資料(システインの栄養成分レビュー)をもとに、授業形式でシステインについて好き勝手に語っていきます。
システインについて
今回はシステインについて授業形式で語っていきます。
生徒1人の夜間学校の「先生(私)」と「年上の生徒」の
会話にてシステインを説明します。
※向かって左 「先生」・右 「年上の生徒」
キングオブ美白成分「システイン」
先生(以下、私):
え~ 今日は
「システイン」について学びます。
システインはキングオブ美白成分の称号を持っています。
なぜ その称号を持っているか
くわしく 説明します。
生徒(以下、ハ):
・・・・
・・・・システイン
私:
まずはじめにシミができるメカニズムを簡単に説明します。
ちょっと黒板に書きますね~
カキ カキ
カキ カキ
※イラスト内の活性酵素は活性酸素に訂正。
.
シミはこのイラスト内にある①~④のプロセスを経て肌の表面に現れます。
ハ:
・・・・・・
・・・・・
私:
それではプロセス1つ1つを説明していきます。
プロセス1
私:
まず1のプロセスは 肌に活性酸素が発生するプロセスです。
.
紫外線を浴びると活性酸素が肌の真皮層に大量に発生します。
その活性酸素は皮膚の組織に入りこみ表皮にあるケラチノサイト、真皮にある繊維芽細胞を刺激します。
これら細胞からは情報伝達物質が生成されます。
情報伝達物質は表皮最下部にあるメラノサイトを刺激します。
ハ:
・・・・・・
・・・・・
私:
言わずもがな
シミ予防の第一歩は肌に発生する活性酸素を可能な限り除去することです。
システインには抗酸化作用があります。
この作用により体内に活性酸素が過剰に発生するのを抑制します。
つまりこのプロセス1を抑制します。
ハ:
・・・・
・・・・・
プロセス2
私:
続いて 2のプロセスを説明します。
2は、当たり前のこといいますが、1の後のプロセスです。
つまり活性酸素の攻撃を受けて、メラノサイトが刺激を受けちゃった状況です。
※イラスト内の活性酵素は活性酸素に訂正。
.
メラノサイトが刺激されるとメラノサイト内にある酵素チロシナーゼが活性されます。
この酵素がメラノサイト内にあるチロシンと結合することでメラニンが生成されます。
チロシナーゼが活性されると肌にたくさんメラニンが作られます。
言わずもがな
シミ予防の最重要課題はメラニンを作らないことです。
メラニンを作らない≒チロシナーゼを活性させないことです。
システインにはチロシナーゼの活性を抑制する作用があります。
つまりこのプロセス2の抑制にも働くわけです。
システインはシミの原因となるメラニンの数を減らします。
ハ:
・・・・
・・・・・
プロセス3
私:
続いて 3のプロセスを説明します。
3はできてしまったメラニンが排出される過程です。
.
残念なことに、いくら予防(プロセス1&2を抑制)したとしても、
多かれ少なかれ メラニンはできてしまいます。
でも大丈夫!
メラニンは肌のターンオーバーとともに排出されます。
ただし、「通常は」という枕詞がもれなくついてきます。
通常でない場合、メラニンは肌の細胞に色素沈着しシミとなって肌表面に現れます。
通常でない場合とは・・・
肌のターンオーバーが乱れているとき!!
なので肌のターンオーバーを正常化させることがシミを防ぐことになります。
システインは肌のターンオーバーを促進させる成分の1つです。
プロセス3を「促進」させることでメラニンがシミとなるのを防ぎます。
ハ:
・・・・
・・・・
私:
最後のプロセスを説明します。
プロセス4
最後のプロセスは今までとはすこしワケが違います。
.
このイラストはシミができる最後の過程を表しているだけです。
ここでの説明にはあまり関係ありません。
なのでこのイラストの内容は一旦置いといてください。
メラニンは【チロシン→ドーパ→ドーパキノン→メラニン】という代謝過程を経て作られていきます。
実はメラニンには色の濃い黒色メラニン(ユーメラニン)と、色の薄い肌色メラニン(フェオメラニン)の2種類があります。
つまり 代謝過程は厳密にいうとこうなります。
【チロシン→ドーパ→ドーパキノン→黒色メラニン or 肌色メラニン】
メラニンのうち肌色メラニンはシミを作らないメラニンです。
なので同じメラニンでも肌色メラニンの代謝にもっていけば、
たとえメラニンができても無問題なのです。
最後の分かれ道
ドーパキノン→黒色メラニン or 肌色メラニンの代謝過程においてシステインの存在が重要となります。
というのも
ドーパキノン→ドーパクロム→黒色メラニン
【システインがある場合】
ドーパキノン→システィニルドーパ→肌色メラニン
という代謝を経ていくからです。
ドーパキノンとシステインが結合するとシスティニルドーパができます。
つまりシステインは黒色メラニンを減らし肌色メラニンを増やす働きをします。
なおシステインはビタミンCと協働で、
できてしまった黒色メラニンをドーパキノンに還元する働きもします。
システインはシミの目立たない肌を作るのに大きく貢献する成分です。
このようにシステインはシミができるメカニズム プロセス①~④すべてに関与します。
※イラスト内の活性酵素は活性酸素に訂正。
.
