Tie2(タイツー)の評価 SS
Tie2(タイツー)
毛細血管は血管内皮細胞(以下、内皮細胞)とそれを覆う壁細胞の2重構造になっています。
この絵が毛細血管だと考えて、血管の壁の部分に注目してください。
クローズアップします。
内側(薄いピンク)が内皮細胞でその外側(盛り上がっている紫)が壁細胞です。2重構造というのはこのような感じです。
壁細胞は内皮細胞にぴったりと結合し、内皮細胞間の隙間を埋めています。毛細血管はこの内皮細胞と壁細胞がぴったりとくっついていることで守られています。
この接着に関係しているのが「アンジオポエチン-1」と言う成分と「Tie2」という受容体です。
「アンジオポエチン-1」は壁細胞から分泌されるたんぱく質です。このたんぱく質は内皮細胞にある「Tie2」と呼ばれる受容体型チロシンキナーゼを活性させる役割をもっています。
アンジオポエチン-1がTie2と結合するとTie2が活性され、Tie2が活性されると内皮細胞と壁細胞の接着、内皮細胞同士の接着が促進され毛細血管の構造が安定します。
たんぱく質を構成しているアミノ酸のうちリン酸化されるものがあります。チロシン、スレオニン、セリンです。チロシンキナーゼはチロシン残基をリン酸化する酵素です。
たんぱく質がリン酸化されると細胞内に情報が伝達されます。
Tie2(タイツー)を活性化させる成分
壁細胞が傷つくとアンジオポエチン-1 が分泌されなくなります。
そうするとTie2 の働きが弱まり壁細胞と内皮細胞がはがれて隙間が出来てしまいます。
そしてそこから栄養分や老廃物を含んだ血液が漏れだし、その先に血液が届かなくなります。最悪の場合は血液が流れなくなくなります。
血管の形はあるものの血液が流れていないため血管がまるで幽霊かのように消えて見えるようになります。このような血管をゴースト血管といい、毛細血管におこることを毛細血管のゴースト化と呼びます。
※このページでは毛細血管のゴースト化、毛細血管の老化、毛細血管の減少といろんな表現をしますが、すべて一緒の意味と考えてください。
加齢、ストレス、紫外線などで壁細胞は傷ついてしまいます。傷ついた壁細胞の代わりにアンジオポエチン-1と同じ働きをする成分を摂取することが重要となります。つまりTie2 を活性化させる成分です。
アンジオポエチン-1と同じ働きをする成分=Tie2を活性化させる栄養成分として有名なのはシナモン、ヒハツ、ルイボスといった植物エキスです。
今回はTie2の働きに焦点をあて、Tie2 が活性される=「毛細血管の老化を防ぐ」ことで生じる効果・効能をまとめていきます。Tie2を活性化させる栄養成分のレビューという感覚でご覧ください。
Tie2(タイツー)の摂取目的
Tie2(を活性化させる成分)の一番の摂取目的は「その他(血管)」です。
髪 「白髪」★★★
肌 「美肌」★★★
肌 「美白」★★★
体型「筋肉」★☆☆
体型「ダイエット」★☆☆
体力「普段」★★☆
体力「夜のほう」★★☆
★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることを特にお勧めする 一番の摂取目的としている
★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることをお勧めする 摂取目的としている
★★☆ このカテゴリーを摂取目的とするのは十分アリ 摂取目的の一つとしている場合もある
★☆☆ 何らかの効果があるのでこのカテゴリーを摂取目的としてもいい 個人的に摂取目的としていない
☆☆☆ このカテゴリーに対する効果は期待しないほうがよい 摂取目的とする必要はないと思っている
Tie2(タイツー)の効果・効能
毛細血管を増やす
毛細血管は動脈と静脈の間に位置し各細胞に必要な栄養素や酸素を届け、不要となった老廃物や二酸化炭素を回収する役割をしています。
毛細血管には小さな穴が開いており、適度に漏れることで周りの細胞に栄養や酸素を届けることができます。細胞が毛細血管(動脈側)の小さな穴から染み出した栄養や酸素を含んだ血漿成分を吸収すると、自動的に老廃物や二酸化炭素を含んだ水分が毛細血管(静脈側)に回収される仕組みとなっています。
