ビオチン

ビオチンの評価 S

ビオチン

ビオチンは水溶性ビタミンで、ビタミンB群の一種です。ビタミンH、ビタミンB7、コエンザイムR(補酵素R)とも呼ばれます。化学名はビオチンとなっています。

ビオチンの主な働きはカルボキシラーゼという酵素の補酵素として働くことです。この酵素は3大栄養素の代謝過程で働く酵素のため、ビオチンは3大栄養素すべての代謝に関与しているといえます。

ビオチンを知る上で必要な情報①ビタミン②水溶性ビタミン③ビタミンB群④代謝(酵素、補酵素)⑤TCA回路(クエン酸回路)について述べます。

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① ビタミン
 ビタミンは主に3大栄養素の代謝を手助けする働きをしています。エネルギーの源である3大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)がうまく機能するための「潤滑油」のような働きをします。
ビタミンは13種類あり、水溶性ビタミン(9種類)と脂溶性ビタミン(4種類)に分類されます。水溶性ビタミンの主な働きは「代謝」をサポートすることで、脂溶性ビタミンの主な働きは「体の調子」を整えることです。
 
② 水溶性ビタミン
 水溶性ビタミンとは、水にとけるビタミンです。体内でも水に溶けた状態で存在します。熱に弱いという特性があり、加熱することでその成分が失われます。体内で貯めることはできません。過剰になった場合は、尿や汗などとともに排泄されます。過剰症の心配は少なく、欠乏症に注意する必要があります。 
 
③ ビタミンB群
ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の複合体のことをいいます。すべて水溶性のビタミンです。
ひとまとめにされている理由としては
①発見されたときはこの8つのビタミンはひとつのビタミンだと思われていたという説と
②水に溶けて、代謝にかかわるビタミンは同一物質と考えられひとつにまとめられたという説があります。

サプリメントなどでB群という複合体の形をとっている理由は、この8つは単体ではあまり効果を発揮できず、他のB群と一緒にとることで活性型(補酵素型)にかわるからです。体内で利用されるためには活性型(補酵素型)に変換される必要があります 。

 
④代謝(酵素、補酵素)
実際 代謝の働きを促進しているのは酵素です。
食事から摂った3大栄養素を、消化酵素(プラス補酵素)によって、吸収しやすいように分解して、
代謝酵素( プラス補酵素)と酸素によって、代謝という過程を経てエネルギー体の材料となるもの(筋肉、臓器、皮膚、血管、髪など)を作っていきます。酵素は触媒することで、代謝に関わっています。

触媒
それ自身は変化しないで他の物質の化学反応を促進すること

ビタミンは酵素の補酵素として代謝に関わっています。補酵素の役割とは酵素が起こした化学反応によりできた物質を運搬したり、酵素の構成成分の一部として働いたりすることです。

 
 TCA回路(クエン酸回路)
3大栄養素からエネルギーが作られる過程(エネルギー代謝)においては、主にミトコンドリアのマトリックスで行われるTCA回路というエネルギーを作り出すサイクルに入らなければなりません。※TCA回路(クエン酸回路)はTCAサイクル(クエン酸サイクル)ともいいます。

そのTCA回路に入るには基本的にアセチルCoAという物質に変化さなければなりません。
食事などから取った3大栄養素は消化酵素により分解され、分解されたものは細胞内のミトコンドリアに入り、アセチルCoAという物質に代謝されます。この代謝経路は3大栄養素それぞれ異なります。
その経路でさまざまな酵素が触媒として働き、ビタミンB群はその補酵素として関わってきます。

TCA回路内では、取り入れられたアセチルCoAがオキサロ酢酸と結合しクエン酸となり、8種類の酸に次々と変化しながら回転します(→クエン酸→イソクエン酸→αケトグルタル酸→スクシニルCoA→コハク酸→フマル酸→リンゴ酸→オキサロ酢酸→)。
酸素と結合し、TCA回路が上手に回転(変化)することでアセチルCoAが完全燃焼し、二酸化炭素と水を発生させます。またNADH、FADH2を産生します。
このサイクルで燃焼してできた熱がATPというエネルギーを貯蔵する物質となります。