プロセスを抑制することで、あるいは促進させることで
シミのできにくい肌を作りあげます。
ハ:
うひゃ~
30分1000円って・・・・スゲー安いやん。
今度 抜きにいこ~
プロセス5(クソ展開スタート)
私:
・・・・・
・・・・
・・・・・
シュパ――――ン!!
ハ:
はへ?
なにかが頭に・・・
いったーーーい
私:
キミさ~
いくら 俺より年上だからって
授業中に スポーツ新聞のエロ広告を見るってどうなの?
しかも思ったこと口にしちゃっているし・・・
こっちだって一所懸命 説明しているんだからさ・・・
まじめに聞いてよ~
ハ:
・・・・
ふう~
く・・く
く く く・・・・
私:
な・
なにがおかしいのよ!!
プロセス6(ハゲVS若ハゲ)
ハ:
あのさ~
若ハゲ先生よ~
私:
わ・
わ・・
若ハゲだと!?
ハ:
いい年したおっさん2人が
「夜の学校で 美白について学ぶ」って
こんな滑稽な話ある~?
いったい どんなシチュエーションよ?
もしかして これが噂のBLってやつ?
だとしても、
相手がお前みたいな若ハゲは勘弁やわ~
たける君にチェンジ!
なんちって、
アハハ アハハ
私:
し・
し・・・
仕方ないだろ~
授業のカリキュラムとして「システインについて学ぶ」があるんだから・・・
ハ:
おい! おい!
仮にそうだとしても 察しろよ~
生徒1人しか、しかもお前より年上の男の生徒である 俺しかいないだからさ~
気を利かせてカリキュラム飛ばすとかしろよ~
お前 自分の髪の毛を飛ばすのは得意なのにな~
私:
な・
なんだと!?
ハ:
よっ!
3年H組 若ハゲ先生!!
アハハ アハハ
私:
キ・・
君さ・・・
さっきから人のこと若ハゲ呼ばわりするけど
君みたいながっつりハゲこそが 学ぶべき成分
それがシステインなんだよ!!
ハ:
が・・
がっつりハゲ だと・・・
あ~ あ~
やっちゃった!!
生徒に対して 言葉の暴力ってやつ やっちゃったね・・・
後で 校長と教育員会に報告しとくわ~
私:
(やべ~)
(つい口がすべった・・・)
ハ:
まあ いいさ
さっさと 授業 続けろ・・・
プロセス7(髪に大事なシステイン)
私:
(こんだけ言っときながら 続けろって・・)
(やっぱり・・髪にコンプレックスが・・・)
えーそれでは続けます。
髪はケラチンたんぱく質は18種類のアミノ酸で構成されています。
18種類のアミノ酸で構成させていますが そのうちシスチンだけで全体の約1/6を占めています。
シスチンってのはシステインが2分子結合したアミノ酸です。
ハ:
うん?
18種類もあるのに シスチンだけで全体の約1/6?
シスチンはシステインが2分子結合したアミノ酸?
私:
システインは髪に一番多く含まれているアミノ酸
それだけではなく
髪の構造を安定化させる役割を果たしています。
たんぱく質分子内、あるいはたんぱく質分子間で2つのシステインに含まれるSH基同士が酸化されることで形成させる架橋をジスルフィド結合といいます。
ハ:
うん?
髪の構造を安定化させる?
ジスルフィド結合?
