ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼの評価 A+

ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼは、納豆菌に含まれるたんぱく質分解酵素の一つです。

納豆は大豆を納豆菌によって発酵させて作られます。この過程で様々な栄養成分が生成されます

例えば納豆のネバネバは納豆菌が大豆のたんぱく質を分解することでできるポリグルタミン酸フルクタンにより作られます。

ポリグルタミン酸は複数のグルタミン酸が直鎖状に結合してできたアミノ酸の重合体です。フルクタンはフラクトースが重合した多糖の総称で食物繊維の一種です。
納豆のネバネバは糖たんぱく質の混合物で、それはグルタミン酸が鎖状に連なって(=ポリグルタミン酸)いて、その間にフラクタンがはめこまれた構造をしています。
納豆特有のネバネバした糸を作り出すのがポリグルタミン酸で、フルクタンはそのネバネバを安定させる働きがあります。ちなみに納豆の旨味のもととなっているのがグルタミン酸です。によって生み出されます。

このように納豆菌は栄養価の高い大豆を納豆に変えることにより納豆特有の栄養成分を生成します。その一つが今回紹介するナットウキナーゼです。
ナットウキナーゼには強力な血栓溶解作用があります。ナットウキナーゼはネバネバ部分=ポリグルタミン酸のなかに含まれています。


ナットウキナーゼの摂取目的

ナットウキナーゼの一番の摂取目的は「その他(血液)」です。

 摂取目的 
髪 「薄毛」★☆☆
髪 「白髪」★☆☆
肌 「美肌」★☆☆
肌 「美白」★☆☆
体型「筋肉」★☆☆
体型「ダイエット」★☆☆

体力「普段」★★☆
体力「夜のほう」☆☆☆
その他「血液」★★★
摂取目的の見方

★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることを特にお勧めする 一番の摂取目的としている   

★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることをお勧めする 摂取目的としている

★★☆ このカテゴリーを摂取目的とするのは十分アリ 摂取目的の一つとしている場合もある

★☆☆ 何らかの効果があるのでこのカテゴリーを摂取目的としてもいい 個人的に摂取目的としていない  

☆☆☆ このカテゴリーに対する効果は期待しないほうがよい 摂取目的とする必要はないと思っている

ナットウキナーゼの効果・効能

血液サラサラ
ナットウキナーゼには血液をサラサラにする効果があります。ナットウキナーゼの血液サラサラ効果は血管内で固まった血液(=血栓)を溶かす作用によって生まれます。

血管内で血液が固まって塊になった状態を血栓といいます(血の塊は血小板が集まってできます)。

血栓は主に血管壁が傷つくことで起こります。何らかの原因で血管壁に傷ができると止血しようと血栓ができます。

 

 

 

血栓は血管壁の傷を修復するために必要ですが、できた血栓のサイズが大きかったり血栓が溶解されなかったりするとその先に血液がスムーズに流れなくなって、その部分の組織を傷つける原因となるものです。
心臓に栄養と酸素をおくる血管(冠動脈)に血栓が起きると心筋梗塞、脳に栄養と酸素をおくる血管に血栓がおきると脳梗塞を引き起こします。

血栓が溶けにくくなる原因はフィブリンという物質です。
血管が傷ついたときに血小板が集まって血の塊を作り止血が開始されますが、この塊をより強固なものにするため血液中のさまざまな血液凝固因子が働きます。最終的に血液凝固因子の一つフィブリノゲンという物質がフィブリンという繊維状のたんぱく質に変わり、このフィブリンが糊のような役割をして血の塊=血栓をより強固にしてしまいます

ナットウキナーゼの血栓を溶かす作用は2つありますナットウキナーゼがフィブリンに直接働きかけ分解する作用と体内にもともとあるウロキナーゼという血栓を溶かすために働く酵素を活性化させる作用です。
そのためナットウキナーゼを摂取することは心筋梗塞、脳梗塞の予防・改善につながります。また血栓を作りにくくするため、高血圧の予防やコレステロールの蓄積を防ぐことにつながり動脈硬化の予防にもなります

