S.O.D

S.O.Dの評価　A＋

S.O.Dとは、Super Oxide Dismutase（スーパー・オキサイド・ディスムスターゼ）の頭文字を取った名称で、
スーパーオキシドという体の酸化（サビ）の原因となる活性酸素を除去する酵素のことです。

活性酸素

活性酸素はほんらいは身体に必要なものです。

そもそも活性酸素は「酸化させる力」が非常に強い酸素のことをいいます。その強い力で体内に侵入したウイルスや細菌を取り除く働きがあります。活性酸素がある程度あるおかげで、外部からの刺激から体内にある細胞が守られ健康を維持できているのです。

ただ活性酸素が過剰に発生することが体に害を与えます。
※呼吸をするだけで活性酸素は発生しますので、基本、活性酸素は過剰に発生しているものと考えてください。

活性酸素は適量ならば細胞を保護しますが、過剰に発生してしまうと、健康な細胞まで酸化させてしまいます。酸化すると細胞の老化が早まります。体内のあらゆる組織、器官が衰えます。

具体的には

肌が老化し、シミ、シワ、そばカスができる。
髪が老化し、抜け毛、切れ毛が増える。
血管が老化し、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病など生活習慣病の発症リスクが高まる

といったことで、これらは、体内にある組織の細胞が活性酸素により酸化され引き起こされることです。体内の細胞が酸化し、老化することを「身体がサビる」と表現することが多く、活性酸素は身体のサビの原因といわれいます。

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活性酸素はよく「活性酸素」として一括りでいわれていますが、活性酸素には4種類あります。

スーパーオキシド
スーパーオキシドは活性酸素のなかでも最も大量に発生する活性酸素です。スーパーオキシドは３大栄養素をエネルギーに変える時に発生する活性酸素です。なので普通に生活している中で生まれてしまう活性酸素といえます。
ウイルスや細菌などが体内に侵入した時にも一番初めに放出され除去するといった善玉作用もあります。４つの中では酸化させる力は一番弱いです。
スーパーオキシドが過剰に発生されることが身体をサビさせる主たる原因で、スーパーオキシドから酸化力がより強力な活性酸素「過酸化水素」や「ヒドロキシラジカル」が生まれてしまいます。

過酸化水素
上で挙げたスーパーオキシドを除去したときに生まれる活性酸素です。
スーパーオキシドがS.O.Dという酵素によって分解されたときに、生成される活性酸素です（SODはスーパーオキシドを酸素と過酸化水素に分解します）。体内の細菌を無毒化させる善玉の作用もあります。
体内にある抗酸化酵素カタラーゼなどのはたらきにより無害化され水になりますが、構造が不安定なので害を与える成分に変わる可能性もあります。有害な成分に変形したときに厄介な活性酸素となります。酸化させる力はスーパーオキシドより強いですが、後述する２つよりは弱いです。

一重項酸素
紫外線などで生成される活性酸素です。紫外線を浴び続けると一重項酸素が発生し体内にある脂質を酸化させ過酸化脂質に変えてしまいます。たとえば肌の真皮層にあるたんぱく質（コラーゲン）を酸化させ変質させます。美肌にかかわる成分コラーゲンが酸化することで肌のハリ、弾力が失われシミ、しわなど見た目の老化を促します。皮膚がんの原因にもなる非常に強い酸化力を持っています。

ヒドロキシラジカル
ヒドロキシラジカルは、活性酸素の中でもっとも酸化力が高いです。紫外線により発生したり、スーパーオキシドから生まれた過酸化水素が体内にある鉄や銅などの金属イオンと反応して生成される活性酸素です。スーパーオキシドの数十倍もの強い酸化力を持っていてがんの発生や老化、生活習慣病の直接的な原因になっているといわれています。ヒドロキシラジカルを分解する抗酸化酵素は、体内にはありません。

私たちの身体には、体内で余剰になり害を与える「活性酸素」を分解、除去し無毒化してくれる「酵素」が備わってます。その酵素のことを「抗酸化酵素」といいいます。

S.O.Dは抗酸化酵素の一つで、活性酸素の中で一番ポピュラーなスーパーオキシドを抑制する酵素です。
※抗酸化酵素は他にも過酸化水素を水と酸素に分解するカタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなどがあります。

