Jarrow Formulas アセチル-L-カルニチン 500mg

コスパに優れていない

★★★★☆

3大ビタミン様物質の1つカルニチン。
※残る2つはCoQ10とαリポ酸。個人の見解。

カルニチンの効果といえば、なんといっても脂肪燃焼です。
で、忘れてはならないのが脳機能向上です。

これらについてさらっと。

◆脂肪燃焼
カルニチンは長鎖脂肪酸をミトコンドリア(脂肪を燃焼する工場)に運搬する役割を果たします。運搬役のカルニチンが不足すると長鎖脂肪酸のβ酸化によるエネルギー代謝が滞ります。

◆脳機能向上
まずはじめに このように単純に考えてください。
過剰にアセチルCoAが生成される(←ミトコンドリアにおけるアセチルCoAの生成量>TCA回路でのアセチルCoAの消費)と細胞内の遊離CoAが欠乏する。
細胞内の遊離CoAが欠乏すると、ミトコンドリア内のさまざまなエネルギー代謝が滞る & ミトコンドリア内に有害物質が溜まる。

L-カルニチンのもう一つの機能として、ミトコンドリア内の遊離CoAに対するアシルCoAの割合を調節する機能があげられる。この機能は、ミトコンドリア内に生じた短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸(潜在的に毒性を示す)をミトコンドリア外へ運び出す働きをしたり、ミトコンドリア内でエネルギー代謝を維持するために遊離のCoAを細胞内に十分量維持する働きに非常に重要になる

引用元
カルニチン
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

ここでは深く考えずに、そういうものだと捉えてください。
このような状況において、カルニチンは以下の反応により遊離CoAを確保するように働きます。

アセチルCoAカルニチンアセチルカルニチン遊離CoA

この式は、【カルニチンが細胞内に過剰に蓄積したアセチルCoAと結合し、それより生じたアセチルカルニチンを細胞外(血中)に放出している & 細胞内の遊離CoAを確保している】 を表しています。

とういうことで、カルニチンは細胞内遊離CoAのホメオスタシスに重要です。
で、です。産生されたアセチルカルニチンは血中に放出されるのですが、これはカルニチンとは全く違った生理作用を発揮します。

アセチルカルニチンは血液脳関門を通過し、脳に到達し、アセチルコリンの生合成の増加などに関与します。
それにより脳機能向上効果をもたらします。

アセチルカルニチンはカルニチンとは異なる生理作用を有する.その一つに神経保護作用があり,脳機能を高めることが分かってきた

引用元
骨格筋における L -カルニチン:動態解析から見えた新たな役割
PDFDページ 6/7
J-STAGE

ということで、見た目(体型)と中身(脳)のアンチエイジングにカルニチンの摂取は必須です。

ところで、カルニチンサプリには大きくL-カルニチンとアセチル-L-カルニチンの2種類があります。
脂肪燃焼効果目的であるならばL-カルニチン脳機能向上効果目的であるならばアセチル-L-カルニチンといった風潮が一部あるような気がしますが、どっちでとっても両方とも得られます。

アセチル-L-カルニチンはカルニチンサプリの形態の1つで、アセチル化することでカルニチンの吸収を高めたものという認識でよろしいかと思います。

ただ、カルニチンの摂取目的がダイエット<脳機能向上であるならば、アセチル-L-カルニチンを選択しておいたほうが無難です。
アセチル-L-カルニチンは血液脳開門を効率よく通過するからです。
また、海外のカルニチンの認知機能関連の治験に用いられるのは、だいたいアセチル-L-カルニチンです。

アセチル‐L-カルチニンはL-カルチニンよりも小腸からの吸収がよく、血液脳関門を効率よく通過するため(脳組織まで届く)、研究者は研究でアセチル‐L-カルチニンを使用することを好む

引用元
海外の情報 カルニチン 
『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』
厚生労働省

この商品は、数あるアセチル-L-カルニチンサプリの中でコスパに優れています。
おススメのカルニチンサプリの1つです。

 

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じゃありませ~ん

ここまで、以前作ったレビュー MRM ニュートリション アセチル-L-カルニチン のほぼコピペなんですけど、最後だけ違いました。

ぶっちゃけ、この商品コスパ悪いです。
コスパ良いやつと比べると ですけど。

NowやMRMのアセチル‐L-カルチニン 500mg/粒は粒単価20円切っています。

で、今回レビューしたやつは粒単価27円です。
※このレビュー作成時

ということで、スペシャルセールとかでそうとう安くなっていない限り、特に買う理由はないかな~

 

参照一覧

骨格筋における L -カルニチン:動態解析から見えた新たな役割
J-STAGE

日本人とL-カルニチン:Low doseに目を向けて 
J-STAGE

カルニチンの脂質栄養効果と脳の抗老化作用の研究
J-STAGE

健康食品におけるカルニチンの基礎 -測定、生化学、生理学的役割について-
生物試料分析
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※レビューの内容について
→個人の見解です。

 

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