パントテン酸の評価 S
パントテン酸
パントテン酸は水溶性ビタミンの1つです。ビタミンB5とも呼ばれます。
パントテン酸は生体内ではCoA(コエンザイムA)やACP(アシルキャリヤープロテイン)の補欠分子族4′-ホスホパンテテインの構成成分として存在しています。
CoAやACPは代謝における酵素の補酵素として機能しています。その数は140種類以上といわれます。酸化還元反応、加水分解反応、転移反応、合成反応など生体内で起こるさまざまな反応に関わっています。
CoAは「アセチルCoA」として糖質・脂質・たんぱく質の代謝に深く関与しています。
その構成成分であるパントテン酸は3大栄養素の代謝において重要な役割を果たすビタミンといえます。
パントテン酸の効果・効能
エネルギー代謝
パントテン酸はCoAの構成成分として糖質の代謝・脂質の代謝に深く関わっています。
それを説明するにあたり、まず糖質の代謝・脂質の代謝について簡単に説明します。
それをもとにまとめます。
こちらのイラストのブドウ糖➡解糖系➡ピルビン酸➡アセチルCoA➡TCA回路の流れをご覧ください。
引用元
ケトン体・ケトン食とは
中鎖脂肪ケトン食
生じたピルビン酸は好気的条件下において、ミトコンドリアに入りミトコンドリアのマトリックスに含まれる酵素の働きによってアセチルCoAに変換されます。
アセチルCoAはTCA回路に組み込まれ、酸化されます。その過程で生じた水素を水素受容体であるNAD⁺及びFADが受け取ります【→NADH及びFADH2に】。生じたNADH及びFADH2はミトコンドリアの電子伝達系に送られます。NADH FADH₂を電子伝達系の電子伝達体に供与することで酸化的リン酸化が起こり、たくさんのATPが生成されます。
脂質の代謝
こちらのイラストの脂肪酸➡アシルCoA➡アシルCoA(カルニチン)➡β酸化➡アセチルCoA➡TCA回路の流れをご覧ください。
引用元
ケトン体・ケトン食とは
中鎖脂肪ケトン食
脂肪酸は脂肪酸アシルCoAのままではミトコンドリアの内膜を通過することができません。
一時的にカルニチンと結合し脂肪酸アシルカルニチンになることでミトコンドリア内膜を通過することができます。
内幕を通過したアシルCoAはβ酸化の反応をうけてアセチルCoAに変化します。
アセチルCoAはTCA回路に組み込まれ、酸化されます。その過程で生じた水素を水素受容体であるNAD⁺及びFADが受け取ります【→NADH及びFADH2に】。
生じたNADH及びFADH2はミトコンドリアの電子伝達系に送られます。NADH FADH₂を電子伝達系の電子伝達体に供与することで酸化的リン酸化が起こり、たくさんのATPが生成されます。
まとめ
TCA回路→電子伝達系は酸素を使って効率よくATPを作り出す糖質・脂質の共通の代謝経路です。
TCA回路に取り込まれるためにはどちらもアセチルCoAになる必要となります。
糖質の代謝では、ピルビン酸が脱炭酸反応によってアセチルCoAに変換されます。
脂質の代謝では、脂肪酸がβ酸化を受けてアセチルCoAに変換されます。
アセチルCoAは、補酵素A(CoA)にアセチル基が結合した物質です。
パントテン酸はCoAの構成成分です。CoAはシステイン、パントテン酸、ATPが結合した化合物です。
パントテン酸が不足した場合、脂質や糖質のエネルギー代謝に支障をきたすと考えてください。
※たんぱく質の代謝にも関わっていますが、ここではスルーしています。
コレストロールの合成
引用元
コレステロールは体内でつくられる?