体内で活性酸素が発生しても、こうした抗酸化酵素がしっかりと働いていれば、体の酸化を防ぐことができます。
ただS.O.Dをはじめとする抗酸化酵素を作る力は加齢とともに衰えていきます。
40歳前後から低下するといわれています。年をとると老化したり、病気になりやすくなるのは体内にある抗酸化酵素の減少が大きな原因の一つです。

S.O.Dのサプリメントは減少するS.O.D酵素を補う成分です。

S.O.Dの摂取目的

摂取目的は「抗酸化」、活性酸素を除去して身体がサビるのを防ぐことです。

摂取目的

その他「抗酸化」　

S.O.Dの効果・効能

細胞
体内に活性酸素が過剰に発生すると、ありとあらゆるの組織の細胞を酸化させます。細胞を酸化させるとは、簡単にいうと細胞の生まれかわりを遅らせ、老化させるということです。
細胞は、DNA（デオキシリボ核酸）とRNA（リボ核酸）が正しく作用することで古い細胞から新しい細胞に生まれ変わります。
DNAは、新しい細胞をつくるときに必要な設計図のような働きをしていますが、活性酸素は、このDNAの損傷を引き起こします。DNAが傷つくことで新陳代謝がうまくいかず、老化や病気へとつながります。S.O.D酵素は活性酸素を除去する働きがあるので細胞の新陳代謝をサポートする働きがあるともいえます。

肌
皮膚の真皮層にある繊維芽細胞はコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった「肌のハリ、弾力、潤い」に関係している成分を生み出す細胞です。また表皮にある角化細胞が細胞分裂を活発に行うことで肌のターンオーバーが正常に行われます。
過剰な活性酸素がこれら肌の細胞にダメージを与えます。そして細胞だけでなくコラーゲンなどの成分も壊していきます。活性酸素を除去することは美肌を守るために重要です。抗酸化酵素であるS.O.Dは肌を守る重要な成分といえます。

髪
活性酸素は髪にも影響を与えることがわかっています。髪は18種類のアミノ酸で形成されています。その中には抗酸化物質として活躍するアミノ酸も含まれています。活性酸素が過剰に増えると、そのアミノ酸が活性酸素除去のために働くことになり、髪の成分が分解され、バランスが崩れていきます。髪の毛そのもののコシがなくなり、髪の毛が細くなったりしてしまい、通常より早く抜け落ちてしまいます。

また毛母細胞が細胞分裂することで、髪が生まれ、成長していきますが、活性酸素は毛母細胞を酸化させ、その機能を衰えさせます。髪の土台である皮脂を酸化させ毛穴づまりも引き起こします。

活性酸素は髪にも多大なる悪影響を与えるものです。活性酸素の除去に働くS.O.Dは髪のトラブルを未然に防ぐ成分といえます

生活習慣病
活性酸素によって酸化した細胞は、肌や髪だけでなく、身体に様々な影響を与えます。血管、臓器といった身体にあるあらゆる組織の細胞を酸化させます。身体の酸化は老化させるだけでなく、重大な病気も引き起こします。

例えば、血液中のＬＤＬ（悪玉）コレステロールを酸化させ、血管の老化を促進し動脈硬化を発生させます。

動脈硬化だけでなく活性酸素が原因となって発症する疾患は多々あります。糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病があげられます。生活習慣病の発症のリスクを下げるためには、体内の活性酸素を抑制するために抗酸化酵素を増やすことや抗酸化物質をとることが大切になってきます。S.O.Dは抗酸化酵素の一つです。

S.O.Dのサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

有害な活性酸素と戦う酵素
体のサビを防ぐS.O.D酵素の生成をサポート
年齢とともに減少する成分
若々しい体を維持する
加齢にともなう病気予防に

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S.O.Dの摂取量、不足、過剰

S.O.Dの摂取量

S.O.Dは体内で作られる抗酸化酵素なので、推奨摂取量というものはありません。ただ加齢とともに減ってしまうことがわかっています。特に40歳前後での低下が顕著にあらわれます。
S.O.D酵素の働きをを補うためにS.O.D様成分というものがあります。そのS.O.D様成分として有名なのは、明日葉（茶）、ルイボス（ティー）などです。これらを積極的にとることは減少するS.O.D酵素を補うことになります。
またビタミンC、Eなどの抗酸化物質をとることは、体内で減ってしまう抗酸化酵素の代わりになるともいえます。

S.O.Dが不足

S.O.D酵素が不足していると活性酸素を除去する力が弱まり、体のあらゆる細胞が酸化します。酸化することにより、肌のハリ、弾力、潤いは失われ、髪は細く抜けやすく、生活習慣病のリスクが高まります。S.O.D酵素が減ってしまうことは老化することといえます。

