診療所 中性脂肪の改善にAMPキナーゼを活性させる その2の続きから
今回(その3)
本テーマ第3章のAMPキナーゼについて【AMPキナーゼを活性化させれば中性脂肪は減る】について解説しています。
総まとめもしています。
- 中性脂肪について【中性脂肪の増加は肥満&動脈硬化の原因】
- 中性脂肪を減らすについて【脂肪燃焼のメカニズム】
- AMPキナーゼについて【AMPキナーゼを活性化させれば中性脂肪は減る】
筋肉を使うことで活性化するので運動をしましょう
3章 AMPキナーゼについて 【AMPキナーゼを活性化させれば中性脂肪は減る】
2章で中性脂肪を燃焼させるためには
エネルギー消費を糖質からATPを生成する→脂質からATPを生成するにシフトさせる必要があるといいました。
今までコレ(上↑)を「中性脂肪を減らす」ことのみに重点を置いて解説してきました。
この章ではちょっと視点をずらしてみたいと思います。
「脂質からATPが生成される」というのは
糖質からATPがじゅうぶんに作られず 体内のATPが減っている状況と捉えることができます。
とにかく「脂質からATPが生成される」時は
糖質が枯渇している(糖質からATPをじゅうぶんに作れない)
かつ
エネルギー(ATP)が一定量減っている
状況であるといえます。
ATPが減っているというのは
【身体活動や生命維持】のためのエネルギーがどんどん少なくなっていることです。
これって
このままATPが減り続けたら
となり
さらにATPが作られず、
減っていく一方になったら
となります。
人間にはこうなる前にそれ(エネルギー不足)を知らせるセンサーが備わっています。
細胞にはエネルギー(ATP)が足りなくなったら
エネルギーを産生に関わる酵素のスイッチをONにする働きをする物質が存在します。
それがAMPキナーゼという酵素です。
細胞のエネルギーセンサー「AMPキナーゼ」
体内ATPが減ってAMPが増えている(2章 AMPの説明欄参照)のときに
AMPキナーゼがミトコンドリアに
「エネルギー(ATP)を作り出せ!&エネルギー(ATP)を消費するな!」
の指令をたします。
いうならば細胞のエネルギーセンサー(燃料センサー)のような働きをします。
体内のエネルギー(ATP)が減少してきた時に
【この酵素が活性化され】
血液中のブドウ糖を細胞に取り込みを促進しエネルギー(ATP)を作り出します。ブドウ糖を取り込んだ後に、脂肪酸の細胞への取り込みを促進しエネルギー(ATP)を作り出します。
つまり
糖や脂肪の代謝を調節しているのです
こんなとき
もう立てない・・・
AMPキナーゼが活性化されると
違う意味で立てない・・・・
・・・・・
・・・・・
このくだりはボツとさせてください。
とにかく
AMPキナーゼが活性化されると
体内に糖がある場合に糖を燃焼させ、糖がなくなったら脂肪を燃焼させ
(ATPが生成されていき)
ATPのレベルを回復させます。
つまり【身体活動や生命維持】のためのエネルギー(ATP)がどんどん溜まっていくことになります。
AMPキナーゼを活性化させると中性脂肪が減る
ここで再び「中性脂肪を減らす」視点に戻ります。
AMPキナーゼが活性化されると
体内に糖がある場合に糖を燃焼させ、糖がなくなったら脂肪を燃焼させ
(ATPが生成されていき)
ATPのレベルを回復させます。
【エネルギーとして使わらなければ中性脂肪になる】糖が燃焼され、
その取り込みが終われば 体内に溜まっている脂肪が燃焼されていく
これは体内の中性脂肪の減少につながります。
ということで
AMPキナーゼを活性化させれば中性脂肪が減る
ことになります。
AMPキナーゼは基本 飢餓状態やハードな運動時に活性されます。
飢餓状態のときに活性されてもぶっちゃけ「アレ」です。
ということで
・・・ではなく
AMPキナーゼを活性化させれば中性脂肪が減る
→筋肉を使うことで活性化するので運動をしましょう
という結論になります。
番組では「AMPキナーゼ」を血糖値と中性脂肪を改善する助けとなる物質として紹介していました。
血糖値の改善になるっていうのは血液中のブドウ糖(血糖)を細胞に取り込みを促進することはエネルギー(ATP)を作り出すという点以外に「血糖値を下げる」とも捉えられるからです。
この章のまとめ
- AMPキナーゼは細胞のエネルギーセンサーのようなもの
- 体内のAMPが減っているとAMPキナーゼが感知し【活性化され】糖や脂肪の取り込みを促進する
- 糖や脂肪の取り込みが促進されれば中性脂肪は減っていく
→筋肉を使うことで活性化するので運動をしましょう
総まとめ
「診療所 中性脂肪の改善にAMPキナーゼを活性させる」の内容の解説がすべて終わりました。
最後に総まとめとして放送された内容の感想文を書きたいと思います。
感想文のもと
対象番組
中性脂肪を改善して体をキレイに若々しく。血液&血管 改善スペシャル!