ナットウキナーゼは直接的にも間接的も血栓を溶かす働きを持っているため血液をサラサラにする効果が非常に高いといえます。

ナットウキナーゼのサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

  • 納豆のネバネバ部分に含まれる注目成分
  • 納豆特有の成分で、血液をサラサラに
  • 納豆の栄養素を取りたいけど納豆の臭いが気になる人
  • ビタミンK2(血液凝固作用のある)を除去
  • 生活習慣病が気になる方
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ナットウキナーゼの摂取量、不足、過剰

ナットウキナーゼの摂取量
1日の推奨摂取量は2000FUです。FUとはナットウキナーゼの活性を示す単位のことです。種類、メーカーにもよりますが納豆1パック(50g)にナットウキナーゼは約1500FU含まれています。納豆から取る場合は1.5~2パックが目安となります。
 
ナットウキナーゼの不足
ナットウキナーゼは納豆菌に含まれる酵素の1つで、栄養成分としては機能性成分の位置づけです。5大栄養素と違い生命維持、身体活動のための必須栄養成分ではありません。不足に関しては特に考える必要はありません。
 
ナットウキナーゼの過剰
ナットウキナーゼの過剰摂取による副作用は特に報告されていません。
ただし納豆だったらできれば2パック以内に収めること、サプリメントだったら指定されている目安量を守ってください。というのも一緒に配合されている他の成分が過剰になる(別途その成分を取ることで)心配があるからです。

納豆にはセレンや大豆イソフラボンといった栄養成分が豊富に含まれています。納豆2パックでかなりの量を摂取することになります。納豆2パックに加えてセレンやイソフラボンを多く含む食品を取るとその2つの栄養成分が1日の上限値を超え過剰摂取となる可能性があります。
ナットウキナーゼのサプリメントには大豆イソフラボンも配合されていることが多いです。別途でイソフラボンのサプリメントも取るなどするとイソフラボンが過剰になるケースがあります。

セレンの過剰摂取は脱毛、頭痛、下痢、嘔吐、痺れ、爪の変形などを引き起こします。
イソフラボンの過剰摂取は女性ホルモンのバランスを崩すことになります。月経不順になったり、乳がんの発症リスクを高めることにつながります

多くとればそれだけ効果を得られるわけではありません。適量を継続して摂取することが重要です。

ナットウキナーゼの豆知識

FU
ナットウキナーゼの活性(働く力)を示す単位としてFUが使用されています。FUとはフィブリン分解ユニットのことです。数字が大きければフィブリンを分解する力が強いといえます。
 
納豆菌培養エキス
ナットウキナーゼの原料として納豆菌培養エキスが使用されています。JHFA((財)日本健康・栄養食品協会)は納豆菌培養エキス食品の規格基準として納豆菌培養エキス加工食品はナットウキナーゼとして2000FU以上、納豆菌培養エキス含有食品はナットウキナーゼとして1000FU以上~2000FU未満としています。
 
摂取タイミング
血栓は夜寝てる間(深夜から早朝)に起きやすいといわれています。そのためナットウキナーゼの摂取は夜がベストです。サプリメントならば夕食後or就寝前、納豆ならば夕食に食べるのが良いかと思われます。

ナットウキナーゼのイメージ

納豆のネバネバ

血液サラサラ

ナットウキナーゼと相性の良い栄養成分

・DHA
・EPA
・ケルセチン
・大豆イソフラボン
・αリノレン酸
・レシチン

ナットウキナーゼと相性が悪い栄養成分

・ビタミンK

ナットウキナーゼの勝手にランキング

ナットウキナーゼのレーダチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

 

ナットウキナーゼ 総合評価 A+ 14

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下

 

