MRM ニュートリション コンプリートE

かなりおススメのビタミンEサプリ

★★★★★

ビタミンEには、過酸化脂質生成抑制抗不妊血流改善免疫賦活などの効果があります。
これら効果は、ビタミンEに「抗酸化」「細胞内情報伝達作用」「細胞膜安定化」などの機能が備わっていることにより もたらされます。
この3つの機能を有するビタミンEはサプリで【絶対に】取っておいた方がよいビタミンだと思います。

一口に「ビタミンE」といっても種類があります。

ビタミンEは、トコフェロールトコトリエノールの2つに大別されます。
各々α・β・γ・δがあります。

α-トコフェロール α-トコトリエノール
β-トコフェロール β-トコトリエノール
γ-トコフェロール γ-トコトリエノール
δ-トコフェロール δ-トコトリエノール

この8種類のビタミンE同族体を総称して「ビタミンE」です。

このうち、【血液及び組織中に存在するビタミンE同族体の大部分を占めている】 & 【最も生理活性が強い】のがα-トコフェロールです。

α-トコフェロールは、ビタミンE同族体のうち、最も生物活性(抗不妊作用、α-トコフェロール輸送タンパク質(α-TTP)に対する親和性)や抗酸化活性が強く(参照 2)、また、血液及び組織中に存在するビタミン E 同族体の大部分を占めている。(参照 7)

引用元
トコフェロール
PDFページ 8/55
食品安全委員会肥料・飼料等専門調査会

なので、ビタミンEといえば、普通 α-トコフェロールのことを指します。
ビタミンEのサプリに関しても別途​記載のない限り、α-トコフェロールのことだと思ってください。

α-トコフェロールが「血液及び組織中に存在するビタミンE同族体の大部分を占めている」
←この理由はα-TTPにあります。

簡単に説明します。

ビタミンEはリポタンパク質と結合して血中を循環しています。

そのメカニズムは次です。

  1. 体内に取り込まれたビタミンEはリポタンパク質(←キロミクロン)と結合し、リンパを経て血中を循環します。
  2. キロミクロンはキロミクロンレムナントとして肝臓に取り込まれます。
  3. 取り込まれたビタミンEは、肝臓で合成されるリポタンパク質(←超低密度リポタンパク質VLDL)に組み込まれ、再び血中へと放出され、末梢組織に運搬されます。

 

α-TTPは、肝臓(肝細胞)に存在するα-トコフェロール輸送タンパク質です。


出典元
ビタミンE輸送タンパク質とホスファチジルイノシトールリン酸との相互作用の不全が家族性ビタミンE欠乏症の原因となる
新着論文レビュー
ライフサイエンス統合データベースセンター

α-TTPは、肝細胞に取り込まれたビタミンEのうちα-トコフェロールと優先的に結合し、再び血中に放出する(=VLDLに組み込む) 機能を果たしています。
ということで、「α-トコフェロールが他の同族体と比べて優先的に生体内に運ばれる
=「α-トコフェロールが血液及び組織中に存在するビタミンE同族体の大部分を占めている」
ことになります。

さて、α-トコフェロールにも種類があります。8つの立体異性体が存在します。


出典元
次亜ヨウ素酸塩触媒を用い天然型ビタミンEの高効率不斉合成に成功 ~光学活性クロマン系医薬品の開発・製造への応用に期待~
共同発表
科学技術振興機構(JST)

天然に存在するα-トコフェロールには、RRR-α-トコフェロールのみが含まれています(出典元 左上)。
天然型ビタミンEとは、RRR-α-トコフェロールを指します。
天然型ビタミンEサプリの成分表示では「d-α-トコフェロール」と表示されます。

合成のα-トコフェロールもあります。それは8種の異性体の等量物です。
合成型ビタミンEサプリの成分表示では「dl-α-トコフェロール」と表示されます。

天然のほうが合成より生理活性が約1.5倍強いです。

天然(食物由来)のビタミンEは「d-α-トコフェロール」と食品やサプリメントの製品ラベルに記載されます。合成の(人工の)ビタミンEは「dl-α-トコフェロール」と記載されます。天然のビタミンEのほうが合成のそれに比べて効力が高く、天然型ビタミンEの100 IUは、合成型ビタミンEの150 IUに相当します。

引用元
ビタミンE 海外の情報
『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』
厚生労働省

ということで、ビタミンEサプリを選ぶときは、成分表示がd-α-トコフェロールであるものを選択してください、もとい選択したほうがよろしいかと思います。

今までの話を簡単にまとめます。

ビタミンEは8種類ある。ビタミンEといえば、基本 α-トコフェロールのことを指す。体内に存在するビタミンEのほとんどがα-トコフェロール & 生理活性が一番強いものがα-トコフェロール だから。
ビタミンEのサプリの原料も、基本 α-トコフェロールである。ビタミンE(α-トコフェロール)サプリには、天然の「d-α-トコフェロール」と合成の「dL-α-トコフェロール」がある。天然のほうが生理活性が強い。なので、天然のほうを選択するのがベター。

ところで、α-トコフェロール以外の7つは完全にスルーしてよろしいのでしょうか?
答えはNOです。

ビタミンEマニアの私から言わせていくとα-トコフェロール以外のやつも取るべきだと思います。
すべてとはいいませんが、次の2つは取っておいたほうがいいと思います。
それは γ-トコフェロールトコトリエノール(α・β・γ・δのどれかではなく、複合体として)です。
※トコトリエノールはまとめて1つとしています。