放送日 2017年 8月28日
放送局 テレビ東京系列
番組HP 主治医が見つかる診療所
ピックアップした放送部分
中性脂肪を減らすのに役立つ物質「AMPキナーゼ」
- 話題 ダイエット
- 栄養成分
- キーワード 中性脂肪 糖 肥満 美肌 筋肉 運動
内容
- 中性脂肪の増加は肥満・動脈硬化の原因になる
- 中性脂肪の改善に役立つのが「AMPキナーゼ」という酵素
- AMPキナーゼを活性化させれば中性脂肪が減る
筋肉を使うことで活性化するので運動をしましょう
内容 通信簿 18点/25点
通信簿対象カテゴリー「ダイエット」
重要度
★★★★★
内容が「ダイエット」にどれくらい重要なことか
意外性
★★★★★
内容と「ダイエット」との関係は意外であったかどうか(知っていてもお初情報と仮定して判定)
影響力
★☆☆☆☆
放送されたことにより社会(肥満に悩んでいる人)に影響を及ぼしたか or 及ぼしそうか
新鮮度
★★★★☆
内容は知っていた情報か否か
実践進捗度
★★★☆☆
内容を見た後に具体的にアクションを起こそうと感じたか
すでにがっつり起こしている場合は5点、そこそこ起こしている場合は4点
これから起こす場合は3点
起こすかどうか悩んでいる場合は2点、起こさない場合は1点
※この通信簿は管理人基準です
感想文
さてTVで取り上げられた栄養成分を語るシリーズ第5回「診療所 中性脂肪の改善にAMPキナーゼを活性させる」その1~その3 すべてご覧くださった方はいったいいるのでしょうか?
すべてご覧になる これかなり低い確率だと思います。
宝くじの4等(当たる確率0.01%)ぐらいの確率だと思います。
今回その3でいきなりふざけだしたのも薄々感じたからです。
「これ絶対読まれないと」
そもそも
私は「AMPキナーゼ」について表面的なことしか理解していません。
いや表面的なことを理解しているかも怪しい部分があります。
薄っぺらい知識しかない私が、
AMPキナーゼを意気揚々と語るなんて
なのです。
AMPキナーゼをこ洒落た感じで説明するとこんな感じになります。
細胞のエネルギーレベルが低下している時に活性され、活性されるとエネルギー産生のための異化を促進し、エネルギー消費を伴う同化を抑制し細胞内エネルギーレベルを上昇させる
ということでAMPキナーゼを語るには
異化とか同化とかを根ほり葉ほりする必要があるのですが・・・
私は・・・
しちゃいました。
いや~
※ちなみに ここ(感想文の段落)がすでに放送内容の感想でもなんでもなくなっているところが
クソブログたる由縁です。
え~
今回 覚えることは
「活性させるには運動をする」
これだけでいいと思います。
ところでこれってAMPキナーゼって言葉を取っ払らったら
当たり前のことをいっていることになりません?
「運動をしたら脂肪が燃焼する」と言っているにすぎないので・・・
実は
運動せずとも
あることをここ(感想文の段落)で言いたいがために
今まで無駄に中性脂肪・脂肪燃焼・ATP・AMPキナーゼを語ってきたのです。
AMPキナーゼを活性化させる栄養成分をとれば、理論上は
(運動をしていなくても)運動をしている、
(食事制限をしていなくても)食事制限をしている
効果を得ていることになります。
なのでそれを取るだけで太りにくい体質を作り上げることができます。
それでは最後にその成分を発表し
グダグダだった「診療所 中性脂肪の改善にAMPキナーゼを活性させる」をきっちり締めくくりたいと思います。
その成分とは
ズバリ
- リジン
- ヘスペリジン
- アマチャヅル
- ローズマリーエキス
- ローズヒップエキス
- レスベラトロール
- クルクミン
- カテキン
- アントシアニン
- カカオポリフェノール
- ブラックジンジャー
- ※βコングリシニン
- ※EPA
- ※マグネシウム
- ※オスモチン
太字が特に有名 AMPキナーゼ活性化を謳ったサプリによく配合されている
※はアディポネクチンというホルモンの分泌を増やす栄養成分 アディオポネクチンにAMPキナーゼを活性化させる働きある
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