私:
ジスルフィド結合は髪のケラチンにおいて多く存在し、その構造を安定させています。
ケラチンにもっとも多く含まれているのがシスチンといいましたが、システインが「ジスフィルド結合」としてケラチン分子を固く結びつけるために多く存在していることになります。
つまり「強度」や「弾力性」など髪の「性質」に大きく関わってくるのがシスチン=システイン2分子の結合=ジスフィルド結合となります。
ということで【ケラチンにもっとも多く含まれる かつ ケラチンの構造を安定化させる役割を担っている】システインは健康な髪を生み出すために絶対に欠かしてはならない成分といえます。
プロセス8(形成逆転)
ハ:
・・・・・・
・・・・・・
私:
あれ~
どうかした?
顔色悪いよ~
もしかして知らなかったの?
髪にシステインが重要だってことを?
ハ:
・・・・・・
・・・・・・
うおーーーーー
システイン
システイン システイン 髪 検索
私:
・・・・・・
(クソハゲ・・狂ったように検索し始めた・・)
ハ:
システイン シスチン
ジスルフィド結合
私:
・・・・・・
(っ´∀`c)
ハ:
システイン・・・
シスチン・・・・
シスチン チン チン オ チン チン・・・
私:
( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
(焦って タイプ打ち間違えてやがる・・)
ハ:
オ チン チン・・・
オ チン チン・・・チン チン
私:
(もう完全に イカレたか・・・)
(よしっ! とどめをさしてやる!!)
プロセス9(授業終了)
私:
えー 時間になりましたので
今日の授業はこれにて終了です。
そうそう これ 来週の3者面談のお知らせです。
ご両親にお渡しください。
ハイ どうぞ!!
Lシステインが不足することは、肌と同様に髪にも悪影響を与えます。
なぜなら、Lシステインは、髪の生成に関わるアミノ酸やコラーゲンの生成にも深く関わっているためです。そのため、Lシステインが不足していることは、髪の老化を促進することや健康状態を損ねることに繋がります。
老化が促進され、健康状態が損なわれている髪は、抜けやすくなります。
ですので、Lシステインが不足すると髪が抜けるということは間違いではありません。引用元
Lシステインが不足すると髪が抜ける!?
Peachy livedoorニュース
ハ:
はへ?
来週 3者面談あるの~!?
じゃあ じいちゃんに・・・
って、
なに この情報~
私:
あっ⁉ プリント渡し間違えました~
ビリ ビリ
ハイ この情報はなかったことに~
ハ:
や・
や・・
やぶりやがった~
私:
とにかく 来週の3者面談には必ず
おじいちゃん 連れてきてくださいね~
なんといっても
生徒あなた1人しかいないんで
ハ:
もちろん!
もちろんだよ!
じいちゃん 必ず連れてくっからさ~
それより さっきのプリント おくれ
3者面談のほうじゃないやつ!!
私:
もしかして これですか?
では、本当に髪の毛に良い成分は…?
●髪の毛の生成には“システイン”
抜け毛が増えるとまず気になるのが薄毛だが、髪の生成させるために必要な成分がシステインだ。システインとはアミノ酸の一種で、体の代謝をスムーズにする効果や抗真菌剤の効きを高める、ビタミンB6に用いる、飲酒や喫煙で体内に発生する有害物質を無害化するなど様々な役割があるそう。体内では肝臓でもメチオニンという成分から生成され、自然界ではL-システインと呼ばれる成分で存在。健康食品やサプリメントでは、このL-システインを用いることの方が多いようだ。
つまり、L-システインのサプリメント等を摂取するか、メチオニンを含む食品を意識的に摂るとよいというわけ。
引用元
抜け毛の多いこの時期、本当に髪に良い食品5つ
exciteニュース
ハ:
これまた
たいせつな情報~
私:
あっ
また・・間違えました・・・
グチャ グチャ
またあなたに関係のないプリントを・・
こんなのポイします~
夜の 校庭に向かって
ポイっ~
ハ:
ポ・・
ポ・・・
ポイっ!?
私:
ぽい ぽい ぽい ぽ
ぽいぽ・ぴー
ぽい ぽい ぽい ぽ
ぽいぽ・ぴー
それじゃあ
帰りに 校庭に落ちたやつ拾っといってね~
来週の3者面談 しくよろ~
カチャッ!!
プロセス10(悲しき結末)
ハ:
おい
ちょっと待てコラ
私:
・・・・・
エッ!?
ハ:
壁に向かって
後ろむきになれ
私:
( ゚Д゚)
(やっぱり そっち系のひとだった・・・)
ハ:
ハゲを侮辱すると・・・
痛い目にあう・・・・
身をもって知れ!!
5分後
ハ:
つい かっとなって・・・
やっちまった・・・・
ふう~
またムショに逆戻りか・・・・
って、
お、$%&’#’#