γ-トコフェロール
γ-トコフェロールには体内に溜まった余分な水分を尿として排出させる利尿作用(ナトリウム排泄型)があります。また、チロシナーゼ阻害作用もあり、高い美白効果が期待できます。

 

トコトリエノール
トコトリエノールとして、抗酸化作用、動脈硬化抑制作用、血管新生抑制作用、神経細胞保護作用があることが報告されています。
抗酸化作用に関していえば、(一説では)α-トコフェロールの約50倍あるとされています。
スーパービタミンEの異名を持ちます。

この2つはビタミンEサプリと独立して、単体サプリとして販売されています。

α-トコフェロール、γ-トコフェロール、トコトリエノールを別々で取るという手もアリですが、【ビタミンEは単体ではなく、一緒に摂る】ことが勧められています。

ビタミンEの主な効果は以下の通りです。

α-トコフェロール
抗酸化作用、抗炎症作用、酸化ストレス抑制作用など
γ-トコフェロール
ナトリウム利尿作用
δ-トコフェロール
抗酸化作用
トコトリエノール
抗酸化作用、ナトリウム利尿作用、抗アレルギー作用、抗腫瘍作用、抗動脈硬化作用など

ビタミンEは単体ではなく、一緒に摂る ことによって効果が期待されます。

引用元
ビタミンE
 一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所

特に【α-トコフェロールとγ-トコフェロールは一緒に摂る】ことで相乗効果が見込まれるとされています。

また、合わせてα-トコフェロールも投与した実験ではさらに効果が見られ、γ-トコフェロールとα-トコフェロールには相乗効果があると考えられる。

引用元
講演Ⅰ「最近のビタミン学の進歩」
公益社団法人 大阪府栄養士会

研究では、アルファとガンマのトコフェロールを組み合わせて補給すると、いずれか一方のみを補給するよりも、還元力に優れていることがわかっています。

引用元
Life Extension, ガンマE混合トコフェロール、ソフトジェル60錠
iHerb.com

なので、一緒に配合されているものを選択するのがよろしいかと思います。
一緒に配合されているもの ←俗にいう【混合ビタミンEサプリ】です。
このサプリは、それに当てはまります。

この商品には天然型のα-トコフェロールに加えて、すべてのビタミンEの種類が含まれています。
このサプリの特徴として次の2点が挙げられます。

①8種類(α・β・γ・δトコフェロールとα・β・γ・δトコトリエノール)のビタミンE、各成分がどれくらい含まれているかがしっかりと記載されている。
←他のメーカーだとα以外のトコフェロールは、混合トコフェロールとして一緒くたにされています。トコトリエノールも一緒くたにされています。一緒くたになったものの量で記載されています。

②ビタミンC・α-リポ酸・コエンザイムQ10・フィトステロールといったビタミンEと相性のよい他の成分も含まれている。
←各単体サプリと比較して、ビタミンCは少ない量です。α-リポ酸はそこそこの量です。コエンザイムQ10とフィトステロールはわずかの量です。ただし、ビタミンEがメインのサプリにこれだけの数の他成分が含まれているは珍しいです。

この商品は2粒で、ビタミンE(α-トコフェロール) 263 mgです。
他のメーカーだと1粒で取れることができる量です。

α-トコフェロールの量は、決して多くはないのですが、別途以下のビタミンEもとれます。

γ-トコフェロール 290 mg 
δ-トコフェロール 120mg
β-トコフェロール 15mg

α-トコトリエノール 13mg
γ-トコトリエノール 16mg
β-トコトリエノール、δ-トコトリエノール 6mg

 
それだけでなく これら成分 も取れます。
ビタミンC 120mg
α-リポ酸 50mg
コエンザイムQ10 30mcg
フィトステロール 5mg

そう考えるとかなりお得な商品といえます。

δ-トコフェロールが多いのも魅力

δ-トコフェロールには抗酸化作用があります。一説ではα-トコフェロールより抗酸化力が上とのことです。

抗不妊因子として見つかったのは、α-トコフェロールのみです。妊娠という観点から見るとβ、γ、δ-トコフェロールの3つは働きが非常に低くなります。

しかし現在最も注目されている抗酸化作用は、δがいちばん強く、δ> γ> β>αの順となっています。

引用元
ビタミンE
 一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所

また、ビタミンEにはグルタチオン産生促進作用があるとの情報がある↓のですが、

公開特許公報(A)_グルタチオン産生促進剤
国立研究開発法人科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンター

その作用は、ビタミンEの中でもδ-トコフェロールが最も強いとのことです。

デルタ型は、他のビタミンEと比べるとグルタチオンを作る力が最も強く、このグルタチオンが美白作用を発揮してくれます。

引用元
デルタ型ビタミンE(デルタ-トコフェロール)
スキンケア研究所
ロート製薬

※ビタミンEのグルタチオン産生作用はロート製薬の情報以外に聞いたことがありません。
もしかしたら皮膚外用剤での効果のみなのかもしれません。内服ではイケる効果かどうかわかりませんが、とりあえず頭の片隅にでも入れておいて下さい。

数あるビタミンEサプリのなかで、かなりおススメの商品です。

 

参照一覧
X.ビタミンE の臨床研究の流れとトピックス
J-STAGE

ビタミンE代謝と遺伝子多型
J-STAGE

トコトリエノールの代謝とその調節
J-STAGE

ビタミン E 特異的輸送タンパク質 α-TTP による体内ビタミン E レベルの制御
公益社団法人日本生化学会

ビタミンE
 一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所

トコトリエノール
 一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所

ビタミンEとは?
公益社団法人ビタミン・バイオファクター協会
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※レビューの内容について
→個人の見解です。

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