生み出されたATPがエネルギーとしてたんぱく質の合成、筋肉の収縮、脳(神経細胞)の活動などに使われています。

このサイクルの代謝過程のいたるところでも酵素が触媒として働いていてB群はその酵素の補酵素として活躍します。補酵素であるB群が不足するとTCA回路の回転が上手く回らず、エネルギーを十分に作り出せなくなります。

ビオチンの摂取目的

ビオチンの摂取目的は「薄毛」、「白髪」、「美肌」、「美白」、「筋肉」、「普段」とその他「細胞」、「代謝」です。

 摂取目的
髪  「薄毛」「白髪」
肌  「美肌」「美白」
体型 「筋肉」
体力 「普段」
その他「細胞」「代謝」

ビオチンの効果・効能

カルボキシラーゼ
ビオチンは3大栄養素の代謝過程で働く酵素カルボキシラーゼに補酵素として関わっています。カルボキシラーゼは以下の代謝に大きく関わっています。ビオチンも補酵素として同様に関与していることになります。

糖新生
主要なエネルギー源である糖質からエネルギーを得る場合を簡単に話します。
まず食事などから炭水化物をとって、その炭水化物が消化、分解されブドウ糖となります。そのブドウ糖が血液の流れにより、全身の細胞に運ばれエネルギーにかわるという仕組みになっています。
ブドウ糖がすぐにエネルギーとして使われず余った場合は、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯蔵されます。食事でブドウ糖を取り入れていない空腹時などにグリコーゲンがブドウ糖に分解されてエネルギーとなります。

空腹時が長く続いて血糖値を維持するだけの糖質が体内にない状態、つまり食事からブドウ糖をとっていないでかつ貯蔵物質であるグリコーゲンが不足している時に、アミノ酸、脂肪、乳酸などからブドウ糖を作り出し、このブドウ糖をエネルギーとして利用することが出来ます。このことを糖新生といいます。糖新生は主に肝臓で行われます。

糖新生のなかで乳酸の代謝にビオチンが関わっています

ブドウ糖のエネルギー代謝(酸素がない場合の解糖系)の過程で生まれた乳酸はまず肝臓に運ばれます。
そこで乳酸はピルピン酸に変えられます。そしてそのピルピン酸がオキサロ酢酸に変えられ、最終的にブドウ糖に再合成されます。
カルボキシラーゼはピルピン酸からオキサロ酢酸へ代謝される過程で働いており、その補酵素としてビオチンが関与しています。
乳酸が分解されずに体内に溜まったままの状態だと、他の代謝を阻害し、疲労を感じさせる物質になります。なので乳酸からエネルギーを作り出すことは、疲労を取り除くことともいえます。
乳酸の糖新生に関わるビオチンは、エネルギー産生、疲労回復の両方の効果を生み出すといえます。

脂肪酸の合成
体内のエネルギーが余っている時、つまりブドウ糖がエネルギーとして使われない時に余剰なブドウ糖は中性脂肪にかわります

もうちょっと詳しくいうと余剰なブドウ糖は脂肪酸に合成され、肝臓でグリセロール(グリセリン)と結合して中性脂肪となり体内に蓄えられます。空腹時や運動時(体内に糖質が不足しているとき)にこの中性脂肪は、分解されエネルギーとして利用されます

この脂肪酸の合成はミトコンドリアの外側にあるマロニルCoA経路という代謝経路で行われます。
ブドウ糖はアセチルCoAという物質にかわりTCAサイクルに入りエネルギーを作りだしていきますが、余剰となったものはアセチルCoAとしてこのサイクルから出されます。
このアセチルCoAがマロニルCoA経路アセチルCoA→マロニルCoA→脂肪酸(パルミチン酸)】を経て脂肪酸に変換されます。

アセチルCoA→マロニルCoAの代謝過程で酵素のカルボキシラーゼが働いていています。ビオチンはその補酵素として代謝のサポートをしています

アミノ酸の代謝

食事などで取り入れたたんぱく質は、体内でアミノに分解され吸収されます。そして体の材料となるたんぱく質として再合成されます。

体の材料というのは、皮膚、筋肉、臓器、血管、血液、髪などのことです。
なのでこの図にあるほとんどのものはたんぱく質でできています。このようなパーツだけでなく、ホルモン、免疫抗体のもとなどもたんぱく質でできています。