このページの冒頭で説明したように毛細血管は内皮細胞とそれを覆う壁細胞の2重構造になっています。
毛細血管壁をクローズアップした絵です。薄いピンクが内皮細胞でその上に覆いかぶさっている紫の山が壁細胞と考えてください。
この結合はTie2の存在が鍵を握っています。Tie2が活性されることで内皮細胞と壁細胞の接着、内皮細胞同士の接着が促進されます。
Tie2を活性化させる働きをしているのがアンジオポエチン-1と呼ばれる壁細胞から分泌されるたんぱく質です。
加齢、ストレス、紫外線などにより壁細胞が傷つくとアンジオポエチン-1が分泌されなくなります。すると壁細胞と内皮細胞の接着が剥がれ過度に血液が漏れてしまい、その先に血液が届かなくなることになります。
壁細胞(濃い紫)と内皮細胞(薄い細胞)が剥がれたイメージです。空白から栄養素や老廃物を含んだ血液が漏れてしまいます。
この状態が続くとその先の血管が消滅してしまう毛細血管のゴースト化現象がおきます。
毛細血管が消えてしまうことは美容や健康にさまざまな影響を与えます。いくつか例をあげていきます。
毛乳頭は髪の主成分であるケラチンの材料(18種類のアミノ酸)を毛細血管から受け取り、それを毛母細胞に受け渡すことで髪を生み出すように指令をだします。材料をもとに毛母細胞が細胞分裂することで髪が生まれ、成長していきます。
毛細血管は髪に必要な栄養素や酸素を運ぶ重要な役割をしています。毛細血管が消滅することはこの運搬が滞ることになります。つまり健康な髪を作り出せなくなり抜け毛が増えてしまうことになります。
肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを生み出すのは真皮層にある繊維芽細胞です。繊維芽細胞に栄養素、酸素、水分を運ぶのが毛細血管です。
肌の生まれ変わりにかかわるのは表皮のケラチノサイト(角化細胞)です。ケラチノサイトに栄養素、酸素、水分を運ぶのが毛細血管です。
毛細血管はこれら細胞から二酸化炭素や老廃物を運び去る働きもしています。
毛細血管が減ってしまうと栄養素を運ぶ、老廃物を運び去るという作業が滞ることになります。このことはコラーゲンやエラスチンの減少、肌のターンオーバーの乱れにつながります。
ハリ、弾力、潤いが失われ、しわ、たるみができやすくなる=肌の老化現象を引き起こします。
血液には栄養素や酸素の他にも熱(熱エネルギー)を運ぶ役割があります。血行が悪くなり熱が全身の細胞に届かないことで冷え性が生じます。血行が悪くなる原因の一つとなるのは毛細血管の減少です。毛細血管の減少は特に手や足といった末端の冷えにつながります。
目の下にはたくさんの毛細血管が張り巡らされています。目の下の皮膚は非常に薄く、他の部分と比べて1/3~1/4程といわれています。毛細血管の血流が滞るとその血液が透けてみえるためクマとなります。
むくみは皮膚と皮下組織内に老廃物を含んだ水分が溜まることで発生します。
水分を回収する役割をするのが毛細血管(静脈)とリンパ管です。水分の9割は毛細血管(静脈)に回収され,残りの1割はリンパ管に回収されることになります。毛細血管やリンパ管に隙間ができていると血管の外に過度に水分がもれて皮膚と皮下組織に溜まるようになります。これがむくみの原因です。
人間の血管の99%は毛細血管です。毛細血管が消えてしまうととその先にある細胞に栄養や酸素を届けることができなくなります。毛細血管の減少は健康に大きな影響を与えます。脳、心臓、肝臓の毛細血管が減れば、脳梗塞、心筋梗塞、脂肪肝といった病気リスクが高まります。また毛細血管は骨形成にかかわってくるので骨粗しょう症にもつながります。
Tie2(タイツー)のサプリメントによくあるキャッチフレーズ集
- 巡りをサポート
- 毛細血管のゴースト化を防ぐ
- 体のすみずみまで栄養素をとどける
- 加齢に負けない肌の美しさを
- 薄毛予防、抜け毛対策に
Tie2(タイツー)の摂取量、不足、過剰
