メラトニン

メラトニンの評価 A

メラトニン

メラトニンは神経ホルモンの一種でセロトニンを原料に脳の松果体で生成されます。
メラトニンには睡眠、覚醒のリズム(夜になると眠くなり、朝になると起きる)を整える、体内時計を正常に保つといった働きがあります。メラトニンが分泌されることで、脳が眠気を感じ自然と眠りにつくことができます。
別名「睡眠ホルモン」と呼ばれており睡眠には欠くことのできないものです。

 

メラトニンを増やすには、脳内でセロトニンを増やすことが必要です。そのセロトニンの材料となっているのがアミノ酸のトリプトファンです。

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この3つの関係はこのような感じです。トリプトファン→セロトニン→メラトニン

トリプトファン
トリプトファンは体を作る20種類のアミノ酸の一種で、必須アミノ酸に分類されます。
トリプトファンは体の組織や器官の構成材料になったり、エネルギー源として働きます。
トリプトファンは脳に運ばれると、セロトニンという神経伝達物質をつくる材料になります。
 
セロトニン
セロトニンは脳で作られ、脳内に分泌される神経伝達物質の一つです。「ノルアドレナリン」「ドーパミン」とともに、三大神経伝達物質といわれています。
セロトニンは精神の安定睡眠の質向上に効果があるといわれいます。
精神を安定させる効果があり幸せを感じやすくなるためセロトニンは「幸福ホルモン」という異名ももっています(セロトニンはホルモンではありません)。
セロトニンが不足するとうつ病や不眠症などになりやすいといわれています。

 

メラトニンが作られる量は太陽の光に関係しています。
というかメラトニンのもととなるセロトニンが太陽の光に関係してきます。セロトニンは太陽の光の影響を受けて合成されます。
脳内にセロトニンを多く作るためには、2,500ルクス以上の強い光を浴びることが重要といわれています。太陽光は、くもりの場合でも10,000ルクス、晴れている時ならその何倍もの光が得ることができます。
(蛍光灯などの人工的な光では500ルクス程度の光を得られるだけです。)

なので太陽が出ている午前の時間帯に、セロトニンが活発に分泌されるといえます。

そのためセロトニンのもととなるトリプトファンは午前中の太陽の光が出ている時に体内に取り入れておくのがベストといえます。朝~午前中にかけ、トリプトファンを多く含む食事などを摂取し、太陽の光を浴びることで脳内にセロトニンを多くつくることができます。

日中の光がでている間にセロトニンが生成され、暗くになるにつれそのセロトニンをもとにメラトニンが作られるというようなメカニズムになっています。太陽が沈み暗くなると「セロトニンの分泌」から「メラトニンの分泌」へと切り替えがおこなわれるのです。メラトニンの分泌の切り替えがはじまるのは太陽の光の刺激を受けてから14~16時間後とされています。なので午前中の太陽の光をあびるように明記しています。
夜メラトニンが分泌されることで、脳が眠気を感じ、眠りに導きます。

こう考えるとメラトニンを分泌させるに午前中に太陽の光を浴びることはスムーズな睡眠のため大切な作業といえます。

メラトニンの摂取目的

メラトニンの摂取目的は「睡眠」のためです。メラトニンの強い「抗酸化」作用も期待しています。

 摂取目的
その他「睡眠」「抗酸化」

メラトニンの効果・効能

睡眠
メラトニンには睡眠、覚醒のリズムを整える働きがあります。
夜になると眠くなり、朝になると起きるという睡眠のリズムを調整する働きがあります。午前中に太陽の光をあびセロトニンが作られ、夜にそのセロトニンをもとにメラトニンが分泌されます。
メラトニンが分泌されることで、脈拍、体温、血圧がさがり、脳が眠気を感じ自然と眠りにつくことができます。朝メラトニン分泌が少なくなってくると覚醒状態になり目がさめるという仕組みになっています。再び太陽の光を浴びメラトニンのもとであるセロトニンをつくるという過程に入ります。