公益財団法人 日本食肉消費総合センター
アセチルCoAは、補酵素A(CoA)にアセチル基が結合した物質です。
パントテン酸はCoAの構成成分です。CoAはシステイン、パントテン酸、ATPが結合した化合物です。
パントテン酸はコレストロールの合成にも関与しています。
「コレストロール」という言葉を聞くと、「体に悪い」イメージが浮かぶかもしれません。
が、決してそうではありません。
コレストロールは細胞膜、ステロイドホルモン、胆汁酸、ビタミンDの前駆体の材料となります。
なので一定量のコレストロールは必要です。
なおパントテン酸(の代謝物)にはLDLを減らして、HDLを増やす働きがあります。
肝臓で合成されたコレストロールを全身に運ぶのはLDLです。LDLは肝臓で作られたコレステロールを血流を通じて体中の細胞に運搬する役割をしています。このコレストロールは細胞膜やホルモンの材料となります。
LDLはコレストロールを末梢組織まで運ぶ重要な役割を担っています。それなのにLDLが悪玉と言われているのはLDLが増えすぎると血管の壁にたまり、動脈硬化が進行してしまうからです。
HDLの主な役割はコレステロールを肝臓へ運搬することです。HDLは末梢組織で使われなかった余分なコレステロールを肝臓に戻す働きをします。血液中の余剰なコレステロールを回収して肝臓に戻すため、HDLが増えることは動脈硬化の予防になると言われています。
ステロイドホルモンの合成
ステロイドホルモンはコレステロールを原料に作られる脂溶性ホルモンです。糖質コルチコイド、ミネラロコルチコイド、エストロゲン、プロゲステロン、テストステロンがあてはまります。パントテン酸はステロイドホルモンの合成に関わっています。
脂肪酸の合成
脂肪酸は以下の流れ【イラストピンク部分】で生合成されます。
引用元
がんと脂質代謝
がん化学療法センター 公益財団法人がん研究会
パントテン酸は次の2点より脂肪酸の生合成に関与しています。
パントテン酸はCoAの構成成分です。
②ACP
ACPは脂肪酸合成酵素の一部で脂肪酸の生合成に欠くことのできないものです。
パントテン酸はACPの構成成分(ACPの補欠分子族である4′-ホスホパンテテインの構成成分)です。
アセチルコリンの合成
アセチルコリンは記憶、学習、認知能力に関わる神経伝達物質です。不足すると記憶力が低下し、認知症の発症リスクを高めます。パントテン酸はアセチルコリンの合成に関わっています。アセチルコリンはコリンとアセチルCoAをもとに酵素(コリンアセチルトランスフェラーゼ)の働きにより作られます。
パントテン酸のサプリメントによくあるキャッチフレーズ集
- 日々の美容と健康を支える成分
- エネルギー作りに欠かせないCoAの構成成分
- 毎日アクティブな生活を送っている人に
- 副腎皮質ホルモンに関係しているビタミン
- カフェインをよく飲む人におすすめ
パントテン酸の摂取量、不足、過剰
参照
日本人の食事摂取基準(2015年版) 厚生労働省
パントテン酸の豆知識
コーヒーやお酒を多く飲む方は、普段の食生活にパントテン酸サプリをプラスするというのもアリだと思います
パントテン酸と相性の良い栄養成分
・ビタミンB群
パントテン酸のレーダーチャート解説
- 6
このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる - 5
このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる - 4
このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる - 3.5
このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない - 3
このカテゴリーになんらかの効果があるもの - 2
このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる - 1
このカテゴリーとは関係ないと思われる
※4以上が摂取目的となっているカテゴリー
パントテン酸 総合評価 S 17.5
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS 18点
S 16点以上
A+ 14点以上
A 12点以上
B+ 10点以上
B 9点以下
髪(薄毛)評価4.5
髪は毛母細胞が細胞分裂することで生まれ成長していきます。
毛母細胞が細胞分裂するときには多くのATPを要します。なので発毛・育毛においてはエネルギー代謝を促進させる成分をとることが非常に重要となります。
毛根を元気にして髪を生やすカギは、『ミトコンドリアの活性化』と『発毛シグナルの増加』です。
ミトコンドリアは、細胞のさまざまな活動に必要なエネルギー(ATP)の生産を担っています。ATPは発毛・育毛エネルギーとしても必要であり、元気な髪を作るため為には、ミトコンドリアが元気でなければいけません。引用元
Vol.3 温泉で毛が生える? AGA、女性脱毛症、円形脱毛症、老人性脱毛症には温泉藻類®RG92
Colorda(カラーダ) HP