この体内にあるたんぱく質は主に20種類のアミノ酸で構成されています。アミノ酸の種類や構成比率の違いにより、皮膚だったり、髪だったり、血管だったりと性質や形が異なっているのです。

体内で分解されたアミノ酸が、必要としている組織の細胞に集まりたんぱく質として再合成されることで、人体のパーツ(皮膚、筋肉、臓器、血管、血液、髪など)が作られていきます。このアミノ酸の代謝にカルボキシラーゼが酵素として働き、ビオチンはその補酵素として関与しています。

アミノ酸の代謝がしっかりおこなわれてないと、アミノ酸から体の材料となるたんぱく質を上手く作れないことになります。たとえば皮膚や髪ならば、皮膚、髪を構成しているたんぱく質がしっかり作られないということになり、「肌荒れ、かさつきといった肌のトラブル」、「抜け毛、白髪といった髪のトラブル」が生まれやすくなります。

アミノ酸のエネルギー代謝
さきほどの糖新生の話の続きです。今度はアミノ酸の糖新生です。アミノ酸からもブドウ糖を作り出し、エネルギーとして利用することができます。
飢餓状態の時に筋肉のたんぱく質(筋たんぱく質)を分解して出来たアミノ酸からブドウ糖をつくりだします。この代謝経路をグルコースアラニン回路といいます。
筋たんぱく質を分解してアミノ酸のアラニンを生み出します。アラニンは肝臓に運ばれピルビン酸に変わります。そのピルビン酸が糖新生によりブドウ糖に変わり再び筋肉細胞へ行き、筋肉のエネルギーとして利用されます。

この代謝過程でもカルボキシラーゼが酵素として働き、ビオチンはその補酵素として関与しています

DNAの合成
細胞の核内には遺伝情報を記録しているDNAが存在します。細胞質の中にあるRNAが、DNAの情報に基づいて、その遺伝情報どおりに細胞の材料となるたんぱく質を合成する働きをします。
新しい細胞をつくるためにはこのDNAの存在が大変重要となるわけです。
ビオチンはミネラルの亜鉛と協力して、このDNAの合成にも補酵素として関係しています。正常な細胞を生み出すために欠くことのできない成分です。

皮膚炎
以下の皮膚炎の改善、予防にビオチンは効果があるといわれています。

アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の代表的な症状に「ヒスタミン」によるかゆみがあります。ビオチンにはヒスタミンの前駆体であるヒスチジンを体外へ排出する働きがあります。
この働きはアトピー性皮膚炎の原因となる物質を減らすことにつながり、アトピー性皮膚炎の治療にも有効だとされています。実際、ビオチンの投与によってアトピーの改善の症状がみられるケースがあるようです。

またアトピー性皮膚炎の患者は、血液中のビオチン濃度が通常の半分程度であるという報告もあります。

ヒスタミン
ヒスタミンは、免疫系にかかわるホルモンのひとつです。体内では肥満細胞の中に蓄えられていて、過剰に活性化されるとこの細胞から放出されます。ヒスタミンが活性化されると、体内でかゆみ、くしゃみなどのアレルギー症状が発症するといわれています。

 脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い顔や頭皮などに赤みやかゆみが生じる病気です。特に頭皮におこりやすく、フケが増えたり、皮脂が酸化することによる臭いが発生したりします。症状が悪化するとかゆみがひどくなり、抜け毛につながります。
成人の場合は、皮脂を好むマセラチア菌と呼ばれる菌が異常繁殖してしまうのが原因とされています。皮脂の分泌が過剰になることでマセラチア菌が増えます。皮脂が過剰分泌になる原因は男性ホルモンステレスによるホルモンバランスの乱れ脂っこい食事のとりすぎなどがあります。
また体内のビオチンが不足することは脂漏性皮膚炎につながるともいわれています。

ビオチンのサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

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ビオチンの摂取量、不足、過剰

ビオチンの摂取量
ビオチンには推奨摂取量はありません。目安摂取量となっています。その量は1日当たり、成人男性、女性ともに50μgとなっています。推奨摂取量は健康維持、欠乏症の予防などを目的に設定されるものですが、ビオチンにはこれらを設定するのに十分な科学的根拠がまだありません。その代わりに目安量が設定されます。
 