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髪(薄毛)評価3.5
ナットウキナーゼの血液をサラサラにする効果は薄毛予防につながります。頭皮の毛乳頭、毛母細胞に必要な栄養素、酸素を届けるのは血液です。その流れをよくすることは発毛、育毛にはプラスになるからです。ただ個人的に髪のためにナットウキナーゼを摂取はしていません。

肌(美肌)評価3.5
髪と同様の考えです。肌の細胞に必要なものを運び、不必要なものを回収するのは血液の役割です。

・例えば真皮層にある繊維芽細胞
肌の真皮層にある繊維芽細胞はコラーゲンやエラスチンといった肌のハリや弾力を生み出すたんぱく質を作り出す細胞です。

 

 

 

繊維芽細胞に栄養素や酸素を運ぶのが血液です。繊維芽細胞に栄養素や酸素が運ばれないと、コラーゲンやエラスチンを十分に生成することができません。肌のハリ、弾力は失われていきシワやたるみが引き起こされます。

・例えば表皮にある角化細胞

表皮の基底層にある角化細胞では栄養素と酸素を受け取るだけでなく、老二酸化炭素や老廃物廃物の回収がおこなわれています。

 

 

 

不要ものが排出されないと肌のターンオーバーが遅れメラニンの排出が上手くいかず、結果的に肌にシミやくすみとなってあらわれます。
角化細胞に必要な酸素、栄養成分を届け、不要な二酸化炭素、老廃物を回収しているのは血液です。

このように血液の流れをよくすることは肌にとっては大切なことです。なので血流改善効果のあるナットウキナーゼは肌にも関係している成分といえます。
ただし美肌づくり、美白対策など肌のためにナットウキナーゼを摂取しているという感覚はありません。

体型(ダイエット)評価3
ナットウキナーゼには血流改善効果があります。血流がよくなる→代謝がよくなる→脂肪が燃えやすくなる。こう考えればナットウキナーゼの摂取はダイエットに関係しているといえます。ただしダイエットのためにあえて取る栄養成分ではないと思います。

体力(普段)評価4.5
ナットウキナーゼの血栓溶解作用は心筋梗塞、脳梗塞の予防・改善になります。また摂取し続けることで血栓ができにくくなるため、高血圧の予防やコレステロールの蓄積を防ぐことにつながり動脈硬化の予防にもなるともいえます。生活習慣病対策として最適な成分です
※この部門において高評価の対象となるのは「エネルギー」作りに関連する栄養成分となっているので若干低めの評価となっています。

その他(血液)評価6
この項目において満点です。血管内で血流を悪くする、最悪の場合流れを止めてしまう血液の塊=「血栓」を溶解する作用が非常に強いからです。
強固な血栓を形成するのはフィブリンという繊維状のたんぱく質ですが、ナットウキナーゼにはフィブリンを分解する作用があります。またナットウキナーゼには体内にもともとある血栓を溶解する酵素ウロキナーゼを活性させる働きもあります(厳密にいうとウロキナーゼの前駆体プロウロキナーゼを活性させます)。
強力な血栓溶解作用が直接的にも間接的にもあるといえ、血液をサラサラにする効果が非常に高いといえます。

ナットウキナーゼ雑感

納豆は私にとって主食です。納豆について熱く語ったらそこそこの文量になると思っていました。

(マジカルバナナ風でいうと)
「納豆」と言えば「納豆菌」「納豆菌」といえば「ナットウキナーゼ」なので

当然のようにナットウキナーゼで栄養成分レビューを作ったのですが・・・

いざ作ってみたら

まあ書くことない

とにかく語ることがない

という事実が発覚しました。

本当に困りました。

それもそのはず私が納豆にほれ込んでいる理由は納豆菌が作り出す栄養成分たちで、ナットウキナーゼは単にその一つに過ぎなかったのです。
そしてナットウキナーゼの効果といえばほぼ血栓溶解作用しかなく、その作用はあんまり求めてないものだったからです。

・血液サラサラって髪とか肌にいいんじゃないの?