CoAの構成成分であるパントテン酸はエネルギー代謝を促進する成分として有名です。
パントテン酸はよく育毛目的のサプリに配合されていたり、育毛剤の成分に含まれていたりします。
肌(美白)評価4.5
しみのもととなるメラニンはチロシンとチロシナーゼ酵素が結合することで作られます。なので紫外線によりチロシナーゼが活性されるとメラニンがたくさん作られることになります。
ビタミンCにはチロシナーゼの活性を阻害する働きがあります。
パントテン酸にはビタミンCの働きを助ける働きがあります。
よく美白剤にパントテン酸が含まれていることがありますが、理由がこの「ビタミンCの働きを助ける」です。
●ビタミンCとL-システインが協力して、しみ、そばかすの原因となるメラニンの生成をおさえます。
●ビタミンCが黒色メラニンの淡色化を促進します。
●ビタミンB6が皮膚や粘膜の新陳代謝を促進し、パントテン酸カルシウムがビタミンCのはたらきを助けて効果を高めます。Amazon【第3類医薬品】システィナC 210錠 商品紹介より
体型(ダイエット)評価5.5
パントテン酸は糖質の代謝・脂質の代謝両方においてアセチルCoAの構成成分として深く関与しています。
エネルギーに代謝されなかった糖質・脂質は中性脂肪として体に蓄えられます。その代謝を促進するパントテン酸はダイエット効果の高い成分といえます。
体力(普段)評価6
糖質・脂質のエネルギー代謝において、糖質の場合(酸素アリ)は解糖系→TCA回路を経て、脂質の場合はβ酸化→TCA回路を経て、最終的に電子伝達系で酸化的リン酸化が起こることにより大量のATPが生成されます。
TCA回路に組み込まれるためにはアセチルCoAという物質に変換されなければなりません。
糖質の代謝では、ピルビン酸が脱炭酸反応によってアセチルCoAに変換されます。
脂質の代謝では、脂肪酸がβ酸化を受けてアセチルCoAに変換されます。
アセチルCoAは、補酵素A(CoA)にアセチル基が結合した物質です。
CoAはシステイン、パントテン酸、ATPが結合した化合物です。
パントテン酸はCoAの構成成分として糖質・脂質のエネルギー代謝に深く関わっています。
なおたんぱく質をエネルギーに変える際にもアセチルCoAが必要です。
パントテン酸は3大栄養素のエネルギー代謝において非常に重要な役割を担っているといえます。
その他(代謝)評価6
糖質の代謝(解糖系)や脂質の代謝(β酸化)によって生じるアセチルCoAがTCA回路に組み込まれ、酸化されることによってNADH及びFADH2が生じます。生じたNADH及びFADH2はミトコンドリアの電子伝達系に送られ、最終的に電子伝達系で酸化的リン酸化が起こることにより大量のATPが生成されます。
パントテン酸はアセチルCoAの構成成分です。
パントテン酸雑感
今回はパントテン酸について授業形式で語っていきます。
生徒1人の夜間学校の「先生(私)」と「年上の生徒」の
会話にてパントテン酸を説明します。
※向かって左 「先生」・右 「年上の生徒」
先生(以下、私):
え~ 今日は
「パントテン酸」について学びます。
パントテン酸とはビタミンB群に属する水溶性のビタミンです。
ビタミンB5とも呼ばれます。
パントテン酸はあらゆる食品に含まれています。なので通常の食生活を送っている限り不足することはありません。
生徒(以下、ハ):
あのさ~
そういうのはいいからさ~
フー フー
もっと重要なこと教えろや~
体内でどういう働きをするとかをさ~
私:
あの~
たいへん申しあげにくいのですが・・
ここ 禁煙なんで・・・
インタビュー中は・・・
その~
たばこのほうは・・・
お控えなすって! ください。
ハ:
フー フー
ごちゃごちゃいってんじゃねーよ!
ぶん殴られたいのか?
そうだな~
おまえ確か・・・説明下手だよな・・・
こっちからパントテン酸について質問するから
それに答える形で授業すすめよ~ぜ!
私:
質問形式・・・
・・・・・
まあ、それでもいいでしょう。
ではどうぞ!!
ハ:
そもそもさ~
フー フー
お前 パントテン酸のサプリとっているの?
なんか冒頭で あらゆる食品に含まれているとか・・・不足することはないってほざいていたけど・・
私:
パントテン酸単体のサプリのことですよね~
とっていますよ!
単体サプリ取り始めた時期は、このブログを始めてから数カ月たったぐらいです。
それまでは主にビタミンB群サプリからとっていました。
それに含まれている量で十分すぎると思っていたからです。
ハ:
・・・・・
それに含まれている量で十分・・・・
私:
日本におけるパントテン酸の1日の推奨摂取量って5㎎/日なんです。
私がとっているビタミンB群サプリ、例えばこのDHCの商品にはパントテン酸は40mg(1日2粒)
あとマルチビタミンのサプリになんかにも9.2㎎(1日1粒)が含まれていたりします。
合わせると約50mgです。
となるとこの2つのサプリからだけで推奨量の10倍は摂取していることになります。
で、当然ですが、食事からもパントテン酸をとっています。
ところで
パントテン酸の語源ってご存知ですか?
ハ:
パントテン酸の・・・・・
語源・・・・
・・・・・・
パントマイム!!
