さて前回から新シリーズが始まりました。その名も「提案してみる」です。このブログに登場している人物たちの美容や健康に関する悩みを栄養成分を紹介することで解決していくという内容です。
年齢や性別、生活環境、食生活、そしてサプリメントにかけれるお金などに合わせて最適な「栄養成分」や「栄養成分」の組み合わせを紹介する画期的な内容です。
まあ自分で画期的といっている時点ですでに駄作が決定しているようなものです。
ちなみに栄養成分を紹介するといっても、今まで載せてきた「栄養成分レビュー」の中からしか紹介しかないという都合のいい展開になっているので、あらかじめご了承ください。
今回は、このシリーズの今後を占う上でも非常に大切となってくるので慎重に進めていきたいと思います。
それではスタート!!
- 今回のお悩み
- 性別
- 年齢
- 職業
- 趣味
- だいたいの食生活(アバウトで結構です)
- 運動の頻度
- アルコール
- たばこ
- 睡眠時間
- サプリメントにかけられる1カ月の予算
30 OL シミの悩み
- 今回のお悩み
シミが増えた気がする
- 性別 女性
- 年齢 30
- 職業 OL
- 趣味 映画鑑賞
- だいたいの食生活(アバウトで結構です))朝 パン 昼 うどん 晩 ごはん
- 運動の頻度 休日にウォーキング
- アルコール 毎日ビール2本
- たばこ 吸わない
- 睡眠時間 7時間
- サプリメントにかけられる1カ月の予算 2,000円
なるほど今回の相談内容はシミですか・・・・
わかりました!ちょっと向こうの部屋にいってくるので待っててください!
チラッ
お待たせしました!
ちなみここでの提案内容はあくまでも内側(体内)からなので、そこんとこお願いします。化粧品などの提案はできないので・・・
一般的なシミの原因って何だと思いますか?
紫外線でしょ?一応紫外線対策は行っているけど・・・日焼け止めを塗ったり、あんまり直射日光を浴びないようにしているわ
いい心構えですね!シミの原因が紫外線というのはまあ正解といえば正解ですが、厳密にいうとメラニンが関係してきます。メラニンって知っていますか?
メラニン
表皮の基底層にあるメラノサイトで体内にあるアミノ酸チロシンからメラニンを生成されています。
チロシンは非必須アミノ酸の一種で、必須アミノ酸フェニルアラニンを原料として合成することができます。体内ではアドレナリンなどの神経伝達物質の材料(前駆体)となっています。
表皮の基底層というというのは表皮にある4層の一番下の層です
ちなみに肌は表皮、真皮、皮下組織の3層にわかれていて、表皮は肌の一番外側つまり空気に接している部分のことを言います。
メラノサイトは色素細胞とかメラニン細胞とかも呼ばれたりします。メラニンはメラニン色素とも呼ばれています。ここではメラノサイト、メラニンで統一します。
そうです。ともかくメラニンのもとはチロシンで、メラニンが作られる場所がメラノサイトと考えてください。
でチロシンからどのようにメラニンになるかというとチロシナーゼという酸化酵素がチロシンに働くことで、メラニンという黒い色素に変わるのです。
ちなみに上の図の表皮の基底層にあるのがそのメラノサイトです。なんか茶色っぽいやつ
えーとですね。メラニンってそもそもは体に必要なものです。紫外線により発生する活性酸素から肌の細胞を守る機能があり、皮膚がんなどの病気を防ぐためになくてはならない物質です。だからメラニンが作られるというのは普通のことなので特に問題ないのことです。
グイーん
肌を守るためにのメラニンが・・・
結論からいうと必要以上にメラニンが作られることがシミの原因となるのです。
必要以上に作られる原因となるのが紫外線です。紫外線を浴びすぎるのがよくないことなのです。
紫外線を浴びることで肌に活性酸素が過剰に発生します。活性酸素って本来は体内に入ってきたウイルスや細菌などから細胞を守る役割をしているのですが、まあ過剰に発生してしまうと細胞を酸化させてしまう原因となるものです。ようはサビてしまうことです。老化してしまうことです。
で、活性酸素が肌の真皮層に発生すると、真皮層にある繊維芽細胞の細胞膜が酸化してしまい過酸化脂質にかわってしまい肌のハリや弾力を保つ成分コラーゲンとかエラスチンなどをドンドンぶっ壊していくことになります。
この丸い球体がコラーゲンだとすると、こんな感じに攻撃をうけ
破壊されちゃうのです。
で、じゃあこの攻撃から守りましょうということで動きだすのが
メラニンなのです。
表皮が紫外線を浴びると表皮の基底層にあるメラノサイトに指令が送られます。この指令のもととなっているのがエンドセリンやインターロイキンなどの情報伝達物質です。
この情報伝達物質が「メラニンをつくりなさい」という指令をだすのです。
情報伝達物質がどこからだされるのかというと表皮の基底層にある角化細胞(ケラチノサイト)です。
つまり紫外線を浴びると基底層にある角化細胞から、表皮の奥にあるメラノサイトへと「メラニンを作れ」という情報伝達物質がおくられるということです。
いまから紫外線を浴びたときにおこる現象をイメージとしてお見せします。
とある富豪ベイビーが優雅に日光浴をしていました。
そのころこの富豪ベイビーの体内では
角化細胞
情報伝達物質
日が暮れてベイビーが目をさますと・・・
・・・・・・
まあですね。この「メラニンを作れ」という指令をだしている情報伝達物質がメラノサイトに届いたときに、メラニンが作られるのです。
で、続きは次回にします。