボノイド組み合わさっているだけです。成分表示を見ていただくを意味がお分かりいただけると思います。
1粒での成分表示です。
ルチン(Sophora japonicaの葉から) | 500 mg |
バイオフラボノイド (シトラスリモンおよびスイートオレンジ[citrus sinensis]から)(活性フラボノン48%[240 mg]および活性フラボノン、フラバノールおよびフラボン2%[10 mg] |
500 mg |
ついでいうと、ルチンが1000mg/粒ではなく、ルチンとバイオフラボイド合わせた数値が1000mgです。
もう、なんだかな~って感じです。
それだったら、ThompsonまたはSolarayのルチン 500mg/粒のサプリに
※ないしは前回紹介したNOWの450mg/粒
これでも付けくわえたほうが安上がりだと思います。
成分表示のバイオフラボノイドの補足(活性フラボノンとか)がもしかしたらスゴイ可能性もあるのですが、あと®マークがついているので他にはない何かがあるのかもしれないのですが、
とりあえずこの商品名バイオルチン 1000mgはナシですわ~
ということで、★4つ。
参照一覧
Biorutin® 1000 mg Tablets
NaturesPlus
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※レビューの内容について
→個人の見解です。