私:
パントテン酸の名前の由来はギリシャ語で「広くどこにでもある」からきています。
その名の通り、パントテン酸は動物性・植物性 問わず ありとあらゆる食品に含まれています。
ジャンクフードやインスタントラーメンからだろうが なんからだって
パントテン酸って余裕でとれちゃう成分です。
ということで私は 食事+B群サプリで十分な量をとってきました。
え~
質問はなんでしたっけ・・・
そうそう「パントテン酸のサプリとっている」か否かでしたね?
答えはYESです。
ここ2、3年ほど前から(B群に含まれているものだけでなく)単体サプリでも取るようになりました。
ハ:
ふーん
だいたい分かったよ!!
それでは・・次の質問を・・・
私:
補足すると、パントテン酸って腸内細菌で体内合成できます。
なので、ちょっと偏食気味の食生活をおくっていてもパントテン酸に限っては不足することはないと・・・
ハ:
話なげーよ!
B群サプリとか、語源のくだり 全く必要ねーし!
あと俺のパントマイムのぼけ 完全スルーしたし!
もう わかったから!!
ところで
なんで単体サプリを取るようになったんだ!
私:
今までは(十分な量を取れているので)取る必要のない成分だと思っていたのですが、
それが「パントテン酸って多くとればとるほどいいんじゃないか」という考えに変わったからです。
ハ:
それじゃあ答えになってないから!!
だからなんで「多くとれば取るほどいい」という考えに変わったんだよ!
私:
えーと
サプリ検索しているときにたまたま、パントテン酸のサプリにたどり着いたんですけど・・
そしたら、とにかく美容・健康にいいことばかり書かれていたのです。
パントテン酸は、ビタミンB5とも呼ばれ、コエンザイムA(CoA)の材料となり、糖質、脂質の働きに欠かせないビタミンです。また、水溶性ビタミンなので比較的短時間で排泄されてしまうため、サプリメントでの定期的な摂取がおすすめです。
時間をかけてゆっくり吸収される様に、タイムリリース加工になっています。
美容や健康、様々な場面で役立つパントテン酸を是非お試しください。引用元
[3個セット]パントテン酸 (ビタミンB5) タイムリリース 1000mg 60粒
商品説明
ナチュラルハーモニー 楽天市場
ハ:
・・・・
美容や健康・・様々な場面で役立つ・・・
私:
なんか私 パントテン酸に対して少し「なめていた感」があったのです。
パントテン酸って美容・健康 どのカテゴリーに対しても素晴らしい働きをします。
なのに「不足の心配がない」という考えだけで まったくもって重要としてきませんでした。
で、です。
さっきからパントテン酸って「不足することがない」ばっか強調していますが、
「過剰の心配がいらない」成分でもあります。
パントテン酸は過剰摂取による副作用ってまったく心配する必要がありません。
まあ・・・
「まったく」ってことはないかもしれませんが・・・・・
ハ:
なるほどね~
「美容や健康、様々な場面で役立つ」
このキャッチーなフレーズに見事に引っかかって、
できるだけ多く取ろうと思って単体サプリにも手をだしたってわけか・・・
ク ク ク
相変わらず ドアホな考えだな~
多く取ったら、それだけ効果があるというわけではないでしょ?
パントテン酸って水溶性ビタミンでしょ?
いくら多く取ったって 過剰になったらオシッコと一緒にでていくだけじゃん!
無駄でしょ! 多く取ったって!!
私:
他の水溶性ビタミンに限っては多く取っても無駄かもしれませんが、
パントテン酸に限ってはそれは当てはまらないと思っています。
なんでしょうか・・
無駄になっているかもしれませんが・・
無駄じゃないというか・・・
だってパントテン酸には過剰のラインがないんですもん。
どの辺で無駄になっているかわからないんですもん!
ハ:
もう~ 聞いてて
頭おかしくなりそう~
こいつ バカすぎる~
私:
そもそもですよ。
アメリカで販売されているパントテン酸のサプリってだいたい1粒500㎎配合されています。
1粒500㎎ですよ!!
たった1粒で日本の(日本人の食事摂取基準の)推奨量5㎎の100倍ですよ!
ちなみに、さっきのタイムリリース型は1粒1000㎎です。
アメリカで普通に500~1000㎎/粒が販売されている・・・
つまりパントテン酸をこれだけ多く取れば、それにともないパントテン酸の効果がより得られる
と考えることはできませんか?
つべこべいわず もうこれ
ガンガンいくべきっしょ!!
というわけで
ドラクエ4で例えると
今までは「呪文をせつやく」だったのが
「ガンガンいこうぜ」に作戦変更したという感じです!!
とにかく「パントテン酸の効果をより得るには、より多くとるべき」という考えに変わりました。
今では1粒500㎎を2粒あるいは3粒とっていますので、1日に1000㎎は軽くオーバーしています。
ハ:
1000㎎は軽くオーバーって・・・・
そんなにとってどうするんだよ!!