Tie2を活性化させる成分の摂取量、不足、過剰に関しては以下に記載しています。よろしければご覧ください。
Tie2(タイツー)の豆知識
月桃は、熱帯や亜熱帯に自生しているショウガ科ハナミョウガ属の多年性植物です。
日本では沖縄などに生息しています。「花の房が三日月型に連なっている」「花の粒が桃のようにみえる」ため、月桃と名付けられたいう説があります。沖縄では古くから薬草として使用されています。
月桃の葉から抽出されるエキスにはTie2を活性化させる作用や抗酸化作用があるといわれています。
抗酸化作用に関しては赤ワインの34倍のポリフェノールが含まれているといわれています。
Tie2(タイツー)のイメージ
シナモンとかヒハツ
ザ・毛細血管
Tie2(タイツー)を活性化させる成分
・シナモン
・ヒハツ
・ルイボス
・月桃葉
Tie2(タイツー)の勝手にランキング
Tie2(タイツー)のレーダーチャート解説
- 6
このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる - 5
このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる - 4
このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる - 3.5
このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない - 3
このカテゴリーになんらかの効果があるもの - 2
このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる - 1
このカテゴリーとは関係ないと思われる
※4以上が摂取目的となっているカテゴリー
Tie2(タイツー) 総合評価 SS 18
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS 18点
S 16点以上
A+ 14点以上
A 12点以上
B+ 10点以上
B 9点以下
髪(薄毛、白髪)評価6
髪の90%以上はケラチンというたんぱく質でできています。毛母細胞でケラチンの材料となる18種類のアミノ酸をバランスよく結びつけ、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪の毛が生み出されていきます。毛母細胞に髪を生み出すように指令をだすのが毛乳頭です。毛乳頭が18種類のアミノ酸を毛母細胞に渡すことにより発毛の指令をだします。
毛根の毛球付近の白い丸(くぼんでいる部分)が毛乳頭で、その周りにある白い点テンが毛母細胞です。
拡大するとこのような感じです。
毛乳頭が18種類のアミノ酸を毛母細胞に渡すことにより発毛指令をだすといいましたが、その毛乳頭に18種類のアミノ酸(他必要な栄養素)や酸素を供給しているのが毛細血管です。
上記の絵でいうと赤い線が毛細血管です。
毛細血管が減ることは、発毛に必要な栄養素や酸素を運ばれなくなることになります。つまり髪が健康的でなくなり、抜けやすくなったり、白髪になったりします。
毛細血管が減ってしまう原因は、毛細血管の壁細胞と内皮細胞の結合が弱まることつまりTie2が活性されなくなることです。Tie2を活性化させる成分を取ることは髪にとって非常に重要なこととなります。
肌(美肌、美白)評価6
毛細血管の減少は肌の老化を引き起こします。なぜなら毛細血管は肌の細胞に必要なものを運ぶ、不要なものを運び去る役割をしているからです。美肌、美白に関連する細胞をもとに簡単に説明します。
肌の真皮には肌を支え、そのハリや弾力、潤いを保つ働きがあります。この役割を主に担っているのが3つの成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)です。
真皮層はコラーゲンで約70%を占められています。コラーゲンは細かい網の目状に張り巡らされていますがその網の目部分を繋ぎ合わせているのがエラスチンです。エラスチンは真皮全体の約5%をしめています。※割合は水分を除いた値です。
肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを作り出す細胞が繊維芽細胞です。
真皮層を拡大した絵です。絵の中の丸は繊維芽細胞、細かい網目(薄い紫)がコラーゲン、それをつなぎ合わせている部分(濃い紫)がエラスチンです。
繊維芽細胞に栄養素や酸素を運ぶのが毛細血管です。繊維芽細胞に栄養素や酸素が運ばれないと、コラーゲンやエラスチン生成することができません。つまり肌のハリ、弾力は失われていき肌にしわ、たるみが生まれてしまいます。
表皮は内側から基底層、有棘層、顆粒層、角質層の4つの層に分けられます。表皮はケラチノサイト(角化細胞)とそれが変化した細胞で90%以上を占めています。
細胞分裂より生まれたケラチノサイトが有棘層、顆粒層、角質層という順番で形態や性質を変化させながら上に上にとあがっていきます。
そして最終的にはアカとなってはがれていきます。基底細胞で生まれた細胞が「生まれてから垢となって剥がれ落ちる」までの過程を肌のターンオーバーと呼びます。肌のターンオーバーはだいたい28日(4週間)です。
角質層まであがるのに14日、角質層で皮膚のバリア機能、保湿機能という役割を果たすのが14日です。役割を終えると垢となって剥がれ落ちます。
表皮の基底層にあるケラチノサイトに栄養素と酸素を届け、不要な老廃物や水分の回収するのは毛細血管の役割です。
この供給、回収が上手くいかないと肌のターンオーバーが遅れることになります。
そして肌のターンオーバーが遅れてしまうとメラニンの排出が上手くいかなくなります。なぜならメラニンはターンオーバーとともに排出されるからです。
メラニンはターンオーバーとともに排出されます。
排出されなかったメラニンが蓄積し色素沈着をおこしてしまいシミとして肌の表面に現れます。
このように毛細血管は肌に深く関わっています。毛細血管の劣化=肌の老化といっても言い過ぎではないと思います。
体型(ダイエット)評価3
血の巡りをよくすることは、ダイエットにもつながります。というのも血行不良だと代謝が悪くなり基礎代謝量が減ってしまうからです。1日の消費エネルギー(カロリー)の7割を占めるのが基礎代謝なので、基礎代謝量が多ければ太りにくくなります。
1日の消費エネルギーの割合
毛細血管が減ることは血流が悪くなることと同じことです。なので代謝をあげるためにも毛細血管を増やす栄養成分、つまりTie2を活性化させる成分をとる必要があります。
と書きましたが、個人的にはダイエットを目的として取る必要はないと思います。
体力(普段、夜のほう)評価4.5
脳、肝臓、肺、心臓、腎臓といった臓器は毛細血管が密集している場所です。毛細血管が減ってしまうとこれら臓器に十分な酸素と栄養が届けることはできません、また不要な老廃物も回収できなくなります。簡単に言ってしまえば関連する病気のリスクが高まるといえます。
夜のほうの項目は性生活を充実させる栄養成分を高評価としています。この点においても毛細血管は関係しています。ED(勃起不全)の原因の一つに毛細血管の減少があげられます。毛細血管が減少すると陰茎海綿体に血液を送り込めなくなり勃起しにくくなります。実際に陰茎の毛細血管を増やすEDの治療法があります。Tie2を活性化させる成分は性生活の悩みの解消に役立つかもしれません
その他(毛細血管)評価6
年を取ると毛細血管は減っていきます。毛細血管の数は60代~70代の方は20代の方を比べて4割も減少しているといわれています。Tie2が活性されるとゴースト血管を復活させることが出来ます。これは毛細血管を増やすとも言い換えることが出来ます。加齢とともに減少してしまう毛細血管を増やすためにTie2を活性化させる成分を積極的に取る必要があります。
Tie2(タイツー)雑感
Tie2
Tie2 って書いて タイツー
ところでTie2って栄養成分なんでしょうか?
①Tie2って何?
Tie2は内皮細胞に存在している受容体型チロシンキナーゼというものです。血管の構造を安定させる働きをしています。
受容体?
