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葉酸を取るとなると「食品」or「サプリ」の2択です。
※葉酸に限らず栄養成分は基本そうなんですけど・・・
葉酸はどっちからでもいいんですけど、サプリからのほうに分があると思います。
理由を簡単に説明します。
食品に含まれている葉酸は、プテロイルポリグルタミン酸です。
葉酸は狭義には,プテロイルモノグルタミン酸という物質を指します.しかし,食品中の葉酸は,1個(モノ)から数個(ポリ)のグルタミン酸が結合したポリグルタミン酸型で存在しており,さらに水素が付加した還元型で,メチル,メチレン,ホルミル基が付いている場合もあります.
引用元
5. 葉酸の重要な役割
PDFページ 1/2
J-STAGE
プテロイルポリグルタミン酸を体内に取りいれると吸収過程でワンクッションが必要となります。
通常の食材中に含まれている葉酸は、その構造中に複数のグルタミン酸が付いた形態(プテロイルポリグルタミン酸)として存在しています。通常、この形態の葉酸が体内に吸収されるためには、消化管でグルタミン酸が1つの形態(プテロイルモノグルタミン酸)にまで分解されなければなりません。一方、加工食品に添加されたり、サプリメントとして利用されたりしている葉酸はプテロイルモノグルタミン酸の形態であり、体内への吸収性が高いことが知られています。
引用元
15. 野菜と葉酸の関係について教えて下さい。
野菜等健康食生活協議会事務局
一方 サプリの葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸なのでワンクッションが必要ありません。
ということで、葉酸摂取に力を入れるならば基本 サプリからがよろしいかと思います。
さて、葉酸は体内に取り入れられると、【ジヒドロ葉酸→テトラヒドロ葉酸→5,10-メチレン₋テトラヒドロ葉酸→5-メチルテトラヒドロ葉酸→】という順に変換されます。
吸収されたモノグルタミン酸型葉酸は、ジヒドロ葉酸を経て、「テトラヒドロ葉酸(THF)」に変換され、これにメチル基が付いた5メチルテトラヒドロ葉酸としての機能を果たします。
引用元
葉酸代謝に関係するテトラヒドロ葉酸とは?
エレビット
さらに、「ジヒドロ葉酸」、「テトラヒドロ葉酸(THF)」に変換され、葉酸として生体内で役割を果たした後、ビタミンB6を補酵素として「5,10-メチレン-THF」に変化します。さらに「5,10-メチレン-THF」は、ビタミンB2を補酵素としたMTHFRによって「5-メチル-THF」に変換され、「5-メチル-THF」はビタミンB12を補酵素として「テトラヒドロ葉酸」に再生されます。
引用元
葉酸は、体内でどのように変化する?
エレビット
そして葉酸としての機能を果たします。
ところで、日本人の7割は5-メチルテトラヒドロ葉酸に変換するに必要な酵素MTHFRの活性が低く、効率的に葉酸を利用できていないとされています。
日本人の約7割はこの遺伝子に変異があると報告されており、このようなタイプの方では、MTHFRの酵素活性が低く、葉酸を体内で利用できる形にする力が弱く、不足しやすい体質といえます。
引用元
日本人の約7割は葉酸が足りていない!?遺伝的に葉酸が不足しやすい体質かがわかる「DNA YOSAN 葉酸代謝遺伝子検査キット」を2018年8月1日より新発売。
PR TIMES
そんな方(活性する力がちゃんとあるか心配な方)は俗にいう活性型葉酸のヤツを取るとよろしいかと思います
海外ではFolic Acidの他にメチルフォレート、メタフォリン、天然型葉酸、活性型葉酸などと呼ばれる5-メチルテトラヒドロ葉酸(5-MTHF)が販売されています。
引用元
産婦人科院長が語る、妊娠ビタミン「葉酸」の役割
サン・クロレラオンラインショップ
一方、海外では、上記の2つとは別に「活性型葉酸」のサプリメントがあり、当社でも「活性型の葉酸はありますか?」などのお問い合わせをいただくことがあります。
しかし、残念ながら日本ではサプリメントに活性型葉酸を配合することはできません。引用元
Q『葉酸+VB6・VB12・VC』に含まれる葉酸は天然型葉酸と合成型葉酸どちらですか?
ヘルシーパス
さて、今回は 実は Jarrow Formulasのメチルフォレート 400mcg をレビューするために書いてきたのですが、後々になってすでに作成済みであることに気が付きました。
Jarrow Formulas メチルフォレート 400mcg
ということで、急遽「DHCの葉酸」に変更しました。
というわけで、活性型葉酸の話はなかったこととさせてください。
それではレビューです。
海外の一部商品と比べるとアレ(活性型でない・コスパが劣るなど)ですけど全然悪くないと思います。
自身も結構買っています(買っていました)。
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※レビューの内容について
→個人の見解です。