ビオチンの不足
効果・効能欄をご覧の通り、ビオチンは皮膚、髪などに非常に関わりが深いです。そのため不足していると、肌荒れ、肌のかさつき、皮膚炎、粘膜の炎症、脱毛、白髪などが生じます。また疲労を感じやすくなります。ビオチンは腸内細菌からも合成することができます。ですので通常の食生活を送っている限り不足するということはあまりありません。ただ、極端な偏食をしている方、腸内環境が悪化している方、抗生物質を長期にわたり服用している方は欠乏症になる可能が高まります。
また卵白を食べ過ぎることで欠乏症がおきます。これについては豆知識で説明します。
 
ビオチンの過剰
水溶性ビタミンのため過剰に摂取しても尿などと一緒に排出されます。そのため過剰症はまず心配する必要はありません。当然ですが、1度に大量に摂取するなどは避けてください。

ビオチンの豆知識

たまご
1日5個以上、生卵を食べる人がビオチンの欠乏症を引き起こすといわれています。一見すると?ですが、これにはちゃんとした根拠があります。

卵白にはアビジンというビオチンの吸収を妨げるたんぱく質がふくまれており、このアビジン腸でのビオチンの吸収を阻害します。
加熱処理することでアビジンのビオチンと結合する性質を取り除くことが出来ます。

なのでビオチン摂取を考えた場合、たまごはゆで卵や目玉焼きとして食べるのがベストです。加熱する前に卵黄と卵白混ぜる卵焼きとかスクランブルエッグなどはアビジンとの結合を取り除けないといわれていますので要注意です。

 
ビタミンH
ビオチンは皮膚の炎症の予防する成分として発見されました。そのためドイツ語の皮膚 (Haut)に因み、その頭文字HをとりビタミンHと呼ばれるようになりました。
 
カルボキシラーゼ
ビオチンに深いかかわりのある酵素カルボキシラーゼは4種類あります(効果・効能欄では総称である「カルボキシラーゼ」として記載しています)。
糖質の代謝にかかわっているのがピルビン酸カルボキシラーゼ、脂質の代謝に関わっているのがアセチルCoAカルビキシラーゼ、アミノ酸の代謝に関わっているのがメチルクロトニルCoAカルボキシラーゼ、プロピオニルCoAの代謝に関わっているのがプロピオニルCoAカルボキシラーゼです。

ビオチンのイメージ

レバー

スキンケア ヘアケア ネイルケア

ビオチンと相性の良い栄養成分

・システイン
・亜鉛
・ビタミンC

ビオチンの勝手にランキング

髪(薄毛)部門 第5位
髪(白髪)部門 第4位
肌(美肌)部門 第13位
肌(美白)部門 第9位
体力(普段)部門 第10位

ビオチンのレーダーチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

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ビオチン 総合評価 S 17

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下

髪(薄毛) 評価6
満点です。文句なしです。これはビオチンがアミノ酸の代謝とDNAの合成の両方にかかわっているからです。

髪はケラチンというたんぱく質でできています。99%はケラチンです。ケラチンは18種類のアミノ酸で構成されています。ビオチンはこの18種類のアミノ酸を集め、ケラチンというたんぱく質をつくる代謝過程に関係してくるのです。
ビオチンが不足しているとこの代謝が上手くいかず、ケラチンというたんぱく質がしっかりと生成されなくなります。なんらかのトラブルをもった髪が生まれるということです。切れやすかったり、抜けやすかったりといったことです。

またDNAの合成細胞の材料となるたんぱく質の合成に関わることです。正常な細胞を生み出し、正常な細胞分裂を行うためには、DNAの合成が(しっかりと)行われるということが重要になります。
髪は「毛母細胞が(活発に)細胞分裂することで生まれ、育つ」と繰り返し話してきました。DNAの合成に関わるビオチンは毛母細胞の細胞分裂にも関係してくることになります。