受容体っていわゆるレセプターってやつで 主に細胞膜上にあるもので、細胞の外からやってくるシグナル分子とくっつくことで細胞にシグナルを伝えて細胞の反応を開始させるものです。
シグナル分子ってホルモンとか神経伝達物質などで、これらと受容体が結合することでまあその効果が生まれるということです。
もう少し簡単にいうと
受容体はようは凹ってことです。凸凹でいうところの。
凸がシグナル分子です。例えば凸が成長ホルモンだとするとその細胞にある成長ホルモンの受容体凹とくっつくことで、細胞分裂が促進させるみたいな感じです。
この写真でいうと真ん中の牛が受容・・
・・・・・と、ともかく
Tie2は受容体型チロシンキナーゼです。チロシンキナーゼって酵素なので、レセプター型の酵素というわけです。
②Tie2を活性化させる これ大事
このTie2というレセプター型の酵素を活性させるがアンジオポエチン-1という壁細胞から分泌されるたんぱく質です。さっきの話でいうとアンジオポエチン-1というシグナル分子とTie2という受容体が結合すると「効果」が生まれるのです。
その効果というのが「毛細血管の構造を安定化させる」です
アンジオポエチン-1というシグナル分子とTie2という受容体が結合すると毛細血管の構造の安定化という効果を生み出す。ということです。
大事なことなので2回いいました。
それでは冒頭の問いかけに戻ります。
Tie2って栄養成分なのでしょうか?
Tie2はレセプター型の酵素です。ちまたでは美容酵素ともよばれています。
美容酵素Tie2マジック からだの芯からキレイになる! [ Tie2・リンパ・血管研究会 ]
酵素を栄養成分といってしまえば、まあ栄養成分として当てはまると思いますが・・・
なんか違うですよね・・いままでのレビューしてきた栄養成分とニュアンスというか、雰囲気というか・・・
Tie2を体内に取りいれましょう、体内で増やしましょう、体内で合成しましょう
ではなく
体内にあるTie2を「活性させましょう」ということのみに焦点が当っているので・・・
③もう一度おさらい
とにもかくにもTie2が活性すると毛細血管の構造が安定します。
もう一度おさらいします。
この手作り感満載の絵は血管壁付近をクローズアップした絵です。赤が血液、真ん中のピンクが内皮細胞、その上に盛り上がっているのが壁細胞です。
Tie2はこの壁細胞と内皮細胞の接着に関係しているのです。
Tie2は内皮細胞に存在しています。壁細胞からアンジオポエチン-1が分泌されるとTie2が活性して接着が密になるのです。
活性されないとこうなっちゃうのです。
剥がれる~ そっから血液漏れる~
ということでTie2を活性化させるって毛細血管にとってはとても大事なことなのです。
えっ?
Tie2を活性させるのがアンジオポエチン-1なんだからそっちのほうが大事じゃないかって?
それ正解!
④アンジオポエチン-1を増やせば一件落着
Tie2を活性させるのがアンジオポエチン-1なんだからこっちを重視すればいいのです。
だがしかし、だがしかしです。
問題はこのアンジオポエチン-1って壁細胞が傷つくと分泌されなくなるのです。
で、壁細胞ってけっこう簡単に傷ついてしまいます。
紫外線やらストレスやら加齢ととかで
壁細胞が傷つく→アンジオポエチン-1が分泌されない→Ti2が活性されない→壁細胞と内皮細胞が剥がれる→栄養分とか含んだ血液が漏れる→その先に血液が流れなくなる→毛細血管が消えていく
という負のスパイラルが完成しちゃうわけです。
ではどうすればいいのでしょうか?
これって普通に考えれば出だしのほうから対策をとればいいということになります。
まず壁細胞が傷つくのを防ぐこと。
壁細胞が傷つく原因の例として紫外線、ストレス、加齢の3点をあげました。この3つを避けることができれば、壁細胞が傷つくを防げることになります。
まあ紫外線はなんとかなるかもしれません。紫外線対策を徹底的にやれば。ただストレスと加齢、特に加齢はどうにもならないことなので、
壁細胞が傷つくことを防ぐことはほぼ不可能ということになります。
次の対策としてアンジオポエチン-1が分泌を増やすというのがあげられます。
これ一見すると正解っぽくないですか?