S.O.Dの過剰

S.O.Dの過剰というのは考えられません。例えばS.O.D様成分を過剰にとると、下痢など腹痛を引き起こしますが、それはS.O.Dが過剰となったから引き起こされるのではなく、他の成分が過多になり胃に負担を与えたと思われます。
サプリメントで摂取する場合は必ず指定されている摂取量を守ってください。

S.O.D、活性酸素の豆知識

酸素

人間は酸素を使って食事で摂った栄養素を燃やし、エネルギーを作りだします。このエネルギー代謝の過程で活性酸素は生まれます。なので普通に生きていても必ず活性酸素は生じてしまうものです。
人は呼吸することによって1日に500リットル以上の酸素を体内に取り入れているといわれていますが、そのうち２％が活性酸素に変わるといわれています。

活性酸素の原因

活性酸素が生じる原因は様々です。
大気汚染、化学物質、排気ガス、レントゲンの放射能、農薬というものから活性酸素が生じます。
身近なものだと紫外線、過度の飲酒、たばこの煙、激しい運動などがらも生じます。これらは避けよう（減らそう）とすれば避けられるものですが、避けようにもなかなか避けられないものからも発生します。
呼吸、ストレス、電磁波といったものです。

フリーラジカル

活性酸素はフリーラジカルと呼ばれることがあります。まったくのイコールかというとそうではありません。活性酸素は4種類（スーパーオキシド、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキシラジカル）あるといいましたが、このうちスーパーオキシドとヒドロキシラジカルのことをフリーラジカルと呼びます。

S.O.D様成分

S.O.D様成分とはS.O.Dと似た抗酸化成分を持つものです。有名なものだと明日葉、ルイボスです。

抗酸化酵素と抗酸化物質

「抗酸化力」の中心となっているのは活性酸素から酸素を奪い取ってその強い酸化力をなくす「抗酸化酵素」と活性酸素を除去し、酸化されるのを抑える働きをする「抗酸化物質（成分）」の２つです。
抗酸化酵素は体内にあるもので、抗酸化物質とは食事など外から取り入れるものです。
抗酸化物質として有名なのはビタミンC、E、Aなどです。体内にある抗酸化酵素は加齢ともに減ってしまうので、外から抗酸化物質を取ることでその働きを補うことが大切となります。

S.O.Dのイメージ

ルイボスティー

体のサビを防ぐ（いつまでも若々しく元気で）

S.O.Dと相性の良い栄養成分

・ビタミンなどの抗酸化物質
・ミネラル

S.O.Dの勝手にランキング

S.O.Dのレーダーチャート解説

評価基準

６　
このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
５　
このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる
４
このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
３．５　
このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない
３
このカテゴリーになんらかの効果があるもの
２
このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる
１
このカテゴリーとは関係ないと思われる

※４以上が摂取目的となっているカテゴリー　

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S.O.D　総合評価　A＋　１４．５

　総合評価について
５つのカテゴリーのうち、評価が高い上位３つのカテゴリーを足したものです。「B～SS」でつけています。
SS　　18点
S　　16点以上
A＋　14点以上
A　　12点以上
B＋　10点以上
B　　9点以下

髪（薄毛）（白髪）評価３．５
髪はケラチンという18種類のアミノ酸が合わさったたんぱく質でできています。このアミノ酸の中には抗酸化物質としてはたらくものがあります。
活性酸素が体内に増えるとこのアミノ酸が活性酸素を除去するほうに働いてしまい、髪の成分バランスが崩れていきます。髪が細くなったり、白髪になったりするということです。
また活性酸素は体内のあらゆる細胞を酸化させます。髪を生みだす「毛母細胞」も酸化させ、その機能を衰えさせ、抜け毛を増やします。活性酸素は髪の毛にダメージを与えるものです。この活性酸素を除去する働きをする抗酸化酵素S.O.Dは髪に必要なものといえます。

肌　評価５
肌のターンオーバーを促進する、肌にあるコラーゲンなどの美肌成分を生み出すのは肌にある細胞です。活性酸素はその細胞を酸化させます。酸化することで、ターンオーバーが遅れ、コラーゲンなどの生成量は少なくなり、肌トラブルを発生させます。細胞だけでなく、コラーゲン繊維自体を破壊するので、肌のハリ、弾力が失われます。皮膚にある脂質が酸化することで、過酸化脂質が生じます。過酸化脂質はメラニンの排出を難しくし、しつこいシミの原因にもなります。
活性酸素は肌にとってマイナスのことばかりです。体内のS.O.Dの量を増やすことは肌の観点からもとても大切です。