髪(白髪) 評価5.5
色素形成細胞とはメラノサイトのことで、ここで髪の色のもとであるメラニンが作られています。作られたメラニンが毛母細胞が分裂して髪をつくりだしている過程で取り込まれ、色がついた髪が生まれてきます
たんぱく質の合成、DNAの合成に補酵素として関係しているビオチンは毛母細胞はもとよりメラノサイトも活性化させます。メラノサイトを活性化させメラニン産生機能を高めることで白髪の発生を予防します。

髪の主成分ケラチンの構成材料で一番の割合を占めるシステインです。システインを摂取すると白髪になりやすいといわれています。
ビオチンはシステインによる白髪発生を予防する成分として有名です。髪(薄毛・白髪)のためにシステインとビオチンをセットで取ることがおススメです。

肌(美肌) 評価5.5
皮膚はたんぱく質でできています。コラーゲンというたんぱく質であったりエラスチンというたんぱく質であったりケラチンというたんぱく質であったりです。肌の真皮にあるコラーゲンは肌にハリ、弾力を与えます。このコラーゲンが十分に生成されなかったら、その逆のことがおこります、ハリ、弾力は失われ、しわ、たるみが生まれます。

コラーゲンを構成しているのがアミノ酸です。ざっとこんなアミノ酸の構成比となっています

コラーゲンのアミノ酸構成比
このアミノ酸たちが、コラーゲンというたんぱく質に代謝されなけばなりません。これに関わっているビオチンは肌に重要な役割を果たしているのは言うまでもありません。

またビオチンのDNA合成の働きは細胞分裂に関わってくることです。肌のターンオーバーは細胞分裂が活性化することで正常化されます。肌のターンオーバーは美肌作りの基礎となることです。こちらにもビオチンも関与しているといえます。

体型(筋肉) 評価4
ビオチンはミネラルの亜鉛と協力し、補酵素としてDNAの合成に関わっています。筋肉のたんぱく質がつくられるときにDNAがその設計図の役割をしています。
ビオチンは筋肉作り(筋たんぱく質の合成)にも関係しているといえそうです。

体力(普段) 評価5
糖質の過程で生まれた乳酸は糖新生によりエネルギーとして利用されます。この乳酸の代謝(分解)にビオチンは補酵素としてかかわります。
乳酸の代謝がスムーズにいかず体内に溜まったままの状態だと、他の代謝を阻害し、疲労を感じさせるものになります。乳酸が疲労物質と呼ばれるのは分解されなかった場合のことをいいます。
乳酸を分解しエネルギーを作り出すことは、疲労を取り除くことともいえます。これに関わるビオチンは、エネルギー産生、疲労回復の両方の効果を生み出すといえます。
またエネルギー源となる脂肪酸の合成にもかかわっています。エネルギーを生み出し、疲労を取り除くという面で、普段の生活に欠くことのできない成分です。

その他 総合評価5.5

細胞 評価5.5
ビオチンは亜鉛とともにDNAの合成にかかわります。DNAの複製は細胞分裂が起こるたびにおこなわれます。細胞は分裂する前にDNAの遺伝情報を新しい細胞にコピーしていきます。DNAの合成がしっかりとおこなっていれば、正確な遺伝情報をコピーするのですが、合成がしっかりとおこなわれていなければ間違った遺伝情報をコピーしてしまうことになります。要するに正常な細胞が生まれてこないことになります。正常な細胞が生まれなければ、細胞分裂が上手におこなわれくなり、体のありとあらゆる部分に支障をもたらします。新陳代謝が活発な、肌、髪、粘膜といった部分に不調がでてきます。

代謝 評価5・5
カルボキシラーゼという酵素は3大栄養素の代謝すべてに関わっています。具体的には糖新生(糖質の代謝)、脂肪酸の合成(脂質の代謝)、アミノ酸の代謝(たんぱく質の代謝)にかかわっている酵素です。この酵素の補酵素としてかかわっているビオチンも3大栄養素の代謝すべてに関わっているといえます。