YES、ズバリ
これが正解なのです!
ただ・・
バチーん
いったいーーい(まだ続きがあったのに・・)
ただ壁細胞が傷ついた時点でOUTなんです。壁細胞が傷つくとアンジオポエチン-1は分泌されなくなります。
なので傷ついた壁細胞から分泌を増やすというたぶん無理なのです。
⑤代替案があるんです
実はアンジオポエチン-1と同じ働きをする栄養成分というものがこの世に存在しています。
アンジオポエチン-1が分泌されなければ、代わりにその成分を取ればいいということになります。
その成分をとれば、アンジオポエチン-1と同じ「Tie2を活性化させる」働きをするのですべて無問題ということになります。
で活性化させる成分というのが植物エキスです。
具体的にいうとヒハツ、シナモン、ルイボスです。
今回のレビューはこういったTie2を活性化させる成分を「Tie2」として一緒くたにして作ったわけです。
・・・・・
・・・・・
お気づきのかたいらっしゃるからもしれません。
すでにヒハツ、シナモンはレビューを作成しました。ヒハツ、シナモンはほぼほぼTie2を活性させる成分=毛細血管を増やす成分としてレビューしました。
なので、今回作った「Tie2」の栄養成分レビューはそれらと同じものなのです。内容はヒハツ、シナモンとほとんど変わっていません。
ということで無駄に記事数を増やすために、わざわざ作ったことになります。
スイマセンでした!!
⑥「Tie2」としてレビューを作ったことには理由があります
待ってください!
実はわざわざ「Tie2」として栄養成分レビューを作ったことにはちゃんとした理由があります。2つあります。
1つはTie2という言葉、というか用語がこれから「クる~」と確信しているからです。
Tie2という用語はたぶんまだ世間に浸透していません。一部の美容マニア、健康マニアのみぞ知っている用語だと思います。
ただ私は近い将来日経トレンディが毎年発表している「ヒット商品ベスト30」にTie2がクると確信しています。
ちなみに栄養成分、サプリメント関連でいうとビール酵母とかコエンザイムQ10とかココナッツオイルとか過去にランクインしています。
これらと同様にTie2がクると思います。
何年後かわかりませんが・・
2つ目はすでにTie2のサプリ(厳密にいうとTie2を活性化させる成分のサプリ)が続々と販売されているからです。ならばTie2として栄養成分レビューしてもいいじゃないかと思いました。
実際レビューを作るきっかけとなったのがDHCのこの商品。
Tie2サーキュレートという商品です。
久々のヒット商品です(個人的に)。
DHCといえばやったらめったらサプリメントを販売している会社で有名です。その種類は国内では群を抜いていると思います。ただここ最近は出し尽くした感があり、新商品に対してビビビとくるものがありませんでした。
ですが、
今回はキました。
Tie2サーキュレートってまあ簡単にいうとヒハツエキスのことです(いろいろ栄養成分が入っていますが、メインとなっているのがTie2を活性させるヒハツエキスです)。
要はヒハツエキスのサプリなのですが、それをヒハツエキスとして販売せず
「Tie2サーキュレート」と言うネーミングで販売したところにビビビときました。
いままで
これとか
これとか
なめたネーミングセンスだったの何でしょうこの方向転換。
とにかくこの商品を購入したことをきっかけにレビューを作ろうと思いました。
ヒハツエキスは今まで香辛料のヒハツでとってきましたが、これからはこの「Tie2サーキュレート」から取っていきたいと思います。
えっ Tie2サーキュレートって結局、メインがヒハツエキスだから
ヒハツの栄養成分レビューではないのか?って
それせいかー
バチコーン
いったーい
ということでとにもかくにもTie2を活性化させることは、毛細血管の老化を防ぐことになり、全身のアンチエイジングへにつながります。
サプリメントでも香辛料でも構いません。Tie2を活性化させる成分を意識してとることをお勧めします。