体型　評価３．５
活性酸素が増えると体内にあるありとあらゆる細胞の老化を促します。それにより筋力落ち、代謝機能も落ち、脂肪がたまりやすくなります。活性酸素を除去することは、体型維持にとっても大切となります。

体力（普段）評価３．５
活性酸素は体内のあらゆる細胞の老化を促します。これは単に髪、肌、体型といった見た目の老化を促すだけでなく、生活習慣病を引き起こす原因となります。血管を老化させ、動脈硬化、高血圧、糖尿病が発症するリスクを高めます。健康な毎日を送るために過剰な活性酸素の除去は大切です。それに大きく貢献するのはS.O.Dという抗酸化酵素です。

その他（抗酸化）評価６
4種類ある活性酸素なかで一般的なものはスーパーオキシドです。エネルギーを生みだす過程で発生する活性酸素です。要するに生きている限り、発生してしまうものです。またスーパーオキシドから酸化する力がさらに強力な過酸化水素やヒドロキシラジカルに変化します。いわば活性酸素のおおもとであるのがこのスーパーオキシドです。スーパーオキシドを除去する抗酸化酵素S.O.Dは、「抗酸化」のカテゴリーでは文句なしに満点です。

S.O.D雑感

S.O.D、このアルファベット3文字で思い浮かぶのは、間違いなくあっちだ。男性諸君ならお分かりでしょう。がなりさんが設立した会社だ。女性社員がいとも簡単に・・・

おっと、余談はここまでにします。

私がその他のカテゴリーに入れているもので特に注力しているのが「成長ホルモン」「細胞」「代謝」「睡眠」と「抗酸化」です。いっぱいあげてしまったので、希少価値が薄れてしまいましたが「抗酸化」はアンチエイジングにとってとっても大事です。

というか酸化する＝体がサビること＝体が老化することなので、
アンチエイジングって日本語では抗老化と訳されますが、アンチエイジングを抗酸化ととってもまったく問題ない思っています

で、体の老化（サビ）の原因は活性酸素なのです。ズバリ活性酸素です。

活性酸素が過剰に増えることで老化していくのです。

活性酸素は大気汚染とか化学物質から生まれてきます。まあこの辺はなんとなくわかりますし、ある程度、避けようと思えば避けれるものです。
紫外線やタバコの煙とかからでも発生します。これらを避けることは、なかなか厳しいかもしれませんが、引きこもりの私にとってそんなに大きな問題となっていません。
この辺りまでは、意図的に防御しようと思えば、ある程度、防御できるものたちです
が、活性酸素は、困ったことにストレスでも発生するものです。

というか呼吸するだけで発生します。

ここまでくるとどうにもなりません。

ただ人間というのは上手くできていて、体内にはこの活性酸素を除去する「抗酸化酵素」というのが備わっているのです。これが今回紹介したS.O.Dというものであったり、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼといったものです。

安心ですね。

・・・・・

で、です。聞き飽きたと思いますが、言っていいですかあのセリフ？

ハイ、言います。

加齢とともに減ってしまうのです。
抗酸化酵素を体内で作る力は４０手前ぐらいからガクンと減っていくのです。

S.O.D酵素は活性酸素のなかで一番ポピュラー（この表現が正しいかわかりませんが）なスーパーオキシドを除去する酵素です。
スーパーオキシドはエネルギーを生み出す過程で発生するものなので、いわば生きている限り生まれてくるものです。さらにスーパーオキシドから過酸化水素やヒドロキシラジカルにパワーアップしちゃいます。

スーパーオキシドは活性酸素のおおもとといっても過言ではありません。
※ちなみに過酸化水素を除去する抗酸化酵素（カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ）は体に備わっていますが、ヒドロキシラジカルを除去するものは備わっていません。

なのでスーパーオキシドの段階でできるだけたくさん除去することが大切です。
だから加齢とともに減ってしますS.O.D酵素を増やす必要があります。

ところで、そんなS.O.D酵素を増やすサプリメントなんてあるのでしょうか？

（アイキャッチ画像で出しているのでバレバレですか）
S.O.D酵素は、あります。

コレです。これさえあれば、スーパーオキシドを減らせるのです（たぶん）。

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