体内時計
メラトニンには体内時計を正常に保つ働きがあります。
人間は脳にある体内時計により、昼間は起き、夜は寝るとリズムを繰り返しています。なので意識をしていなくても昼間は心も体は活動状態にあり、夜は休息状態になるというメカニズムになっています。毎朝、太陽の光を浴びることで体内時計はリセットされ、昼間は起き、夜は寝るとリズムの生活を送ることになります。
夜遊び、夜勤など夜活動して、昼間寝るといった昼夜逆転の生活を送っている人は、この体内時計が乱れ、いざ夜眠ろうとしても、なかなか寝つきにつけないといったことが起きます。これは体内時計にかかわるメラトニンの分泌が上手くいっていないことによっておきます。
生活習慣が乱れ、体内時計がくるってしまった場合、メラトニンのサプリメントをとることで改善が見込まれます。海外旅行などで時差ボケを起こした体にも、メラトニンは有効だと考えられます。

若返り
メラトニンは、「若返りのホルモン」とも呼ばれます。体内でメラトニンの分泌量を増やせば「若返れる」とも言われほどアンチエイジング効果があります。若返るための特別な成分があるのかと期待してしまいそうですが、メラトニンが若返りのホルモンという言われる理由は強力な抗酸化作用をもっていて、その抗酸化作用により、体のサビの原因になる活性酸素を除去するからです。この作用が数ある抗酸化物質の中でも強力であるといわれています。

免疫力
強力な免疫細胞であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる効果があります。NK細胞はがん細胞やウィルスに感染した異常細胞を探し出して駆除する働きをします。NK細胞が活性化すると、小さながん細胞の進行を抑える効果があるといわれてがんになるリスクを低めます。
臨床試験の結果では、メラトニンは、乳がん、肺がん、前立腺がんなどのがんに有効であるという報告されています。

メラトニンの摂取量、不足、過剰

メラトニンの摂取量
メラトニン自体を直接食事からとるのは難しいので、メラトニンの参考となる摂取量を記載します。メラトニンの原料となるトリプトファンの摂取量です(メラトニンはセロトニンを材料に作られる。そのセロトニンはトリプトファンを材料に作られる)。トリプトファン1日の推奨摂取量は人によります。体重1kgにつき2mgです(体重60kgなら120mg)。
通常の食生活を送っている限り、不足することは考えられません。ただトリプトファンの効果・効能のなかで「睡眠」の改善、つまりメラトニンの効果を求める場合は500~1000㎎は必要とされます。
通常の食事ではトリプトファンは200㎎ぐらいしか取れないので、その場合はサプリメントなどから摂取するのも一つの手です。
 
メラトニンの不足
メラトニンが不足して起こることは、不眠です。なかなか眠れなくなります。眠りも浅くなります。
体内時計も乱れるため、昼眠くなり夜目が覚めてしまうという症状が起きます。メラトニンが不足しているということは精神の安定に関わる神経伝達物質セロトニンも不足しているということが言え鬱になりやりすくなります。
 
メラトニンの過剰
メラトニンをサプリメントで一度に多量に摂取をすると、体内時計や睡眠覚醒のリズムが崩れてしまう可能性があります。逆効果になるということです。またサプリメントに頼りすぎていると、体内で自分の力でメラトニンをつくる生産能力が落ちます。嘘か誠か過剰摂取すると悪夢を見てしまうこともあるみたいです。

メラトニンの豆知識

年齢とともに
メラトニンは、規則正しい生活リズム(朝、太陽の光を浴び、夜決まった時間に眠る)を送っている限り、正常に分泌されて、特にサプリメントなどを摂取する必要はありません。体内で、自然と必要とされる量が分泌されます。
よくあるパターンですが、残念ながらメラトニンの分泌量は加齢ともに減ります。
高齢になると朝早く目覚める、夜中に起きてしまうというのはメラトニンの分泌が減り、メラトニンによる効果、効能が弱まっているからです。
メラトニンの分泌量のピークは10代といわれ、そこからどんどん減っていきます。50代の分泌量は10代の1/10ぐらいという説もあります。
 
未承認医薬品
メラトニンはアメリカではサプリメントとして販売されていて一般市場に流通されいますが、日本では未承認医薬品であるため、薬事法違反になり輸入販売は認められていません。自分が服用するために一定量(二か月分)までのメラトニン剤を個人輸入することは禁じられていませんが、そのメラトニンを転売、譲渡すると薬事法違反になります。そのためメラトニンは輸入代行会社であっても効能を明記して広告、代行することは禁止されています。キャッチフレーズ集がないのはこういった理由からです。未承認医薬品のため楽天やアマゾン経由で購入することができず、メラトニンのサプリメントを手に入れるには少々面倒がかかります。
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メラトニンのイメージ

