Jarrow Formulas ジンクバランス

亜鉛と銅の理想の摂取比率

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ミネラルの拮抗作用とは、一方のミネラルだけを過剰に摂取すると もう一方のミネラルの吸収を妨ぎ不足させてしまうことをいいます。
亜鉛と銅に拮抗作用があることは非常に有名です。

亜鉛、銅は同じ吸収経路をたどり、拮抗(互いに効果を打ち消しあうようにはたらく事)する性質があります。
つまり、血液中に亜鉛が多くある環境では、銅の吸収が抑制され、銅が多くある環境では亜鉛の吸収が抑制されます。

引用元
あまり知られていない亜鉛の重要性
分子生理化学研究所

しかし、亜鉛を大量に摂取してしまうと銅の吸収が妨げられることがあるという見解がありますので亜鉛の取り過ぎには注意しましょう。

引用元
vol.172 私たちの体を守る「微量ミネラル」の重要性
オムロン

亜鉛と銅に拮抗作用があるとするならば、サプリでは亜鉛と銅は一緒に取るべきではないという結論に達しそうです。
が、その逆です。
一緒に取るべきです(だと思います)。その理由を説明します。

亜鉛サプリを取っている方は、けっこう多いと思います。
銅サプリを取っている方は、そんなにいないと思います。

【亜鉛は食事やサプリから取る・銅は食事のみ】このケースは「血液中に亜鉛が多くある環境」に該当することになります。この環境だと、食事から取りいれた銅は 拮抗作用によりなかなか吸収されないといった状況に陥る可能性がでてきます。

銅は赤血球のヘモグロビンの合成に関与します。
貧血の原因が亜鉛の取り過ぎによる銅の吸収阻害=銅の不足 である←これないとは言い切れません。

ということで 亜鉛をサプリで取る場合は、なるべく銅もサプリで取る、できれば同時に取るとよろしいかと思います。そうするとどちらか一方が「血液中多くある環境」を防ぐことができます。
※逆【亜鉛は食事のみ・銅は食事やサプリから取る】もしかりです。

なお理想の摂取比率は 亜鉛:銅=10~15:1とされています。

アンチエイジングクリニックなどでは、亜鉛、銅の摂取比率は10:1が好ましいと言われています。

引用元
あまり知られていない亜鉛の重要性
分子生理化学研究所

亜鉛:銅=10~15:1 これいちいち考える(計る)のって、面倒ですよね?
サプリの中には、すでにこの比率で配合されているものがあります。
俗にいう「亜鉛&銅」サプリです。

「亜鉛&銅」サプリはすでに亜鉛:銅=10~15:1 この比率で配合されています。

 

今回レビューしたジンクバランスは亜鉛:銅=15:1の比率です。

Zinc Balance®(ジンクバランス)は、亜鉛L-メチオニンとグルコン酸銅を15:1(亜鉛:銅)の割合で組み合わせた製品です。亜鉛L-メチオニンは、食物繊維とフィチン酸による亜鉛の吸収阻害から体をサポートします。
亜鉛L-メチオニンは、より吸収されやすい形態の亜鉛です。亜鉛は丈夫な身体と健康的な身体づくりをサポートします。亜鉛と銅は、どちらも体の還元を助けるスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の作用をサポートします。

引用元
Jarrow Formulas 亜鉛バランス
iHerb.com

1粒につき亜鉛15mg、銅が1mg入っています。
亜鉛15mg、銅が1mg←この含有量は日本人にはちょうどいい量だと思います。価格もリーズナブルなので、けっこうおススメです。

補足

2020年度 日本人の食事摂取基準では
亜鉛は
●推奨量が成人男性10~11mg 成人女性8mg 
●耐容上限量が成人男性40~45mg 成人女性30~35mg
となっています。
海外の亜鉛サプリの含有量は、25~50mg/粒であるのが多いです。

銅は
●推奨量が成人男性0.9mg 成人女性0.7mg 
●耐容上限量が成人男性7mg 成人女性7mg
となっています。

※年代により異なります。

なお、亜鉛と銅は抗酸化酵素SODの構成要素です。ともにコラーゲンの合成に関与します。この点からしても一緒に取ることに意義があると感じています。

 

考察: 亜鉛と銅は体内で同様の機能を共有しています。適切な亜鉛と銅の比率は、 健康とって重要です。この製品中の亜鉛ならびに銅アミノ酸 キレートは、ミネラルをキレート化するために一般的に使用される 通常の大豆、酵母または乳ではなく、胚芽米エキスに由来しています。

引用元
Solaray, 亜鉛銅、ベジキャップ使用 100 錠
iHerb.com

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※レビューの内容について
→個人の見解です。

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