髪(毛乳頭細胞、毛母細胞)や肌(繊維芽細胞、表皮細胞)に必要な酸素や栄養素をに届けるのは血管の中を通っている血液ですし、不要な二酸化炭素、老廃物を回収するのも血管の中を通っている血液です。

なので血流をよくすることは私にとってすごく大事なことです。

血栓溶解作用ってまあ「血液サラサラ」って言い換えても問題ないとおもいます。そう考えるとナットウキナーゼは血液サラサラ効果がすごくあるといえるので、薄毛とか美肌目的のために摂取してもおかしくありません。

ただ・・・

取っていません。

レーダーチャート解説をご覧の通り、髪や肌目的として取っていません。

それには訳があります。
※こっからはツッコミどころ満載なので気分を害する恐れがあります。お許しください。

 

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・血液、血管とか血流に関する成分の棲み分け

私は血液、血管とか血流に関する成分を自分なりに目的別に棲み分けしてしまっています。つまり髪や肌のために取る「血流に関連する成分」があったり、そのためには取っていない「血流に関連する成分」があるということです。

血流を良くするものってだいだいこんなのがあげられます。

①赤血球を増やすことで流れをよくする
②毛細血管を増やすことで流れをよくする
③血中の糖質、脂質の酸化を防ぐことで流れをよくする
④血管や血液中の成分の柔軟性をあげて流れをよくする

基本的に髪とか肌のためにとるのは血管や血液中の成分を増やすタイプです。つまり①、②の毛細血管を増やす栄誉成分、赤血球を増やす栄養成分のことを指しています。
例えば毛細血管を増やす成分はヒハツ、シナモンです、赤血球を増やすのは鉄などです。こういったものは髪や肌のために摂取しています。しかもかなり重視しています。

一方③血中の糖質、脂質の酸化を防いだり、④血管の柔軟性を高めるといった栄養成分は髪や肌のためにとっていなくはないのですが、①、②ほど薄毛予防のためとか、美肌作りのためという感覚をもって摂取することはありません。
髪や肌にはいいんだろうな~程度にしか考えておらず、そのために取るという感じではないのです。

では③、④に関係している栄養成分は何を目的としているのかというと・・・

まあしいてあげるなら健康や病気予防のためです。あとは単に「血液サラサラ」という言葉に惹かれてですかね~、血液ドロドロより血液サラサラのほうがいいじゃんみたいな。

・・・・・

・・・・・

とにもかくにも私のアンチエイジング法は美容のほうに重きをおいているため、あんまり重視してしていない目的となっているということです。

ナットウキナーゼの血液サラサラはどっちかというと③、④のほうになります。

なのでナットウキナーゼは個人的に「あんまり」な成分になっています。

・ひらめいた

ということで納豆に関しては思い入れが強いのですが、ナットウキナーゼに関してはこの程度の思い入れしかないのです。

・・・・・

・・・・・

納豆に関連する栄養成分をこんな簡単に終わらせていいのか?

そう思ったとき一つの案が浮かびました。

ピカーン!!

「納豆菌」として別に栄養成分レビューを作るということです。

納豆菌が生成する成分を「納豆菌」としてレビューすればいい!と思いました。
今回は納豆菌が生成する栄養成分の一つナットウキナーゼを紹介しただけと考えればいいと思いました。

これは別におかしなことではありません。すでに前例があります。アミノ酸単体でレビューを作っておきながら、プロテイン(アミノ酸の集まり)としてもレビューを作ったという悪しき前例が。

ということで、納豆に関しては次回の納豆菌のレビューで熱く語りたいと思います。

・まとめ

まとめです。ナットウキナーゼは納豆からとっています。

毎日納豆は2パックとっているので、そこからナットウキナーゼが取れているということになります。
昔サプリメントでとったことはありますが、ここ数年はサプリメントからはとっていません。

 

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