食べ物からとること難しいが、わずかながらでも含まれているのがケール

睡眠ホルモン

メラトニンと相性の良い栄養成分

 

メラトニンの勝手にランキング

 

メラトニンのレーダーチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

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メラトニン 総合評価 A 13

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下

髪(薄毛) 評価3.5
睡眠は髪にとって大切なものです。睡眠をしっかりとることで成長ホルモンが分泌され、毛母細胞が活性化され、太く黒く抜けにくい健康な髪が作られます。睡眠ホルモンであるメラトニンは間接的に髪に関わりがあるといえます。

肌(美肌)評価3.5
メラトニンの睡眠導入効果は美肌を作るのに役立ちます。睡眠をしっかりとることで成長ホルモンが分泌され、肌細胞の修復肌の新陳代謝(肌のターンオーバー)を正常化することにつながります。肌のターンオーバーが正常に行われることは、肌のトラブル予防、改善につながります。
またメラトニンの強い抗酸化作用は皮膚の酸化を防ぎ、若々しくキレイな肌を保つ働きがあります。

体型(筋肉)評価3.5
成長ホルモンが分泌されることは、筋肉増強につながります。成長ホルモンが一番分泌されるのは睡眠中です。睡眠中、とくに徐波睡眠(ノンレム睡眠の中で特に眠りが深い状態)に入った時に成長ホルモンはたくさん分泌されます。自然と深い眠りに導くメラトニンは、成長ホルモンの分泌に関わっているといえ、ゆえに筋肉増強に関連性があるといえます。

体力(普段)評価3
睡眠をしっかりとり、成長ホルモンを分泌させることで疲労回復につながります。質の良い睡眠は充実した生活を送るのに必要不可欠です。

その他 総合評価6

抗酸化 評価6
メラトニンは若返りホルモン」と呼ばれるほど、強い抗酸化作用をもった物質です。活性酸素は体になくてはならないものですが、増えすぎると細胞にダメージを与え、体をサビさせ老化を促進させてしまいます。メラトニンは体内で増えすぎた活性酸素を除去するのに役立ちます。

睡眠 評価6
メラトニンが分泌されると、自然と眠くなり、深い睡眠を得ることができます。メラトニンには睡眠、覚醒のリズム(夜になると眠くなり、朝になると起きる)を整える働きや、体内時計を正常に保つ働きがあります。メラトニンが分泌されることで、脈拍、体温、血圧がさがり、脳が眠気を感じ自然と眠りにつくことができます。朝メラトニン分泌が少なくなってくると覚醒状態になり目がさめるという仕組みになっています。睡眠の重要な役割を担っているのがこのメラトニンというホルモンです。

メラトニン雑感

これから書くことはあくまでもメラトニンを個人的に使用しての感想です。

まあこのようなことを書かなければならない理由は、メラトニンは、日本では未承認医薬品成分だからです。
アメリカでは一般に普通に流通しているサプリメントなのですが、日本では製造も販売を行っていません。

そうなると個人輸入代行会社にお願いするしかないのですが、これも今までの紹介した海外商品とちょっとわけがちがってきます。個人輸入代行会社であっても、メラトニンの効果、効能をうたって代行販売するは禁じられています。要はメラトニンは不眠に効きます、若返りのホルモンですといって販売してはいけないということです。
日本では未承認成分なので、輸入代行会社でも効果・効能を宣伝して販売することは薬事法違反になるからです。こういうのは、私が購入している海外のサプリメントでは、メラトニンぐらいです。

なので積極的に販売している個人輸入代行会社はありません。
当然ですが楽天、アマゾン経由で買うことできません。そのため個人輸入代行会社と直でやり取りする必要があります。ちなみに私はメラトニンを購入するためだけの会社と取引しています。これってけっこうデメリットです。ポイントとか、送料とかその他もろもろ。