私:
パントテン酸て体内では主にCoAの構成成分として働きます。
CoAってエネルギーをつくるときにたくさん必要となりますよね?
CoAはエネルギー代謝以外にも、脂肪酸の合成、コレストロールの合成、アセチルコリンの合成などなど・・ありとあらゆるものに必要となります。
なので、体内多くあるに越したことはないわけで(たぶん)、
それにともない、
パントテン酸もたくさん必要となるわけです(たぶん)。
ハ:
フー フー
何、ちゃっかり小声で「たぶん」って言っているんだよ。
それ言われると説得力に欠けるんだよ・・・
もう 授業おしまいにしようぜー
私:
アッ!
いい忘れたのですが、パントテン酸って体内での変動が激しいのです。
変動というか消費です。
たとえばコーヒー・アルコールをよく飲む人、たばこをよく吸う人はパントテン酸の消費がものすごく激しくなります。
あとストレスを感じるとどんどん消費されていきます。
自分はこの4つのうちコーヒーとストレスがあてはまっているので、とにかく「パントテン酸を体内に多めに入れておきたい」と考え 単体サプリでとることにしています。
ハ:
えっ!!
・・・・・・
(コーヒー・アルコール・たばこって俺が毎日欠かさずとっているやつじゃんか!!
ってことは・・・もしかして俺の体内にあるパントテン酸って少ないのか?)
・・・・・・
カタカタ カタカタ
・・・・・・・
・・・・・・・
私:
おやっ どうかしました?
タイプ打つ手が震えていますよ!!
なにか気になることでもありました?
あっ そうそう
とっておきの情報を教えてあげますよ。
パントテン酸ってとにかく髪にいいんです。
シャンプーから育毛剤までありとあらゆるヘアケア商品に含まれている成分です。
ハ:
へ・へ・・・ヘアケア
か・か・髪にいい・・だと・・
カタカタ カタカタ
・・・・・・・
・・・・・・・
私:
シャンプー・コンディショナーに
「パンテーン」って商品ございますよね~
パンテーンシリーズはCMでバンバン流れているからご存知かと思います。
「パンテーン」はあの世界最大の日用消費財メーカーP&Gが販売している商品です。
この「パンテーン」の名前の由来ってなにから来ているかわかりますか?
もうひとつ質問を付け加えます。
この商品のウリである有効成分プロビタミンB5で何だと思いますか?
ハ:
も・もしや・・・
ま・ま・さ・か
パ・・パ・・・
パントマイム?
私:
そうです! パントテン酸なんです。
プロビタミンB5ってパントテン酸の誘導体パンテノールのことで、
パンテーンって名前はパンテノールから来てるんです。
パンテーン。それは、ビタミンB群パントテン酸の誘導体で、プロビタミンB5というビタミンB5の前駆体「パンテノール」が名前の由来です。今や様々な健康食品や美容製品に含まれているビタミンですが、中でもビタミンB5は傷や肌荒れなどに効果を発揮、古くから優れた治癒力が注目されていた成分です。そして1940年、スイスのある科学者が、偶然プロビタミンB5を塗布した皮膚からより健康的な毛が生えているのを発見したことが、パンテーン誕生のきっかけとなったのです。
引用元
ブランドストーリー
パンテーンのすべて パンテーンの秘密
P&G
よろしければ こちらもどうぞ。
プロビタミンB5は、パントテン酸の誘導体とも言われます。
毛髪の成長を促進するので育毛効果や白髪予防効果があります。髪に輝きを与えて、なめらかにするので育毛剤やコンディショナーなどのヘアケア商品に積極的に配合されています。
引用元
成分 プロビタミンB5(D-パンテノール)
デルマビジュアルズ
(株)エストラボ
ハ:
おんぎゃ~
なに この情報~
私:
もちろん パンテノールとパントテン酸は厳密にいうと違います。
また 外用と内服でその作用や効力も異なってくると思います。
ただし
「パントテン酸が髪にいい」は間違いありません。
ハ:
・・・・・・・
・・・・・・
私:
どうしたんですか?
放心状態になっていますが?
ところでなんで急にタバコ吸わなくなったんですか?
タバコ ガンガン吸っていいですよ!
その代わり あなたの体内にあるパントテン酸はどんどん減っていきますけどね!!
アハハ アハハ
ハ:
・・・・・・
う・・・う・・・う
私:
おやおや
見かけの割にメンタル弱いようですね~
「豆腐メンタル」ってこういうこと言うのでしょうか?
アハハ アハハ
ハ:
ふー
ふー
ふえーーん