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まずはじめに こちら 日本人の食事摂取基準(2020年度版)をご覧ください。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書
ビタミン(脂溶性ビタミン)
PDFページ 35~36/38
厚生労働省
日本における各ビタミンの推奨量・耐容上限量は、
ビタミンAは650~900・2700
ビタミンDは8.5・100
です。単位はともにμg=mcgです。
ここで耐容上限量にフォーカスします。
ウルトラA&D3 1粒あたりに含まれているビタミンAは7500mcg、ビタミンD3は25mcgです。
日本の食事摂取基準に照らし合わせると、ビタミンAが耐用上限量をはるかに超えています。
これやばいんでしょうか。
日本の食事摂取基準の目安量や耐用上限量はかなり低く見積もられています(と思います)。栄養素によりますが、海外ではその数値の数倍~10倍の値であることが多いです。なので、個人的にはそこまできっちり守ることはないと思っています。
ビタミンAに関しては3000mcg←10000IU
ビタミンDに関しては50mcg←2000IU
このぐらいは取っちゃっていいと勝手に思っています。
ホショウはできませんが、海外では両サプリともこのぐらいの数値があたかも標準であるかのように普通に売っています。
※IUは国際単位です。ビタミンAとDのmcg→IUの換算は異なります。
とした場合、ウルトラA&D3はビタミンAは多め、ビタミンDはやや少な目といった印象です。
ビタミンA (β-カロチン60%、魚肝油40%) |
7,500mcg |
ビタミンD3 (コレカルシフェロール)(ラノリン由来) |
25mcg(1,000 IU) |
ここからはビタミンA(およびプロビタミンA)のみにフォーカスします。
7500mcgのビタミンAって取り過ぎでは?ビタミンAの過剰症やばいんじゃないの?って思われるかもしれません。
安心してください
はいています
ではなく、
7500mcgの内訳がβ-カロテン60%、魚肝油40%となっています
7500mcgが魚肝油100%だったら、アレですが、β-カロテン込みの数値になっています。
それであれば、無問題です、もとい無問題だと思います。
他の複合サプリでビタミンAを多くとっていなければ、無問題だと思います。
もちろん、こじんのけんかいです
プロビタミンA(代表格 β-カロテン)はビタミンAが不足している時に必要とする量だけビタミンAに変換され、ビタミンAが十分に存在する時にはビタミンAに変換されないという性質があるので、基本 過剰を心配する必要はありません。
それでも注意が必要です。とくに喫煙者がβ-カロテンをサプリで取る場合は。
食品からの摂取では過剰症については心配ありませんが、サプリメントでβ-カロテンのみ多く摂取(20mg〜30mg/日)した実験では、効き目がないか逆に喫煙者では肺がんリスクを高くすることが報告されていますので、禁煙せずに1日20mg以上のβ-カロテンをサプリメントなどで補給することは控えましょう。
引用元
第64回 がんを予防するための食生活 〜野菜を効率よく摂取する〜
大阪国際がんセンター
ビタミンAサプリの原料は大きく3パターンあります。
①既成ビタミンA ②プロビタミンA ③その混合です。
①の既成ビタミンAとはレチノルエステルのことです。
②のプロビタミンAとは体内でビタミンAに変換されるもの(ビタミンAの前駆体)のことです。
①の原料は主にレチニルパラミテート、魚肝油由来です。
②の原料は主にβカロテンです。
過剰症に注意するのは①のヤツです。
③も量と割合によって注意です。
まあ、これが多いと感じるなら、ウルトラではないふつうのA&Dを取るのがよろしいかと・・・
ビタミンA (パルミチン酸レチノール) |
3,000mcg |
ビタミンD3 (コレカルシフェロール)(ラノリン由来) |
10mcg(400 IU) |
って、普通のはウルトラのβ-カロテン分4500mcgがないだけで、既成ビタミンAの量は一緒でした・・・
NowのA&D商品はどちらもビタミンAをとるにはコスパがよく、個人的に好きです。
ウルトラでも、普通のでも、おのおの価格に見合っている気がします。
見合っているもなにも、どちらもリーズナブルだと思います。
ぶっちゃけ、ウルトラ、普通のどっちでもいいです。
こんな感じで選択するのもアリかと思います。
- とにかくできるだけお金をかけないでAとDを👈普通のやつ
- Aをがっつりいきたい、βカロテンもとっておきたい👈ウルトラ
- Aを取りたい、Dはサプリで取っていないのでDもある程度取りたい👈ウルトラ
- Aを取りたい、Dはサプリで取っているのでDの量は少なくていい👈普通のやつ
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※レビューの内容について
→個人の見解です。