また購入するにも条件があり、一定量(2か月分)しか買うことができないません。事実上1回の注文つき、商品1個しか購入できないのです。まとめ買いができないというわけです(アイキャッチの画像は片方は空箱です。)購入したメラトニンを日本で転売したり、譲渡すると薬事法違反になりますので注意してください。
このような諸条件を見ると購入に不安になりそうですが、要は自分が使うためだったらなにも問題ないのでそんなビビる必要はありません。

サプリメントにどっぷりはまっている人かどうかを判断する基準は、メラトニンを購入しているかしていないかでわかるかもしれません。
日本では未承認医薬品成分です。
ビタミンとかアミノ酸などのサプリメントと違いメラトニンはホルモン剤の一種です。そのため副作用はない、あるなどさまざまな意見があります。さきほど述べたようにスムーズに購入できない商品でもあります。
なのでメラトニンをサプリメントで服用することはためらってしまいがちで、慎重な方には手を出しずらいサプリメントといえます。

でサプリメントというか栄養成分にどっぷりはまっちゃっている私は、このサプリメントにも手をだしてしました。そしてその使用歴も長く、もうかれこれ20年ぐらいでしょうか。20歳ぐらいから購入しています。

当時寝つきの悪さを改善するために購入しました。今はアンチエイジングのためにも服用しています。ちなみに、メラトニンは毎日飲み続けているわけでなく、たまに飲まないときもあります。飲み忘れというよりは意図的にです。

それではメラトニンを服用してきての個人的な感想です。

まず寝つきは良くなると感じられます。飲むと飲まないとでは違います。自然と眠りにつけたという感覚があります。
ただ夢を見ること多いです。起きたときハッキリ内容を覚えている夢です。ハッキリした夢を見るというのは眠りが浅い状態「レム睡眠」が長く続いている可能性があります(レム睡眠中に起きた結果ともいえそうですが)
また悪夢を結構見ます。メラトニンの過剰の欄に、過剰摂取をすると悪夢をみることがあると書きましたが、過剰摂取しなくても悪夢をみると思います。メラトニンを服用している場合の夢が、気のせいか悪夢の場合が多いです(笑)

眠りにつくためメラトニンを常用することになったのは否定できませんがメラトニンを飲み続けている理由はメラトニンの抗酸化作用に期待している点もあります。

20年くらい前、メラトニンの効果・効能で騒がれていたのが「睡眠」とこの「抗酸化」。「抗酸化」というより「若返りの薬」とか「奇跡の薬」とかいわれていました。若返りとか奇跡とかいう言葉を聞いてしまうと、ついつい手をだしたくなってしまいます。
メラトニンを調べていくと分泌量は10代をピークに減っていくということがわかったので、若いうち(当時20歳ぐらい)から飲むのもいいじゃないかという浅はかな考えで摂取し始めてしまいました。

抗酸化作用に関してですが、メラトニンの情報からするとすごく強力な抗酸化作用があると思います。
実際飲み続けると、ビタミンCとかビタミンEとかの抗酸化物質とか系統が違うというか、なんか別物の抗酸化物質のような気がします。表現しろといわれても表現が難しいのですが、とにかく老化を遅らせているのではと感じられるふしがあります。

私が仮に若く見えるとしたら、おそらくあきらかに人とは違うこと(20歳くらいからメラトニンを服用)をしているで、メラトニンのおかげともいえるかもしれません。

とにもかくにもメラトニンの分泌量は加齢とともに減ってしまいます。加齢とともに減ってしまうものは外から取り入れようという考えを持っているためメラトニンを飲み続けています。

ながながと書きましたがメラトニンのサプリメントは、お勧めはしません。日本では未承認というのもありますし、サプリメントとしてあきらかに系統が異なっていますし(ホルモンである)、副作用がある、ないとかいろいろいわれていますので・・・

またメラトニンのサプリメントに頼りすぎると自分の体内でメラトニンを作る力が弱くなります。朝しっかりおき、朝日を浴び夜決まった時間に寝るという習慣をつけておけば、メラトニンはしっかり分泌されると思います(そうはいっても加齢とともに減りますが)。

このレビューをみてメラトニンに魅力を感じちゃった方はトリプトファンの購入をお勧めします。トリプトファンはメラトニンのもとのもとです。トリプトファンからメラトニンを増やすということをすればよいと思います。

トリプトファンは楽天やアマゾンでも普通に買えます。

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