ビオチン雑感

「ビタミンB群総選挙」 もしそんなものがあるとしたら、ビオチンは間違いなく1位になるでしょう。たぶん・・・。

まあ間違いなく私は1位に投票します。

4つのカテゴリー(髪、肌、体型、体力)の私の優先順位はまんま、髪>肌>>体型>体力です。※肌と体型の間にはけっこうな差があります。
とにかく優先順位の高い髪、肌の分野にとってビオチンはスペシャルな存在です。とにかく効きます。なのでこの4つのカテゴリーで髪、肌を重視している方には「超」がつくほどおすすめです

というのもこれら(髪、肌)に深く関係しているアミノ酸の代謝やDNAの合成にビオチンが深くかかわっているのです。

髪はケラチンというたんぱく質できていて(髪の99%はケラチン)、そのケラチンは18種類のアミノ酸で構成されています。
この18種類のアミノ酸があつまってケラチンというたんぱく質になるのですが、この代謝にビオチンが関係しているのです。ビオチンが不足しているとこの代謝が上手くいかないと言われるほど関わっています。

上手くいかないって何だと思いますか?

ようは正常な髪が作られないってことですよ。

白髪になったり枝毛とかできたりすぐ切れたりパサパサしたり、しまいには抜けてしまったり・・・

肌だってそうです。肌もたんぱく質でできています。肌にあるたんぱく質で真っ先に思いつくものといったらコラーゲンです。肌のハリや弾力にかかわる美肌成分でもあります。
プルプルな肌は、コラーゲンというたんぱく質がしっかり形成されてできるものです。コラーゲンもアミノ酸で構成されています。

コラーゲンのアミノ酸構成比

このアミノ酸を集めて、コラーゲンというたんぱく質として合成させる働きに関与しているのもビオチンです。

健康な髪、若々しい肌をつくるのはビオチンといってもいいすぎではありません。というかビオチンが不足していると本当に抜け毛、白髪、肌トラブルにつながるといわれているのです。

あとビオチンは亜鉛とともにDNAの合成にかかわります。正常な細胞を生み出し、正常な細胞分裂をさせるにはDNAの合成がしっかりと行われるというのが、大前提です。

ここでも細胞、細胞分裂でてきました。細胞分裂が髪とか肌にどれくらい影響してくるかもう言うまでもありません。

一応書きますが、髪は毛母細胞が活発に細胞分裂を行うことで、生まれすくすく育っていきます。肌の真皮にある繊維芽細胞はコラーゲンとかエラスチンなどのたんぱく質を生み出す細胞です。表皮細胞の細胞分裂がしっかり行われることで肌のターンオーバーは正常化されます。

DNAの合成に関与しているビオチンはこれら細胞、細胞分裂にも関わってくるのです。

これだけ髪、肌に深く関わっているビオチンを摂取しないなんて考えられません。

なので、結構マックスで取っちゃっています。

でこの素晴らしきビオチンと一緒に摂取すべき成分が2つあげられます。

まずは亜鉛。これはDNAの合成にともに働く成分として有名です。
もう一つは非必須アミノ酸のシステイン

システインは髪の99%をしめているたんぱく質ケラチンを構成しているアミノ酸の中で一番多く含まれているものです。なので健康な髪を作るのに大切な成分です。またメラニンの生成を抑制したり、肌のターンオーバーを正常化させるといった美白、美肌にもいい成分です。
ただシステインのネックはメラニンの生成を抑えることにより、白髪ができやすくなることです。髪の黒色はメラニンの黒色の色素により作られているからです。

この短所を補うのはビオチンといわれています。ビオチンには白髪を予防する効果があるのです。メラニンを増やして予防するのではなく、おそらくアミノ酸の代謝というところで関わっているのだと思います。

システイン、ビオチンの両方はただでさえも肌、髪にいいものです。システインの美白効果はビオチンにはないものです。そしてシステインの白髪を増やすという短所をビオチンがカバーします、

このタッグはまさに肌、髪にとってのドリームタッグといえます。

これらをセットで飲んでいる方はけっこういると思います。自分もおすすめです。

まとめとしては、髪、肌のトラブルに悩んでいる人で、ビオチンを摂取していないはぜひともご検討ください。ビオチンが不足していると肌荒れがおこる、抜け毛増える、白髪になるというのはすごく有名な話です。過剰摂取の心配があんまりないので食事だけでなくサプリメントでとることをお勧めします。

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